キャサリン チャンター

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キャサリン チャンター

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488010638
ISBN 10 : 4488010636
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
玉木亨 ,  

Content Description

“わたし”は自宅監禁されることになり、〈泉〉へと護送された。干魃有事規制法で行動が制限され、〈無個性〉〈3〉〈ボーイ〉と名付けた男たちに監視されている。イギリス全土で異常な干魃が続いているにもかかわらず、“わたし”がいるこの農場にだけ雨が降るからだ。“わたし”はあまりの状況に精神的に不安定になるが、心の安寧を得るため聖職者との面会が認められた。彼から外の世界の様子を聞き出しながら、自分の体験について語りはじめる。かつてある殺人事件が起こり、“わたし”が何をしてしまったのか――。異様なシチュエーションの中でふりかえる、ある家族をめぐる衝撃の物語。


【著者紹介】
キャサリン・チャンター : イングランド西部生まれ。オックスフォード大学で英文学を学んだのち、イギリスとアメリカでロビイストとして活動した。イギリス帰国後はラジオ番組の台本を書きながら、短篇小説や詩を発表し、2010年にヨーヴィル現代詩賞を受賞。2011年に中短篇集Rooms of the Mindを刊行し、2013年に初の長篇小説である『泉』で、21歳以上の女性が書いた未刊の小説を対象とするルーシー・キャヴェンディッシュ・カレッジ・フィクション・プライズを受賞

玉木亨 : 1962年東京都生まれ。英米文学翻訳家。慶應大学経済学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 星落秋風五丈原

    『〈泉〉はふたたび、わたしを手にいれていた』まるで、デュ・モーリアの『レベッカ』のような一文で始まる小説の語り手は、自宅監禁されることになった“わたし”=ルースだ。作品自体は旧約聖書のアダムとイブの『楽園追放』に準えられている。ルースと夫マークはロンドンでいわれなき罪に苦しみ、再出発の地を求めてきたアダムとイヴ。彼女と夫が偶然買った農場が、汲めども尽きぬ泉があるエデンの地。聖書ではエデン以外の場所も人も存在しなかった。しかし現代の楽園は、二人もただ無自覚に恵みを受けてはいられない。

  • ヘラジカ

    終始重苦しく垂れ込める空気と語られる悲劇の数々は、さながら少しの陽も射さない曇天の続く梅雨の時期を想像させる。終末的な長期旱魃が深刻化するイギリスの中で、主人公の住む場所だけが雨の恩恵を受けていることを考えると、これは当然のイメージであるのかもしれない。鬱々とした物語は決して読んでいて楽しいとはいえないのだが、読了直後には思わず感嘆のため息が漏れた。その内容とこの本が著者の出世作であることから、レッシングの『草は歌っている』を彷彿とさせる。もしかしたらこちらの方が鮮烈なデビュー作かもしれないのだが。

  • ぽけっとももんが

    自分の記憶や行動に自信のない人の延々続く独白は苦しい。イギリスで(多分世界中でも)何年も続く旱魃のなか、ただ一か所雨が降る「泉」に住むルース。「事件」後、「泉」に軟禁される現在と、夫と「泉」に引っ越してからの悲劇へ向かう過去が交互に語られる。ミステリ的要素とファンタジックな要素、そしてリアルな夫との不仲や得体の知れない宗教へ傾倒する様子が混在する。そもそもなぜ「泉」にだけ雨が降るのか、何かを象徴しているのか。ルースみたいな女性は嫌いだ、というのはよくわかった。

  • ボウフラ

    イギリス全土で旱魃が続く中で唯一雨が降っている地である「泉」と呼ばれる農場。そこに怪しい宗教団体がやってきてから夫婦の仲が悪くなっていきさらに孫が死んでしまう。物語の核心は家族でありそれを生かすための終末モノとミステリーを掛け合わせた設定になっていると感じた。そのため枠の部分の物語の終息のさせ方はとってつけたように拵えた感じだが、家族の再生の物語として特に主人公の心の揺れ動きや心の弱さがうまく表されていると思った。83点

  • ocean

    私の好みではありませんでした。

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