Gianni Basso Quartet

イタリア北西部のアスティ生まれ。生地の音楽院に学び 55年〜60年オスカー・バルダンブリーニと双頭コンボを結成。ミラノの「タベルナ・メキシコ」等で演奏活動を行い、この5重奏団は60年代を通してイタリアを代表するコンボとなりました。イタリアを訪れたジャズメンとの共演回数も多く、メイナード・ファーガソン、チェット・ベイカー、ジェリー・マリガン、ケニー・クラークらとも演奏しています。ファーガソンとは映画「La primanotte di quiete」でも共演。80年代に入りローマでスタジオ・ミュージシャンとして活躍の他クラブ・ギグもこなす一方で、上記ミュージシャンとの共演作や自己のグループでの録音など、イタリアのレーベルに数多く作品を残しています。晩年はイタリアン・ジャズの黄金期復活を掲げた Idea6で来日公演も行うなど精力的に活動しました。


晩年のバッソ人気は、Idea6やバッソ〜ヴァルダンブリー二・クインテットの復刻などを見ても分るように凄まじいものがありました。本作品は Penta Flowers の1992年盤で、加熱する人気にもかかわらず復刻されないまま、5桁オーバーの高値でしか入手できなかったレア作品。バッソのアグレッシヴなプレイここに極まれりといった内容で、アンドレア・ポッザの初期のプレイが聴けることも合わせて貴重な作品となっています。

Gianni Basso (ts)
Andrea Pozza (p)
Luciano Milanese (b)
Gege Munari (ds)