中村紘子(1944-2016)

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ピアニストだって冒険する 新潮文庫

中村紘子(1944-2016)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101385525
ISBN 10 : 4101385521
フォーマット
出版社
発行年月
2019年06月
日本
追加情報
:
365p;16

内容詳細

華やかで力強いピアノの魂とともに―。何も知らず母に連れられて行った三歳のレッスン。十五歳でソリストを務めたN響世界一周演奏旅行。十八歳でジュリアード音楽院に留学して味わった挫折感。自らの人生をユーモラスに描き、国際コンクールの舞台裏、かけがえのない友人や恩師、そして日本の未来への想いを綴った文章の数々…。亡くなるひと月前まで書き継がれた最後のエッセイ集。天才少女と謳われ、21歳でショパン・コンクールに入賞、審査員としても世界的に活躍した名ピアニストの眼―。

目次 : 第1章 ピアニストの大冒険(先生が恐い/ 「聴き手」という師 ほか)/ 第2章 コンクールの審査席(隣のレフ・ブラセンコ/ 切ない私の「海馬」 ほか)/ 第3章 日本のピアニズム(ピアニストが「陳情」する/ 芸術文化立国ジャパン! ほか)/ 第4章 思い出のマロングラッセ(大人になりたくない/ 継続は力なり ほか)

【著者紹介】
中村紘子(1944-2016) : 1944‐2016。三歳で、桐朋学園音楽科の前身となった「子供のための音楽教室」第一回生として井口愛子氏に師事。慶應義塾中等部三年在学中、日本音楽コンクールにおいて史上最年少で第一位特賞を受賞。翌年NHK交響楽団初の世界一周公演のソリストに抜擢され、天才少女としてデビュー。その後、ジュリアード音楽院で日本人初の全額奨学金を獲得、ロジーナ・レヴィン女史に師事。第七回ショパン・コンクールで日本人初の入賞と併せて最年少者賞を受賞。チャイコフスキー・コンクール、ショパン・コンクールの審査員を歴任。浜松国際ピアノコンクールの審査委員長も務めた。大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した『チャイコフスキー・コンクール』などの著書でも知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あすなろ さん

    中村紘子さんエッセイ初読み。なかなか痛快洒脱な辛口エッセイ書かれる方だったのですね。手首で呼吸する。そんなショパンの言葉が帯に。ホロビッツやマリアカラスに対する想い等音楽論も興味あったが、何よりも我が国の音楽論、特に音楽教育論には一読の価値あった。そして、中村紘子さん。こんなに音楽家が激務だとは知らなかった。グローバルに飛び回り審査員に教育にコンサート。そのグローバルな知見もとても興味深々でしたが、何よりだからお身体を壊してしまっなのかと邪まながら思った次第。関係ないが、僕も気をつけよう…

  • ばう さん

    ★★★ユーモアとウィットに富んだ中村さんの文章が好きでこれまでにも何冊も読んだけれどこれは最後の著書。子供時代から今までの回想、様々なコンクール、交流のあったピアニスト達をはじめ数多くの著名人とのエピソード、果ては国の施策への苦言と、とにかく八面六臂の活躍ぶりで、あのたおやかな身体のどこにそんなエネルギーがあるのかと驚く。亡くなる1か月前まで書き継がれたというこのエッセイは中村さんから私達への強いメッセージの様な気がして読了。

  • Tomoichi さん

    カレーのCMに出ているもじゃもじゃ頭のおばちゃん程度の知識しか彼女に対してない私ですが、流石大宅賞をとっているだけあって超面白いエッセイ集。戦後クラシック界の生き字引だし格が違います。一番面白かったのは朝日新聞の記者をこき下ろす「プライドと国家の品格」。こいつら本当に最低です。

  • Ai さん

    中村さんの本は2冊目。文章も上手でスルスル読めてします。私はクラシック音楽には疎いので、本に登場する音楽家についてほとんどわからないのだけど、ユーモアやまっすぐで正直な文章で書かれているので、興味を持って読むことができた。

  • りらねこ さん

    本のタイトルを見て購入。クラシック音楽のことが知れて良かった。第3章がよかった。

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中村紘子(1944-2016)

1944‐2016。三歳で、桐朋学園音楽科の前身となった「子供のための音楽教室」第一回生として井口愛子氏に師事。慶應義塾中等部三年在学中、日本音楽コンクールにおいて史上最年少で第一位特賞を受賞。翌年NHK交響楽団初の世界一周公演のソリストに抜擢され、天才少女としてデビュー。その後、ジュリアード音楽院

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