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Lili Kraus -Complete Parlophone, Ducretet-Thomson, Discophiles Francais Recordings 1933-1958 (31CD)

User Review :4.0
(5)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
2564624223
Number of Discs
:
31
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Limited,Import

Product Description

リリー・クラウス/パーロフォン、デュクレテ・トムソン、ディスコフィル・フランセ録音全集(31CD)

往年の名ピアニスト、リリー・クラウスが、英パーロフォン、仏デュクレテ・トムソン、仏ディスコフィル・フランセ・レーベルで制作した音源をすべて集めた31枚組ボックスの登場。
 録音年代は24枚分が1950年代で、ほかが1930年代と1940年代となっています。すべてセッションを組んで録音されているため、戦前のものでも良好な音質となっており、リリー・クラウス30代から50代にかけての素晴らしい演奏をディテールまで味わうことができます。
 今回のボックス化に際し、新たにリマスターがおこなわれているのも朗報です。

【プロフィール】
リリー・クラウスは1905年3月4日、オーストリア=ハンガリー帝国時代のブダペストに誕生。最初フランツ・リスト音楽院に学び、ハンガリー独立後、ブダペスト音楽院に入学して気鋭のコダーイとバルトークに学びます。
 その後、ウィーン音楽院でシュトイアマンとアイゼンベルガーに師事、ベルリンではシュナーベルの教えを受け、ソリストおよび室内楽プレーヤとしてデビューまもなく、モーツァルトやベートーヴェンの専門家として高い評価を得るようになり、1930年、若くしてウィーン音楽院の客員教授に迎えられます。
 同年、ウィーンで知り合った裕福な鉱山技師で哲学者のオットー・マンドゥルと結婚するためにカトリックに改宗、ほどなく二人の子供に恵まれ、1932年、コモ湖畔のイタリアの町、トレメッツォに移り住みます。
 1930年代前半にはベルリン・フィルのコンサートマスターで、室内楽にも熱心だった若きシモン・ゴールドベルク[1909-1993]と組んで評判となり、イギリスのパーロフォン・レーベルにレコーディングもおこなうようになります。
 しかし、ナチ政権の台頭により、活動に制限が加えられるようになるとイギリスに渡り、1936年には日本も訪れ、1940年にはアメリカにデビューするなど世界各地に演奏旅行をおこなうようになります。やがて1942年、ジャワに滞在していた際に、同地を占領した日本軍によって軟禁状態におかれ、かろうじてピアノ演奏はおこなえる環境にあったものの、収容所にも入れられたりするなどつらい経験もします。しかし、最終的には家族そろった状態で終戦を迎えて解放されています。
 戦後はニュージーランド、オーストラリアで多くのコンサートをおこなって生活したのち、1948年にはヨーロッパに戻ってコンサート活動とレコーディングを再開、1949年にはニューヨークでも公演をおこなって声望を高め、フランスのディスコフィル・フランセ・レーベルでは、モーツァルト生誕200年に向けてのピアノ・ソナタ全集制作に取り組むようになります。
 その後、1963年と64年には2年連続で来日公演を実施、1967年にも来日し、同年にはテキサス大学の教授に就任してアメリカに移住、亡くなるまでアメリカを拠点に活躍します。その間、1971年と1974年、1978年にも来日していました。(HMV)

【収録情報】
Disc1
モーツァルト:
● ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 K.279
● ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調 K.280
● ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調 K.281
● ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 K.282
● ピアノ・ソナタ第5番ト長調 K.283

 録音時期:1954年

Disc2
モーツァルト:
● ピアノ・ソナタ第6番ニ長調 K.284
● ピアノ・ソナタ第7番ハ長調 K.309
● ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K.310

 録音時期:1954年

Disc3
モーツァルト:
● ピアノ・ソナタ第9番ニ長調 K.311
● ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 K.330
● ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K.331『トルコ行進曲付き』
● アレグロ ト長調 K.312

 録音時期:1954年

Disc4
モーツァルト:
● ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調 K.332
● ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調 K.333
● 『美しいフランソワーズ』による12の変奏曲 K.353
● 幻想曲 ハ短調 K.396
● 幻想曲 ニ短調 K.397

 録音時期:1954年

Disc5
モーツァルト:
● ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K.457
● パイジェッロの歌劇『哲学者気取り』の「主に幸あれ」による6つの変奏曲 K.398
● 幻想曲 ハ短調 K.475
● ロンド イ短調 K.511
● ケーゲルシュタット・トリオ K.498

 フランソワ・エティエンヌ(クラリネット)
 ピエール・パスキエ(ヴィオラ)
 録音時期:1954年、1955年

Disc6
モーツァルト:
● ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 K.545
● ピアノ・ソナタ第16番変ロ長調 K.570
● ピアノ・ソナタ第17番ニ長調 K.576
● アダージョ ロ短調 K.540
● ジーグ ト長調 K.574
● メヌエット ニ長調 K.576
● アダージョとロンド K.617

 録音時期:1955年

Disc7-12
モーツァルト:
● ヴァイオリン・ソナタ第1, 12, 17〜22, 24〜30, 32〜43番

 ヴィリー・ボスコフスキー(ヴァイオリン)
 録音時期:1954年、1955年

● ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調 K.452

 ピエール・ピエルロ(オーボエ)
 ジャック・ランスロ(クラリネット)
 ジルベール・クルシェ(ホルン)
 ポール・オンニュ(ファゴット)
 録音時期:1955年

Disc13-14
● モーツァルト:ピアノ三重奏曲集(K.254, 442, 496, 502, 542, 548, 564)

 ヴィリー・ボスコフスキー(ヴァイオリン)
 ニコラウス・ヒューブナー(チェロ)
 録音時期:1954年

Disc15
モーツァルト:
● ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
● ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.271『ジュノーム』

 ウィーン・コンツェルトハウス室内管弦楽団
 ヴィリー・ボスコフスキー(指揮)
 録音時期:1955年

Disc16
ハイドン:
● ピアノ・ソナタ第32、31番
 録音時期:1956年

● ピアノ・ソナタ第53、59番
 録音時期:1953年

Disc17-19
ベートーヴェン:
● ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 op.12-1
● ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 op.12-2
● ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 op.12-3
● ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 op.23
● ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 op.24『春』
● ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 op.30-1
● ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 op.30-2
● ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 op.30-3
● ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 op.47『クロイツェル』
● ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 op.96

 ヴィリー・ボスコフスキー(ヴァイオリン)
 録音時期:1955年

Disc20
ベートーヴェン:
● ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2『テンペスト』
● ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53『ワルトシュタイン』
● ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109

 録音時期:1954年、1953年

Disc21
● ベートーヴェン:エロイカ変奏曲 Op.35
 録音時期:1953年

ブラームス:
● シューマンの主題による変奏曲 嬰ヘ短調 Op.9
● ラプソディ ロ短調 Op.79-2
● 間奏曲 ロ短調 Op.117-1
● カプリッチョ 変ホ長調 Op.76-2
● 間奏曲 ホ長調 Op.116-4
● 間奏曲 変ロ短調 Op.117-2
● ラプソディ ホ短調 Op.119-4
 録音時期:1957〜1958年

Disc22
● ハイドン:ピアノ・ソナタ第62番
 録音時期:1955年

● シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第1番、第2番

 ヴィリー・ボスコフスキー(ヴァイオリン)
 録音時期:1957年

Disc23
シューベルト:
● ハンガリー風ディヴェルティメント ト短調 D.818
● 序奏、自作の主題による4つの変奏曲と終曲 変ロ長調
● 6つのポロネーズ D.824

 ホメロ・マガリャエス(ピアノ)
 録音時期:1956年

● ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第3番

 ヴィリー・ボスコフスキー(ヴァイオリン)
 録音時期:1957年

Disc24
● モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第24、33、34、35、39番

 シモン・ゴールドベルク(ヴァイオリン)
 録音時期:1937年

Disc25
モーツァルト:
● ヴァイオリン・ソナタ第36、41番
● ピアノ・ソナタ第14番
● 幻想曲 ハ短調 K.475

 シモン・ゴールドベルク(ヴァイオリン)
 録音時期:1937〜1939年

Disc26
モーツァルト:
● ピアノ協奏曲第9番 K.271

 フィルハーモニア管弦楽団
 ワルター・ジュスキント(指揮)
 録音時期:1948年

● ピアノ協奏曲第13番 K.333

 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 ワルター・ゲール(指揮)
 録音時期:1948年

● ピアノ協奏曲第18番変ロ長調 K.456

 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 ワルター・ゲール(指揮)
 録音時期:1938年

Disc27
モーツァルト:
● ロンド ニ長調 K.485
● グルックの『メッカの巡礼』による変奏曲 K.455
● アダージョ ロ短調 K.540

 録音時期:1937年、1938年

● ハイドン:ピアノ三重奏曲第40、43、45番

 シモン・ゴールドベルク(ヴァイオリン)
 アントニー・ピーニ(チェロ)
 録音時期:1939年

Disc28-29
● ハイドン:アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Op.83
 録音時期:1937年

● ベートーヴェン:エロイカ変奏曲 Op.35
 録音時期:1939年

● ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第2、5、6、9、10番

 シモン・ゴールドベルク(ヴァイオリン)
 録音時期:1936〜1937年

Disc30
● モーツァルト:トルコ行進曲
● ショパン:ワルツ第14番ホ短調
 録音時期:1933年

● シューベルト:ピアノ・ソナタ第14番 D.784
● シューベルト:レントラー D.145-1〜9,11
● シューベルト:高雅なワルツ D.969
● シューベルト:即興曲 D.935-3
 録音時期:1937〜1938年

● シューベルト:即興曲 D.899-2
 録音時期:1948年

Disc31
● シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番 D.845
 録音時期:1948年

● ショパン:即興曲第2番 Op.36
● ショパン:前奏曲第4番 Op.28-4
 録音時期:1937年

● バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
● バルトーク:民謡の旋律による3つのロンド
 録音時期:1938年


 リリー・クラウス(ピアノ)

Track List   

Disc   1

  • 01. Allegro
  • 02. Andante
  • 03. Allegro
  • 04. Allegro Assai
  • 05. Adagio
  • 06. Presto
  • 07. Allegro
  • 08. Andante Amoroso
  • 09. Rondo: Allegro
  • 10. Adagio
  • 11. Minuetto I - Minuetto II
  • 12. Allegro
  • 13. Allegro
  • 14. Andante
  • 15. Presto

Disc   2

  • 01. Allegro
  • 02. Rondeau en Polonaise: Andante en la
  • 03. Thme Et 12 Variations
  • 04. Allegro Con Spirito
  • 05. Andante Un Poco Adagio
  • 06. Rondeau (Allegretto Grazioso)
  • 07. Allegro Maestoso
  • 08. Andante Cantabile Con Espressione
  • 09. Presto

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クラウスの50年代のモーツァルトピアノソナ...

投稿日:2021/03/04 (木)

クラウスの50年代のモーツァルトピアノソナタはレーベルによって音質が異なり、印象も大分違うらしいがこのディスクは特に違和感を感じたりはしない。別に音質の違いやその他あら探しをする必要は無く、歴史的名演を楽しめば良いと思う。このボックスセットはオリジナルジャケット仕様で充実している。

ぽんた さん | 静岡県 | 不明

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偉大なるクラウスの遺産をまとめて聴ける貴...

投稿日:2021/02/28 (日)

偉大なるクラウスの遺産をまとめて聴ける貴重なボックス。どの曲も速めのテンポで引き締まった表現ですが、陰影に富んだ音色でニュアンスは豊か。ベートーヴェンのソナタが全く汗臭くなく、高貴な雰囲気さえ感じられるのは、クラウスならでは。定評あるモーツァルトやシューベルトはもちろん、ブラームスなども絶品です。

座頭 さん | 兵庫県 | 不明

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なんというか、買っておいて言うのもなんで...

投稿日:2021/02/26 (金)

なんというか、買っておいて言うのもなんですが、やはり後世に残る人と消えて行く人っていうのはあるのだと思っていて、クラウスもそのうちの一人かと。 日本では某評論家が贔屓していたけれども、正直言ってそれほどのものではなかったし、録音も恵まれなかった。同じような時代で言っても、クララ・ハスキルなんかの方が録音もいいし、演奏自体も良かったと思います。クラウスは、フェードアウトして行く人、なのだろうな、と思います。それを押してまで聞くほど録音もいいとは言えないですし...

Verdi さん | 神奈川県 | 不明

3

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