狩人は都を駆ける

我孫子武丸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163265605
ISBN 10 : 4163265600
フォーマット
出版社
発行年月
2007年12月
日本
追加情報
:
20cm,255p

内容詳細

動物嫌いの私立探偵のもとには、なぜかペット絡みの依頼ばかり舞い込んで…。ドーベルマン誘拐、野良猫連続殺し、ドッグショーの警備など、手に汗握る傑作ミステリー。「弥勒の掌」以来、3年ぶりの新刊。

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読書メーターレビュー

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  • 糸巻 さん

    動物嫌いの探偵の元に舞い込む依頼は犬猫絡みの事件ばかり。獣医師の沢田や使えないアルバイトの坂東などの脇役も印象的で話を盛り上げる。表題作の中編の他、短編4話収録。動物絡みのミステリに釣られて手に取ったが面白かった。日常の謎的なものから、しっかり犯人がいて犯罪も起こるエピソードもあり、するすると読めるわりに満足感もあった。表題作の犯罪者に容赦ないオチは少し意外だったが好みである。

  • 那由多 さん

    動物嫌いの探偵に持ち込まれる動物絡みの案件を解決する短編集で、我孫子さんにしては毒々しさがなくて割と好きな部類だった。『黒い毛皮の女』を最後に持ってきたのがいい。

  • red さん

    あとがきによると「ディプロトドンティア・マクロプス」の前日譚にあたるそうですが、ディプロ〜読んでからあまりに年数を経ていて全く人物を覚えていなかった。ハードボイルド調、ややコミカル系な動物絡みのミステリー。結構謎の部分はあっさりでさらっと読めました。ペットが誘拐されても、誘拐じゃなく窃盗になり、殺されても殺人じゃもちろんなく器物損壊。実に動物は法律上、扱いが軽い。

  • 眠り猫@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同) さん

    動物探偵(?)なのか? 軽い感じだけど、結構ダークな一面も 面白くはあるけれど、我孫子さんらしさが薄い というわけで、なんとも中途半端な一冊

  • ゆるるん さん

    動物が苦手な探偵の元に舞い込んでくる事件は、何故だか動物に関係する仕事ばかり。ちょっとコメディーテイストな探偵ものの短篇集です。驚きっていうものは特にありませんけど、流石の我孫子さん。読んでて安心感があります。どれも動物が絡んでて、ペットとミステリーが好きな人にはたまらないと思います。動物好きの気持ちがすごく表現されていました。主人公の性格も憎めなくていい!個人的には表題作の「狩人は都を駆ける」と「黒い毛皮の女」が好きでした。短篇集なので、気軽にサクッと読めるので時間がない人にもオススメ!

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人物・団体紹介

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我孫子武丸

1962年、兵庫県生まれ。京都大学文学部哲学科中退。同大学推理小説研究会に所属。新本格推理の担い手の一人として、’89年に『8の殺人』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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