怖い絵 角川文庫

中野京子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041009123
ISBN 10 : 404100912X
フォーマット
出版社
発行年月
2013年07月
日本
追加情報
:
272p;15

内容詳細

「特に伝えたかったのは、これまで恐怖と全く無縁と思われていた作品が、思いもよらない怖さを忍ばせているという驚きと知的興奮である」。絵の背景にある歴史を理解してこそ浮き彫りになる暗部。絵画の新しい楽しみ方を提案して大ヒットした「怖い絵」シリーズの原点が、満を持しての文庫化。ドガの『エトワール』、ラ・トゥールの『いかさま師』など全22作の魅力。

目次 : ラ・トゥール『いかさま師』/ ドガ『エトワール、または舞台の踊り子』/ ティントレット『受胎告知』/ ダヴィッド『マリー・アントワネット最後の肖像』/ ブロンツィーノ『愛の寓意』/ ブリューゲル『絞首台の上のかささぎ』/ クノップフ『見捨てられた街』/ ボッティチェリ『ナスタジオ・デリ・オネスティの物語』/ ホガース『グラハム家の子どもたち』/ ゴヤ『我が子を喰らうサトゥルヌス』〔ほか〕

【著者紹介】
中野京子 : 作家・ドイツ文学者。早稲田大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • サム・ミイラ さん

    知識はないけど絵画は好きみたいです私。前から読みたかったこの作品。ブクオフで見つけ即買い。知的好奇心を満たしてくれる良い本です。それほど怖くはないけどね。でもなぜか既視感が。いくつかのエピソードには読んだ記憶が?ルドンのキュクロプスやゴヤのあの名作など。でもまあ読書で疲れた頭を休めるにはピッタリですこれ。そう儚い羊たちの祝宴のメデュース号の筏も入ってますよ。また続編も読もうと思います。絵画に興味あればぜひ!

  • ナイスネイチャ さん

    図書館本。「グラハム家の子どもたち」「メデュース号の筏」「いかさま師」はテレビで紹介されてました。見た目で怖いのと解説読んで怖いのと半分半分。「マリーアントワネット最後の肖像」は悲しくもなりました。

  • bunmei さん

    中野京子氏の『怖い絵』シリーズ、原点の一冊。西洋絵画においては、その時代の背景によって描かれる対象や筆致も違います。今まで何気なく観ている絵画の中にも、様々な人々の強欲、嫉妬、恨み、殺意…が描かれている作品がある事を改めて知りました。本書は西洋文化史の専門家の中野氏だから描ける、それぞれの絵画に纏わる怖さを紹介しています。ゴヤの『我が子を喰らう…』やジェンティレキスの『首を切る…』は観た瞬間にその残虐さに目を背けたくなる程です。また、ドガの『踊り子』の裏話も、興味深いブラック的な怖さがありました。

  • ケイ さん

    ゴヤのサトュルヌスの見るからに怖い絵は、逆に目を惹き付ける。中野さんの言うように、サトュルヌスの絶望や恐怖が現れているからだろう。中野さんが怖い絵に興味を持つきっかけとなったマリー・アントワネットの、おそらく悪意とともに描かれた素描画は、絵が美しくないのであまり興味はもてない。最も惹かれるのは、何と言ってもイワン雷帝の絵。絵自体が優れた作品は他にも収められているが、絵画の扱う主題が絵に乗りうつっているような気がする。

  • SJW さん

    【70時間全文試し読み】22の作品について一見しても分かりにくい絵画に画かれた人や物の意味、同時にその時代背景が説明されて、作者の意図が分かるようになっている。恐怖のような怖さではなく、不幸、不安、不条理、騙し、無惨、冷血などが痛々しく感じた。

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人物・団体紹介

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中野京子

北海道生まれ。作家、ドイツ文学者。西洋の歴史や芸術に関する広範な知識をもとに、絵画エッセイや歴史解説書を多数発表。新聞や雑誌に連載を持つほか、テレビの美術番組に出演するなど幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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