特別室の夜

伊野上裕伸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163227207
ISBN 10 : 4163227202
フォーマット
出版社
発行年月
2004年03月
日本
追加情報
:
20cm,310p

内容詳細

海辺に立地する、見るからに優雅な老人病院。だが、どこかおかしい…。資産家ヤクザの組長、有名俳優の妻など、不安に眠れぬ特別室の患者たちを癒すために大学病院から派遣された看護師を待ち受けていた現実とは。

【著者紹介】
伊野上裕伸 : 昭和13(1938)年、大阪府生れ。国学院大学文学部日本文学科卒業。高校教師、興信所調査員等を経て、昭和50年から損害保険調査員として働く。以来、三浦和義事件をはじめ交通事故・医療・火災調査などを数多く手掛けた。平成6年、「保険調査員赤い血の流れの果て」で第33回オール読物推理小説新人賞を受賞。平成8年、『火の壁』で第13回サントリーミステリー大賞読者賞及び日本リスクマネジメント学会文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ちょこまーぶる さん

    病院に勤めているので、経営の大変さがヒシヒシと感じた一冊でした。院内での患者処遇の格差が病棟によってかなりの差があり、しかも命までもを治療と言う名目で操作しながら経営を重視する経営者とそんな病院の闇の部分を暴いていこうという立ち上がった医師・看護師の話ですが、医療の世界で仕事をしているとすべてを正論で進ませていくことがベストなのか?という疑問も持ってしまうのが現実で、この本の内容も正面から否定していいのかどうか?と感じてしまいました。で、こんな感じの病院も確かに存在している現実も知っていることが辛い。

  • あー さん

    お金の話が多くて、それもかなり大金で、ゲスだなぁ。と、読むのを断念しそうだった。最後まで読んだけど、やっぱりゲスな事が多かった。

  • おこわ さん

    訳ありなお金持ち老人が集う特別病棟と、訳あって一般の施設へ入所困難な老人が集まる病棟。天と地どころか、世界か次元の境を超えたような扱いの違いに潜む病院側の思惑が事件を生み出すのだが。個人的にはこの設定と伊野上さんの世界観で病院の日常を描いてくれたらもっと面白かったのに!と、ちょっと残念に思った。

  • nyanlay さん

    意外と言っては失礼かもしれないけど、読み応えがあった。読み進んでいるうちに戸惑いはあったものの、今の医療問題、特に老人医療については対岸の火事ではなく現実問題として考えさせられた。登場人物もありきたりの陳腐なラストじゃなくて良かった。

  • つる さん

    老人医療の問題点とか難しさはよくわかったけど、ミステリーとしてはちょっと。。。 図書館で借りたんだけど、途中、喋ってる人の名前が間違ってたりしててどこぞの人に鉛筆で直されてたのは面白かった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

伊野上裕伸

昭和13年、大阪府生まれ。国学院大学日本文学科卒業。高校教師、興信所調査員などを経て、昭和50年から損害保険調査員として働く。三浦和義事件など、数多くの保険金詐欺事件の調査を担当。「赤い血の流れの果て」で第33回オール読物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。「火の壁」で第13回サントリーミステリー大賞

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品