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「東洋の魔女」論 イースト新書

新雅史

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784781650098
ISBN 10 : 4781650090
Format
Books
Release Date
July/2013
Japan

Content Description

一九六四年一〇月二三日、視聴率六六・八%を稼ぎ出すほどの国民が見守る中、金メダルを獲得した「東洋の魔女」。彼女たちが在籍した繊維工場は、当時多くの女性が従事した日本の基幹産業であり、戦前には『女工哀史』に象徴されるような非惨な労働環境も抱えていたが、そこでバレーボールが行われたことの意味するものは何か。そして「東洋の魔女」が「主婦」を渇望したことの意味するものは何か。「レクリエーション」という思想からバレーボールが発明され、日本の繊維工場から「東洋の魔女」が誕生したことの歴史性を考察する。

目次 : 第1部 実践としてのレクリエーション(都市とレクリエーション/ 工場とレクリエーション/ レクリエーションのグローバル化と日本)/ 第2部 歴史的必然としての「東洋の魔女」(バレーボールの日本的受容/ 繊維工場内の女子バレーボール/ 工場から企業のバレーボールへ/ せめぎあう共同性とスペクタクル化/ 「魔女」から「主婦」への旅立ち)

【著者紹介】
新雅史 : 1973年福岡県生まれ。東京大学人文社会系研究科博士課程(社会学)単位取得退学。専攻は産業社会学・スポーツ社会学。現在、学習院大学大学院ほかで非常勤講師を務める。著書に、初の単著にして2012年5月刊行以来版を重ねている『商店街はなぜ滅びるのか―社会・政治・経済史から探る再生の道』(光文社新書)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Toska

    世界を席巻した「東洋の魔女」は、日本代表である前に日紡貝塚の工場チームだった。近代日本を支えた紡績業と、その影の功労者たる女性労働者たち。そもそも企業向けのレクリエーションにルーツを持ち、産業社会のためのスポーツとして設計されたバレーボール。この視角から「東洋の魔女」を捉え直すという大胆な試み。日本スポーツ史上最大の伝説は、名もなき女工たちの物語でもあったのだ。

  • Hiroki Nishizumi

    面白かった。スポーツの歴史について、知らないことだらけだったことが分かった。第一回オリンピックに団体競技は無かった。サッカーやラグビーのルールが制定されたのは十九世紀。そして、東洋の魔女たちは選手と女工の役割を往復していたことと、目指したものは栄光ではなく主婦としての人生というのも興味深かった。

  • Humbaba

    勝利を勝ち取るために、全てを投げ捨てて一つのことに打ち込む。その努力のかいもあって勝利を勝ち取ることはできた。しかし、それが本当に幸せにつながったのかは別の問題である。幸せになるための道は一つでなく、ある人にとっては正しくとも、別の人にとってもそれが当てはまる保証もない。

  • 苦虫

    商店街よりもメインの研究らしい。けど、商店街の方が身に迫るものはあった。まず帯文の「女工たちは傷つきながら夢を見る」に震える。レクリエーションとしてのバレーボールの成立、それが勤労の装置として働き、ジェンダーの枠組みを通り、日本と東京オリンピックという文脈に当てはめられる。東洋の魔女達の希望は専業主婦だった。女学生達の野次、「女工に負けたら恥よ」に泣いた魔女達に泣いた。後半が面白い。上野千鶴子とのやり取りを含む、あとがきも秀逸。丁寧な研究に基づく社会史に、社会学的分析を加えた一冊。良い仕事してますね!

  • redbaron

    この本は、前半頑張れば、後半がより楽しく読めますwバレーボールは女子のスポーツだな。

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