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にっぽん心中考

佐藤清彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167276041
ISBN 10 : 4167276046
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2001
Japan

Content Description

元新聞記者の著者が、古今世間を騒がせた情死事件に、厖大な資料をひもといてアプローチ。愛新覚羅慧生から有島武郎、坂田山心中、戦下の心中など、世相を映す事件の数々を独特の語り口で検証する。「情死ラッシュの時代」「何故に目立つ慶応ボーイ」等ユニークな視点をおりまぜて、はかりしれない人間の機微を穿つ、珍奇哀談集。

目次 : 第1章 小説なればこその『失楽園』/ 第2章 「天国に結ぶ恋」の世界/ 第3章 “伝説”の色あせる舞台裏/ 第4章 大正自由主義の“先駆者”たち/ 第5章 空前―昭和戦前は情死ラッシュ/ 第6章 戦後の混乱と繁栄を映して/ 第7章 さまざまなるパラドックス/ 第8章 情死はときにミステリアス/ 第9章 人生最後のバラエティー/ 第10章 にっぽん大情死時代の終幕

【著者紹介】
佐藤清彦 : 昭和5(1930)年、宮城県生れ。早稲田大学文学部卒業。読売新聞社を経て、現在、ノンフィクションライター。著書に、「脱獄者たち」「贋金王」「ああ勲章」(青弓社)、「大冤罪―死刑後、犯人出づ」(イクォリティ)、「やぶにらみ・法律記事」「ねらいうち・法律記事」(日本評論社)、「奇談追跡―幕末・明治の破天荒な犯罪者達」(大和書房)、「奇人・小川定明の生涯」(朝日新聞社)、「おなら考」(文春文庫)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • kaoriction@感想は気まぐれに

    帯には「100組のロミオとジュリエットたち 哀しくて少しおかしく ときにミステリアス」とある。にっぽん心中考なのだから「100組の失楽園」や「100組の太宰治と山崎富榮」とかでもよかったのに。著者は元新聞記者。その経歴を生かした厖大な資料からひもとく「情死」の数々。渡辺淳一『失楽園』に始まり、愛新覚羅、坂田山心中、そして、慶応ボーイの情死率の高さ、許されぬ兄妹の恋の果て…など、あらゆる情死の珍奇哀談。中でも興味深く楽しめたのは、やはり有島武郎と波多野秋子の章だった。・・・失楽園、いまは懐かしい言葉だなぁ。

  • とんこ

    再読本。心中のなかでも、男女の情死について考察した本。日本の歴史の中で情死が多かったのは江戸中期から昭和にかけての300年間とのこと。有名無名とりまぜた、それぞれの男女の情死の状況や背景、言ってみればワイドショー的なネタなんですが、世相を映しているので面白い。当時の報道の仕方なんかも随分今とは違うのもわかる。それにしても、タブーの多い時代の男女は大変だったのね。

  • がんちゃん

    電子図書館で借りて読みました。

  • Gen Kato

    日本近代心中史。『失楽園』の話題も、もはや懐かしいですね。

  • 朝吹龍一朗

    およそ情死でもしようとする娼妓に美人のあった例がない、などと身も蓋もない発言も収録されているが、こんな題材をえんえん文庫本で300ページ書き連ねている中に「日米両軍が激しく放火(正しくは、米軍が発するのは放火だが、日本軍が発するのはせいぜい銃火)を交える戦場」とこっそり鉄案が潜んでいたりする。

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