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ワンちゃん

楊逸

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163268804
ISBN 10 : 4163268804
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2008
Japan

Content Description

ワンちゃんは働き者。女好きの前夫に愛想をつかし、見合いで四国の旦那のもとへ。旦那と姑に仕えながら、農村の男たちを中国に連れて行き、集団見合いをさせる…。〈受賞情報〉文學界新人賞(第105回)

【著者紹介】
楊逸 : 1964年生まれ。中国・ハルビン市出身。中国籍。1987年、留学生として来日。お茶の水女子大学卒業。卒業後、在日中国人向けの新聞社を経て、中国語教師として働く。2007年、「ワンちゃん」で第105回文學界新人賞を受賞。同作が第138回芥川賞候補作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • そうたそ

    ★★☆☆☆ 文学界新人賞受賞作を含む二編を収録した作品集。外国人初の芥川賞受賞者として一躍有名となった作者だが、この作品もデビュー作ながら、第二言語でここまでのものを書けるとはと驚いてしまう。作者に敬意を払う上では他の作家と同基準で考えるべきなのだろうが、どうしてもその驚きが先行してしまう。とはいえ、やはり読んでいて所々で「ん?」と思い躓いてしまう文章が見られた。一方で、中国人ならではの表現というものもあったわけだから、そういう意味では日本人作家には書けない唯一無二の作品であるんだろうと思う。

  • kaoriction

    働き者のワンちゃん。紆余曲折を経て、日本で旦那と姑の面倒をみながら、農村独身男たちを中国に連れてお見合いツアーを仕切る。ユーモア溢れる、というよりも、結構シビアな現実を行ったり来たり。頑張るワンちゃんだけれど、別れた息子の「あんなに働いて、何か良いことがあった?」が言い得て妙、真実なのかもしれない。「踏んでいる町こそ様々であるものの、ほかに変わるものはあるのだろうか」異国で暮らそうが、生まれた国で暮らそうが。地に足をつけて生きることの意味…ムツカシイですね。併録の『老処女』も然り。楊 逸の世界、深いな。

  • Fondsaule

    ★★★★☆「ワンちゃん」「老処女」の二編。以前読んだ「時の滲む朝」が良かったのでこの作品も読みたくなった。中国から日本に来た女性の気持ちの動きがよく伝わってきた。とてもよかった。

  • むつこ

    中国出身の作家(楊)さん、お初です。中国からやってきた女性2人が主人公の中編2つの小説。題名になっている「ワンちゃん」は、妻を求める日本人男性の仲介業をしながら義母の介護をするお話。「老処女」は、結婚するまで清い身体でいるのが当たり前と育ちながら45歳になってしまったお固すぎる女性のお話。大陸の女性の考え方ってわかるようでわからないような・・・共感するには時間がかかりそうです。

  • タピオカ

    「ワンちゃん」最初の結婚で苦労したワンちゃん。日本人と再婚し、日本人男性と中国人女性のお見合いツアーの仕事をする。幸せな結婚ではないが姑を介護し、別の日本人男性へ想いに気づき苦しむ。「老処女」45歳の高学歴中国女性が日本の大学で博士号と女の幸せを求めて葛藤する。どちらも中国人女性の強さを感じたし、せつなかった。何とか幸せになって欲しい。

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