Shostakovich String Quartet No.4, Tchaikovsky Quartet No.1, Prokofiev : Apollon Musagete Quartet

アポロン・ミューザゲート・クヮルテット／『ロシアの魂』

2008年にミュンヘン国際音楽コンクールで最優秀賞を獲得し一躍注目を浴びた、ポーランドの若手弦楽四重奏団、アポロン・ミューザゲート・クヮルテット。2012年に来日した際も、その瑞々しい感性と揺るぎない解釈、そして見事なアンサンブルで耳の肥えた聴衆をうならせたのが記憶に新しいところです。
　OEHMSレーベルからの第２弾リリースはロシアの作品集。前作（OC749）は自己紹介のような選曲であり、ハイドン、ブラームス、シマノフスキ、シチェドリンと多彩なプログラムでしたが、今回はじっくり腰を据えて「ロシア物」に取り組んでいます。甘さと若々しさを併せ持つチャイコフスキー、諧謔的なプロコフィエフ、聴きやすそうな振りをして、実はトンデモなく難しい音楽であるショスタコーヴィチの第４番（特に終楽章が凄い）。やっぱり一筋縄ではいかない彼らの世界をじっくりと。（OEHMS）

【収録情報】
・チャイコフスキー：弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op.11
・プロコフィエフ：『束の間の幻影』より（arr. for string quartet by Sergei Samsonov）
　第1番: Lentamente
　第3番: Allegretto
　第4番: Con eleganza
　第16番: Dolente
　第10番: Ridicolosamente
　第17番: Poetico
　第14番: Feroce
・ショスタコーヴィチ：弦楽四重奏曲第4番ニ長調 Op.83

　アポロン・ミューザゲート・クヮルテット
　　パヴェウ・ザレイスキ（第1ヴァイオリン）
　　バルトシュ・ザフウォト（第2ヴァイオリン）
　　ピョトル・シュミエウ（ヴィオラ）
　　ピョトル・スクイヴェレス（チェロ）

　録音時期：2012年6月23-26日
　録音場所：ミュンヘン、バイエルン放送第2スタジオ
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）