Books

完本春の城

石牟礼道子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865781281
ISBN 10 : 4865781285
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

天草生まれの著者が、十数年かけた徹底した取材調査ののち完成させた、天草・島原の乱を描いた最高傑作「春の城」。取材紀行文「草の道」、多彩な執筆陣による解説、地図、年表、登場人物紹介、系図、関係図を附した完全版!

目次 : 草の道(「草の道」関連地図/ 遠き声/ 天草・東向寺)/ 春の城(早崎の瀬戸/ 赤い舟/ 丘の上の樹/ 召命/ 菜種雲/ 御影/ 神笛/ 狼火/ 夕光の桜/ 炎上)/ 解説(私たちの春の城はどこにあるのか?/ 驚くべき、ふつうの人たちの話/ 犬も人もそれ以外もみんな悲しかったけれども/ 『春の城』のコスモロジー)

【著者紹介】
石牟礼道子 : 1927年、熊本県天草に生れ、水俣で育つ。詩人・作家。1969年に公刊された『苦海浄土わが水俣病』は、水俣病事件を描いた初の作品として注目される。1973年マグサイサイ賞、1993年『十六夜橋』で紫式部文学賞、2001年度朝日賞を受賞。『はにかみの国―石牟礼道子全詩集』で2002年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。2014年、後藤新平賞受賞。『石牟礼道子全句集泣きなが原』(俳句四季大賞)などを刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • かふ

    読み終わったばかりだから言うけどなんで石牟礼道子はノーベル文学賞取れなかったんだ。『苦海浄土』も凄いけど物語文学として感動的なのはこっちだと思う。町田康も号泣したという。十章だけど八章ぐらいでいつまでも読み続けたいと思った。読み終わるのが残念な小説だった。https://note.com/aoyadokari/n/n70cb7c8f0808

  • 松本直哉

    「今生の儀」と「後生の一大事」を峻別し、この世の境界を超えたところにいまひとつの世を作る、すべてを焼き尽くす劫火の果てにまことの信心の国を作る、その信念が、貧しく無学で武器らしい武器を持たない民衆を突き動かして団結させ、プロの武士集団の攻撃に耐えぬくことを可能にした。深く印象づけられるのは島々に散らばる切支丹たちの素朴と純真。来年の麦も蒔かず、乗ってきた船も壊して築城に使い、もはや死を覚悟しているのに、彼らの表情の花のように明るいこと。その結末は予想されているにもかかわらず、涙なくしては読めない。

  • aloha0307

    900頁の大著 史学からは、島原の乱(読後 乱 で括ってしまうことに強い違和感)は、圧政と凶作に耐えかねた農民の一揆、そして宗教弾圧に対するキリシタンの抵抗なのですが、原城(表題:春の城 は掛詞?)をクライマックスとした本書は、魅力的なたくさんの市井の人(とくに優しい女性の感性を)を描いた(戦闘場面が少ないことが迫る哀しみをなおさらに。小川のせせらぎ、土のにおい、どんなものを食べていたかetc 嬉々と筆を進める石牟礼さん(天草ご出身)が眼に浮かぶようです。読み終るのが本当に名残惜しくて仕方ありませんでした

  • chanvesa

    鈴木重成のことは『西南役伝説』でも触れられていたが、島原の乱の流れの中で登場すると、彼の思いや苦しみが伝わってくる。石牟礼さんの島原の乱への関心が、熊本に近い場所であった出来事のみならず、水俣病との関連であることも伝わってくる作品だ。四郎がヒロイックな存在ではなく、少年として書かれており、鎮圧軍総攻撃の前、食べ物がのどを通らなくなる場面は印象的であった。随所に拷問や圧政の場面が描かれており、読むことをつらくさせる。石牟礼さんの作品の中でも圧倒的なボリュームのみならず、異色な作品であるような気がする。

  • シュシュ

    島原の乱を描いた春の城と、 取材のための紀行文の草の道が一緒になっている。 春の城は、以前にアニマの鳥という題名で出版された。アニマの鳥を読んだときよりも今回は天草四郎を生き生きと感じた。石牟礼さんは、四郎をカリスマではなく、生身の少年として書きたかったそうだ。年貢米の厳しい取り立てで追いつめられての一揆だが、中には仏教徒もお坊さんもいた。宗教ではなくアニマの一揆だったと思う。マリア観音という言葉が象徴的。マリア様も観音様も慈悲深い。マザーテレサが宗教に関係なく貧しい人々を看取ったことを思い出した。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items