CD 輸入盤

"モリムール/ポッペン(vn),ヒリヤード・アンサンブル,シャコンヌ異説"

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4618952
組み枚数
:
1
レーベル
:
Ecm
:
Europe
フォーマット
:
CD

商品説明

モリムール / ヒリヤード・アンサンブル
シャコンヌ異説! 悲話に基づく合唱曲を美しく再現!

ヒリアード・アンサンブルによる美しいア・カペラ・コーラスと、クリストフ・ポッペンのバロック・ヴァイオリンが融合したユニークなバッハ・アルバム。注目の「シャコンヌ」は、バッハの旅行中に亡くなった彼の最初の妻、マリアへの追悼曲であるという説を採用し、当時の教会用コラールからの歌詞がヴァイオリンと絡みあって歌われるという内容になっています。
 同じ説によるCDは、すでにモレーノのリュートとカークビーの歌唱によってリリースされていますが、4声のコーラスとヴァイオリンによるこのレコーディングは、その「コラールが隠されている」という考え方をさらに押し進めたものと言えるでしょう。
 アルバム全体の構成は、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番各曲のあいだに、バッハの声楽作品が組み込まれたものとなっており、中でも教会カンタータ第4番《キリストは死の縄目につかれたり》の旋律(コラールBWV277含む)は全体の雰囲気をメロディアスかつ神秘的なものに統一することに大きく奏効しています。
 仮説の研究的な試行としても大変興味深いこのアルバムですが、実際に聴いてみれば、同じヒリヤード・アンサンブルが、サキソフォンのガルバレクと共演して大ヒットした《オフィチウム》を髣髴とさせる美しさも感じさせます。ヒーリング効果も抜群で、幅広い層にお薦め出来るとても魅力的な仕上がりです。
 ちなみにスリップ・ケースの印象的な画像は、ジャン=リュック・ゴダール監督による大作《映画史》からのもので、また、輸入盤には80ページの美しいリブレットが封入されており、まさにギフトにも最適なアルバムとなっています。(HMV)

【収録情報】
J.S.バッハ作品集
1.《私のいとしい神に》 カンタータ 第136番《神よ、願わくばわれを探りて》から 2:04
2.《死を》カンタータ 第4番《キリストは死の縄目につながれたり》から 0:26
3.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004から アルマンド 4:11
4.《キリストは死の縄目につながれたり》 コラール BWV277 1:29
5.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004から クーラント 2:48
6.《キリストは死の縄目につながれたり》 コラール BWV277 1:31
7.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004から サラバンド 4:00
8.《私はどこに逃れゆくべきか》 カンタータ 第89番《われ汝をいかになさんや、エフライムよ》から 0:51
9.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004から ジーグ 4:19
10.《死を》カンタータ 第4番《キリストは死の縄目につながれたり》から 0:29
11.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004から シャコンヌ 14:22
12.《キリストは死の縄目につながれたり》 コラール BWV277 2:17
13.《御心が実現しますように、主なる神よ》 ヨハネ受難曲 BWV245から 0:54
14.《お前の道と心の煩いとを》 マタイ受難曲 BWV244から 1:24
15.《イエスよ、私の歓び》 コラール BWV358 1:06
16.《私のいとしい神に》 カンタータ 第136番から 0:48
17.《イエスよ、あなたの受難は》 ヨハネ受難曲 BWV245から 1:08
18.《私の心の奥底では》 ヨハネ受難曲 BWV245から 0:52
19.《いざ魂よ、主を讃美しなさい》 コラール BWV389 1:39
20.《死を》カンタータ 第4番《キリストは死の縄目につながれたり》から 0:26
21.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004から シャコンヌ 13:59〜
ヴァイオリンと4声によるバージョン。ヘルガ・テーネの研究によって明らかにされた、隠されたコラールを含む演奏
22.《死を》カンタータ 第4番《キリストは死の縄目につながれたり》から 0:30

クリストフ・ポッペン(バロック・ヴァイオリン)
ヒリヤード・アンサンブル:モニカ・モーチ(S)、デイヴィッド・ジェイムス(C-T)、ジョン・ポッター(T)、ゴードン・ジョーンズ(Br)

録音:2000年9月 聖ゲーロルト修道院〈デジタル録音〉

収録曲   

  • 01. Partita for Violin solo no 2 in D minor, BWV 1004: 1st mvt, Allemande
  • 02. Christ lag in Todes Banden, BWV 277
  • 03. Jesu, meine Freude, BWV 358
  • 04. Auf meinen lieben Gott, BWV 744
  • 05. Christ lag in Todesbanden, BWV 4: no 3, Den Tod niemand zwingen kunnt
  • 06. Wo soll ich fliehen hin?, BWV 5
  • 07. Christ lag in Todes Banden, BWV 277
  • 08. Saint Matthew Passion, BWV 244: no 53, Befiehl du deine Wege
  • 09. Auf meinen lieben Gott, BWV 744
  • 10. Aus meines Herzens Grunde, BWV 269
  • 11. Nun lob', mein Seel', den Herren, BWV 389
  • 12. Partita for Violin solo no 2 in D minor, BWV 1004: 5th movement, Chaconne
  • 13. Christ lag in Todesbanden, BWV 4: no 3, Den Tod niemand zwingen kunnt
  • 14. Christ lag in Todesbanden, BWV 4: no 3, Den Tod niemand zwingen kunnt
  • 15. Christ lag in Todesbanden, BWV 4: no 3, Den Tod niemand zwingen kunnt
  • 16. Christ lag in Todesbanden, BWV 4: no 3, Den Tod niemand zwingen kunnt
  • 17. Sehet, wir gehn hinauf gen Jerusalem, BWV 159: Jesu, deine Passion ist mir lauter Freude
  • 18. Saint John Passion, BWV 245: no 9, Dein Will' gescheh', Herr Gott, zugleich
  • 19. Partita for Violin solo no 2 in D minor, BWV 1004: 2nd movement, Courante
  • 20. Partita for Violin solo no 2 in D minor, BWV 1004: 3rd movement, Sarabande
  • 21. Partita for Violin solo no 2 in D minor, BWV 1004: 4th movement, Gigue
  • 22. Partita for Violin solo no 2 in D minor, BWV 1004: 5th movement, Chaconne

総合評価

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 シャコンヌはピアノ、オケ、ギターなど様...

投稿日:2013/06/17 (月)

 シャコンヌはピアノ、オケ、ギターなど様々な楽器や形態で編曲される。このCDは声とのコラボ。妻への哀悼曲であるという説は面白く読めた。実際にどうなのかは分からないがいろいろな説や演奏が可能であり、どの説や演奏でもしっくりきてしまうところは、バッハの音楽の土台がしっかりしているためなのだろう。   ヴァイオリンとヒリアード・アンサンブルの響き合いは、耳にも心にも心地いい。CDだから声だけのトラック、ヴァイオリンだけのトラックと聴くこともできるし。  「オフィチウム」も美しいが、ガルバレクのサックスが声を邪魔していると感じてしまうこともあった。ヴァイオリンはその点きれいにまじりあい、このコラボは成功していると思う。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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 ガルバレクと共演した「オフィチウム」も...

投稿日:2010/01/09 (土)

 ガルバレクと共演した「オフィチウム」も確かに悪くなかったが、私の耳にはサックスの音が残りすぎて、4人のコーラスとサックスとの「掛け合い」のように感じられた。  その点この「モリムール」は、ポッペンのバイオリンの音と4人のコーラスが渾然一体と「絡み合って」いて、非常なる酩酊感を得られた。  現在所持するヒリアード・アンサンブルのCD中で、一番のお気に入り。

あむちゃ さん | 山梨県 | 不明

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ホッペンのシャコンヌが聞きたくて買いまし...

投稿日:2005/06/22 (水)

ホッペンのシャコンヌが聞きたくて買いましたが・・・。 しかし、岐阜の山奥でこれがどこかの別荘から流れて来た時は感動しました。 ヒンヤリとした空気感が心地よい時間を約束してくれます。

三河Bush さん | 奥三河 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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