CD 輸入盤

ヴァイオリン協奏曲集 タシュナー、ショルティ、フルトヴェングラー&ベルリン・フィル

Beethoven / Fortner

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
64211132
組み枚数
:
1
レーベル
:
Mdg
:
Germany
フォーマット
:
CD

商品説明

MD+Gのリマスターで蘇るタシュナーの名演!
フルトヴェングラー、ショルティとの
フォルトナー、ベートーヴェン

「彼は、このコンチェルトを私より理解している」と、指揮者のフルトヴェングラーに言わしめたと伝えられるヴォルフガング・フォルトナー[1907-1987]のヴァイオリン協奏曲は、その彼、タシュナーがこの録音の3年前に南西ドイツ放送交響楽団とバーデン・バーデンで初演した新古典主義的な傑作。第二次大戦終戦直後の様式を反映したその理知的ながらも力強い作風は、クールなヒンデミットとはある意味で対照的。ちなみにこの作品は、その創作過程において、フォルトナーがタシュナーに技術的な助言を求めていたというエピソードでも知られており、それゆえに初演もタシュナーがおこない、また、その楽譜もタシュナーに献呈されているのです。
 ゲルハルト・タシュナーにはすでにゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム指揮ベルリンRIAS交響楽団と1955年に共演したディスクもありますが、今回のフルトヴェングラー盤は、例のオスティナート・パッセージなどでベルリン・フィルを激しく駆りたてるさまが圧倒的であり、作品の可能性をフルに引き出した凄味のあるアプローチとして永く記憶されるべき素晴らしい演奏です。初演以降、ヘルマン・シェルヘンやアルトゥール・ローターとも演奏して、作品を完全に手中に収めていたタシュナーだけに、そのソロは繊細で知的な叙情からポルタメントを駆使した濃厚な表現までレンジが広く、まずはベストといえる仕上がりをみせています。
 なお、当演奏は1949年12月18日、ティタニア・パラストでおこなわれた定期公演を収録したもので、当日はほかに、ブラームスの交響曲第3番とシューマンの《マンフレッド》序曲が演奏されています。
 組み合わせのベートーヴェンは、作曲者の没後125周年記念演奏会の一環として、1952年3月24日にベルリンのティタニア・パラストでおこなわれたコンサートを収録したものです。ドイツ時代の若きショルティが指揮するベルリン・フィルと共演したこの演奏は、力強く楷書風なオーケストラと十分に渡り合うタシュナーの気合の入った演奏が聴きごたえ十分。TAHRA盤との音質比較も興味深いところです。
 真摯なサウンド理念ゆえ、歴史的録音の覆刻にもこだわりを持つドイツのレーベル、MD+G(エムデー・ウント・ゲー)ならではの優れたリマスターもみごとで、特にフォルトナーは、以前リリースされたAS-DISCの粗悪な音とは次元の異なる感銘を与えてくれます。

・フォルトナー:ヴァイオリン協奏曲[22'24]
 Allegro con brio 6'12
 Canzone. Andantino 9'44
 Introduction e Rondo 6'21
 ゲルハルト・タシュナー(Vn)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
 録音:1949年(モノラル)

・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲[43:15]
 Allegro ma non troppo 23'02
 Larghetto 10'22
 Rondo 9'51
 ゲルハルト・タシュナー(Vn)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ゲオルグ・ショルティ(指揮)
 録音:1952年

収録曲   

クラシック曲目

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  • Wolfgang Fortner (1907 - 1987)
    Concerto for Violin
    演奏者 :
    Taschner, Gerhard (Violin)
    指揮者 :
    Furtwangler, Wilhelm
    楽団  :
    Berlin Philharmonic Orchestra
    • 時代 : 20th Century
    • 形式 : Concerto
    • 作曲/編集場所 : 1946, Germany
    • 言語 :
    • 時間 : :
    • 録音場所 : 12/18/1949, Berlin, Germany [Live]
  • Ludwig van Beethoven (1770 - 1827)
    Concerto for Violin in D major, Op. 61
    演奏者 :

    指揮者 :

    楽団  :

    • 時代 : Classical
    • 形式 : Concerto
    • 作曲/編集場所 : 1806, Vienna, Austria
    • 言語 :
    • 時間 : :
    • 録音場所 : 03/24/1952, Berlin, Germany [Live]

ユーザーレビュー

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フォルトナーの曲は、50年ほど前に管弦楽の...

投稿日:2016/07/26 (火)

フォルトナーの曲は、50年ほど前に管弦楽の小曲(題名は失念しました)を聴いて洒落た明るい曲であったことを印象深く憶えています。今回ヴァイオリン協奏曲を初めて聴いて、予想以上によくできた曲と感じました。名人芸を聴かせる部分も多くあり、通俗的な部分と格調高い部分がバランスよく交じり、ちょっとショスタコビッチ風の諧謔味もあったり、楽しめました。

テリーヌ さん | 兵庫県 | 不明

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