レイ・ブラッドベリ

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さよなら、コンスタンス

レイ・ブラッドベリ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163243207
ISBN 10 : 4163243208
フォーマット
出版社
発行年月
2005年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,264p

内容詳細

死者と死すべき者の名が記された手帳を残して消えた往年の名女優コンスタンスを追って、ハリウッドの夢の跡をさまよう探偵小説作家の見た真相とは…。ノスタルジックな詩情で読者を酔わせる幻想探偵小説。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO さん

    1985年から2002年にかけて書かれた三部作の最期の作品です。探偵小説とは言っているものの、レイ・ブラッドベリご本人を主人公にした冒険小説のような印象を受けました。レイ・ブラッドベリファンにとっては少しタイプが異なるので読む人は少ないのかもしれません。私は別の観点から楽しめました。

  • Mishima さん

    見えない君を探し続ける。ちらっと感じる君の気配を手がかりにして。君は撹乱する。それ、無意識かな。相棒もいなくはないけど、どちらかというと、孤独を緩和させるための奴らさ。アルコールと似てんな。なんのためになんて、とっくのむかしに忘れたよ。人生なんてさ、暇つぶしみたいなものさと、ふとよぎる。だったら、正体不明の、亡霊じみた君を追いかけるって選択も酔狂が優ってて、俺冥利に尽きるよな。教会の懺悔室に通うより濃密さ、だろ?

  • MICK KICHI さん

    ブラッドベリ自身を投影した作家が主人公のミステリー3部作の完結編。1960年代のハリウッドを舞台に、美と背徳を象徴する伝説の女優コンスタンスの失踪を追います。異様だけれど、どこか愛着を感じる登場人物が次々に現れ、映画の都をノワールに染めます。 主人公の愛すべき弱虫キャラと無骨で心優しい刑事のコンビが中々楽しませてくれます。

  • 紅はこべ さん

    舞台は60年代ハリウッド。語り手の小説家の元に旧知の女優コンスタンスが訪れる。何者かから、60年前の電話帳と捨てた筈の住所録が送られてきたという。中の人名は殆どが死者、また住所録の幾つかの人名に十字架の印が。この2冊を死者の書になぞらえ、コンスタンスは姿を消す。小説家は友人の刑事と共に十字架の印のついた名の主を訪ねて回るが、彼らは次々に死んでゆく…。ハードボイルドと銘打っているが、やはりブラッドベリ、幻想とファンタジーと詩の世界。

  • ふゆ さん

    初めて出会った時からレイ・ブラッドベリは私に手厳しい。スピード感と単語、翻弄される感じはもう、さすがとしか言いようがないです。忘れ去られたコンスタンス、残された電話帳、優しく若いブラッドベリが彼女を探して古いハリウッドを巡る。女優の小さな足跡を辿れば、風変わりな愛すべき人に出会う妙。読書会の課題テキストがレイ・ブラッドベリだったのですが参加できず、未練がましく他の本など読みました。表紙がかっこいい。

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レイ・ブラッドベリ

1920‐2012年。イリノイ州生まれ。宇宙時代の抒情詩人との異名を取る、アメリカ文学を代表する幻想作家。47年、初めての作品集『黒いカーニバル』を発表。50年に刊行した『火星年代記』は世界的な評価を受ける

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