Product Details
ISBN 10 : 4001164051
Content Description
ヘイゼルは16歳。甲状腺がんが肺に転移して、酸素ボンベが手放せないまま、もう三年も闘病をつづけている。骨肉腫で片足を失った少年オーガスタスと出会い、互いにひかれあうが……。生きて人を愛することのおかしみや喜びをまっすぐに描き、死をみつめながら日々を送る若者の生々しい感情をとらえた、傑作青春小説。
編集者からのメッセージ
「STAMP BOOKS」7月の刊行作品は『さよならを待つふたりのために』。若いがん患者である十六歳の少女、ヘイゼルと、骨肉腫で片脚を失った少年、オーガスタスの恋愛を主軸にすえた、青春小説の傑作です。がんにおかされた少年少女の物語というと、難病もの、お涙ちょうだいものかと誤解されるかも知れませんが、この作品はそういうジャンルにおさまりきるような作品では到底ありません。生と死という普遍的な、かつ難しいテーマに、いま米国で最もノっている作家、ジョン・グリーンが真正面から取り組んだ作品といえるでしょう。『ペーパータウン』や『アラスカを追いかけて』(白水社)でみせた巧みな構成力や軽妙な会話は健在。読み始めるとぐいぐい引き込まれます。内容が内容だけに、読んでいてつらいことも多いのですが、ユーモアもあり、深い洞察もあり、原稿を読んでいて深く打ちのめされました。
米国では発売後またたく間にベストセラーになり、刊行より1年半近く経った現在でも、NYTimesのベストセラーランキングにランクインしつづけています(2013/7/10日現在)。TIME誌が選ぶ2012年度の小説1位に選出されるなど、高い評価を獲得しました。翻訳者の金原瑞人さんも「この十年間に出たアメリカのヤングアダルト小説でおそらくベスト」と言い切る作品です。
★ TIME誌が選ぶ2012年度の小説 1位!
★ ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー…1位!
★ インディ・ベストセラー…1位!
★ ウォールストリート・ジャーナル…1位!
■ 作者
ジョン・グリーン (John Green)
1977年、インディアナポリス生まれ。オタク的感性と高い文学性、エンターテインメント性を兼ね備え、2005年発表のデビュー作『アラスカを追いかけて』(白水社、2006年)で2006年度マイケル・L・プリンツ賞受賞。『ペーパータウン』でエドガー賞ヤングアダルト部門賞受賞。本書『さよならを待つふたりのために』でTIME誌の2012年度の小説1位に選ばれるなど、今もっとも注目されている作家。弟のハンク・グリーンとYouTubeに動画を投稿する、Vlogbrothersの活動でも知られている。
■ 訳者
金原瑞人 (かねはら みずひと)
1954年、岡山県生まれ。法政大学社会学部教授。英米の古典からヤングアダルト、ノンフィクションまで幅広い翻訳を手がける。最近の訳書に『南から来た男 ホラー短編集2』 『ペーパータウン』(以上、岩波書店)『ジョン万次郎 海を渡ったサムライ魂』(集英社)など。著書に『翻訳のさじかげん』などのエッセイや、日本の古典の翻案『雨月物語』(岩崎書店)『仮名手本忠臣蔵』(偕成社)がある。
竹内 茜 (たけうち あかね)
1985年、東京都生まれ。白百合女子大学大学院で児童文学を専攻。本書が初の訳書。
【著者紹介】
ジョン・グリーン : 1977年、インディアナ州生まれ。デビュー作『アラスカを追いかけて』(白水社)でマイケル・L・プリンツ賞、『ペーパータウン』(岩波書店)でエドガー賞ヤングアダルト部門賞を受賞。現在米国で最も人気のある作家の一人。弟のハンク・グリーンとYouTubeに動画を投稿する、Vlogbrothersの活動でも知られている
金原瑞人 : 1954年、岡山県生まれ。法政大学社会学部教授。英米の古典からヤングアダルト、ノンフィクションまで幅広い翻訳を手がける
竹内茜 : 1985年、東京都生まれ。白百合女子大学大学院で児童文学を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
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こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
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ケイ
読了日:2020/12/01
masa@レビューお休み中
読了日:2013/11/15
mocha
読了日:2015/08/25
R
読了日:2019/06/04
月島雫
読了日:2014/08/28
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