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すべてのユーザーレビューを見る(7件)
CD
36のギリシャ舞曲 第1集、組曲第1番、バレエ音楽『海』より ステファノス・ツィアリス&アテネ国立管弦楽団
スカルコッタス、ニコス(1904-1949)
この商品のすべてのユーザーレビュー(2件)
投稿日:2023/04/27
ニコス・スカルコッタスはギリシャの作曲家で、同国を代表する作曲家です。 日本では知名度は高くないものの、ギリシャの作曲家では比較的知られている。 ナクソスはすでに第一集と言える一枚を出しているのだが、これはそれに続くもの。 冒頭の『36のギリシャ舞曲』はスカルコッタスが今日まで知られるきっかけとなった作品で、特に本盤収録の第1集の三曲目が有名だ。 この作品はギリシャ国民楽派に相応しい、民謡風のメロディが出てくる作品で、他のレビューアーさんがヴラディゲロフの名前を出しているが、ヴラディゲロフもスカルコッタスもパウル・ユオン門下なので何かしら影響はあるのかもしれない。 一方バレエ組曲『海』は描写的な作品で、タイトルに波のダンスが持って来られているのもわかる。 これも作品としてはなかなかのもの。 組曲第1番はまだシェーンベルクらに習っていた時代の作品で確かに力作ではあるが、一度聴くと充分だろうか。 ステファノス・ツィアリス指揮、アテネ国立管弦楽団の演奏である。 演奏はエネルギッシュで少々粗さもあるが、情熱もありいわゆるヘタウマ的な演奏と言えるのではないだろうか。 録音も新しいだけあり良い。
レインボー さん
SACD
シンフォニエッタ、二重協奏曲、他 バイロン・フィデツィス&アテネ・フィル、ゲオルギオス・デメルツィス、ヴァシリス・ヴァルヴァレソス
この商品のすべてのユーザーレビュー(1件)
投稿日:2022/08/05
ギリシャの作曲家、ニコス・スカルコッタスの作品集である。 カロミリス等と共にギリシャを代表する国民的な作曲家で、知名度の割に意外と録音は多い。 このCDはスカルコッタスの紹介に力を入れてきたBISの最新のアルバムで、スカルコッタスの協奏的作品を中心にセレクトしたアルバムとの事。 演奏はアテネ・フィルハーモニー管弦楽団、バイロン・フィデツィスの指揮で収録。 スカルコッタスはベルリンで、ユオンやシェーンベルクと言った当時の現代音楽作曲家に学んだ事もあって、初期作品にはモダンで現代的な作品も多いが、後半になると国民学派的なギリシャ色濃厚な作品が増えてくる。 このCDでも『ピアノ、ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲』『小組曲』は前者のタイプ、『9つのギリシャ舞曲』『古風なギリシャ行進曲』『行進曲』は後者のタイプである。 演奏のアテネ・フィルハーモニー管弦楽団は2016年にできた新しい団体である。 ギャラが安いのか廉価盤レーベルや現代音楽専門のレーベルで見かけるが、腕はなかなかのもの。 本CDではギリシャやスカルコッタスの復刻に力を注ぐフィデツィスのタクトの下、共感豊かで、分かりやすい演奏を聴かせてくれる。 シンフォニッタや古風なギリシャ行進曲はこんにち出回っている音源の中でも名演と言えるのでは無いか。 録音は最近なので、音は問題なし。 ケースはプラではなく、紙で出来た環境に配慮したタイプ。 ちょっと収納時に取り出しにくいが。
Piano Concerto.3, Gnomes: Madge(P), Christodoulou / Capt Ensemble
投稿日:2018/02/20
同じ十二音技法という理由だけでなく、シェーンベルク(マスタークラスでの師匠のようです)のピアノ協奏曲の影響が強いように思えます。あるいは良さを引き継いでいるように感じます。リズムなどはさらに進化しているように聴こえます。今の時代に聴くシェーンベルクやこのスカルコッタスのピアノ協奏曲は古典的でさえあります。
テリーヌ さん
既に投票済みです
ありがとうございました
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