アイソレーションの中にあるダイナミズムを感じさせるような詩的ビジュアルは観る者を吸い込むような磁力に満ちていた−(by FADER JAPAN)
4CE FINGER(中目黒薬局Recordings)を全編に渡りフィーチャーしたMitsunori Sakano(坂野充学)による初のDVD作品。そして、トラックメイカーsakuHana(ex.DJ SAK)×4CE FINGERによる作品挿入曲を収録したCDが付いた2枚組仕様!!
BEEP DEEP BEEP is...
気鋭の映像作家が放つ、「都市」「水」「風景」「夜」、そして「言葉」「音」が複雑に交錯する映像表現。映像と音の相互作用により生み出されたのは、
様々に感情を呼び起こす静寂の短編。映像作家として国内外で作品を発表し続けるMitsunori Sakano(坂野充学)による初のDVD作品。2008年に本作と同名の
個展(Project space Kandada, 東京)、2010年「Spontaneous Order」展(Takuro Someya Contemporary Art、東京)、「The Next Wave Festival 2010」(メルボルン)にて限定公開された
ビデオ・インスタレーションのパッケージとなる。本作の特徴は、映像の「断片」を通じて都市や自然を鋭く切り取ったその独自の世界観と構成、そしてMCとDJを起用して製作された
「映像・言葉・音」の相互作用性にある。「水の流れ」を一つの軸とし、水道から海、砂浜から都市、人から風景へと、様々な映像の断片が浮び消えていく。次々に切り替わっていくビジュアル
は散文詩のように観る者にインパクトを与え、そこにMCの書く断片的な言葉が重なりイメージを増幅させていく。全編に渡りフィーチャーされるのは、DJ Quieststormのプロデュース等により
注目を集めるヒップホップミュージシャン・4CE FINGER(中目黒薬局Recordings)。但し記号としてのヒップホップ性は皆無に等しく、ラップというよりもポエトリーに近い彼の詩的表現が、
映像の断片とリンクしながらストーリーを作る。
もうひとつの構成要素である音を担当するのは、リズムやダブを複合した音楽を奏でるトラックメイカーsakuHana (ex.DJ SAK)。ビートをベースとしながらも静謐なアンビエンスを残した音作り
は、時に荒々しく、時に一歩引くことで、BGMとしての機能ではなく映像をより雄弁に語らせる役割を担う。薄暗い洗面所から海に至る水の流れ、流れ行く「トーキョー」の夜とストリート、そして
人々と人々以外のモノが、境目をなくすように入れ替わる世界。徹底的に客観的な存在であるカメラがとらえた各映像の断片は、ネオン街、路地、空間・・・とシンボリックな風景と交互に入れ
替わり、心象風景を描き出す。その連続は、都市に生きる人々の心が誰しも持つ「揺らぎ」を表しているのかもしれない。もしくは、水滴がやがて海になるように、我々が見ている景色もまた
世界を形作るただ一つの断片でしかないという「事実」を描いているのかもしれない。様々な人にそれぞれのストーリーと解釈を、そして様々な感情を呼び起こす本作は、観る者をひきつける
「磁力」にあふれている−。本パッケージは、映像作品"BEEP DEEP BEEP"の2つのバージョンを収めた DVD、そして各バージョンの楽曲/インストを収録した CD の2枚組。
CD には、今回初の発表となる4CE FINGER をメインフューチャーした楽曲「BEEP DEEP BEAT」、さらにsakuHana によるダブリミックス・トラックである「BEEP DEEP DUB」を収録。
コメント/ライナーは、映像ディレクター/写真家の竹内スグル氏が担当。
DIRECTOR PROFILE: Mitsunori Sakano(坂野 充学)
映像作家。イーストロンドン大学芸術学部卒業後、英国のアートフィルムアーカイブ機関であるLUXにて16mmフィルムエディター、国内外での映像制作を経て、現在は映像作家として活動中。
主な個展に「BEEP DEEP BEEP」(Project space KANDADA 2008/東京)、主なグループ展に「Spontaneous Order」(Takuro Someya Contemporary Art/東京)、
「The Ultimate Time Lapse Megamix」(NEXT WAVE Art Festival/メルボルン)、「A Starting Point : Intrude Art&Life 360」(上海証大現代美術館/上海)など。LAの次世代MC・OMNIや、
インディーロックシーンで注目を浴びるLillies and remainsなどのMVも手がける。作品・上映の形態によりあらゆる場所を劇場化する試みとしてFRAGMENT THEATREを主催。
CAST PROFILE: 4CE FINGER (中目黒薬局Recordings)
MC/ラッパー。PUBLIC ENEMYに衝撃を受け、ヒップホップの世界に。96年より7MC&2DJ集団「HYPE HOPE」に在籍。その後DJ YAS・DJ QUIETSTORM主催の「TIGHT」
との邂逅を機にソロに転進。中目黒薬局のMCとして以降DJ QUIETSTORMのサイドマイクを握り、全国各地を回る。06年に米西海岸のアーティストLiving Legendsの
ハワイツアーに同行したことを機にアルバム製作を開始。I.N.I.(Mic Jack Production)、KILLER-BONG&JUBE(Think Tank)などのゲストが参加し、DJ QUIETSTORMの完全
プロデュースとなるアルバム「Japanese Alien Human Being」が話題に。現在も日々全国のイベントを回り、Taico Club・Sense of Wonderなどのビッグフェスにも名を連ねる
注目のアーティスト。
CAST PROFILE: sakuHana (sTILLkid A.P./Takeshi Records)
94年、DJ活動を開始。97年、 SUGIZO (LUNA SEA) のソロツアーへ参加。 ( 土屋昌巳 ・ DJ KRUSH ・ JBK等と共演 )
98年、DJ KRUSH・DJ HIDE と共に DJ / プロデューサー集団『 流 -RYU- 』を結成。(当時はDJ SAKとして活動) 。翌年シングル『 流 -RYU- 』アルバム『 我 -Ga- 』をリリース。
当時まだ全国的に認知度の低かった THA BLUE HERBのBOSS THE MCを起用し話題に。その他、様々なアーティストへの楽曲提供・Remix・国内及び海外公演・アフリカの
子供たちの支援プロジェクト「JAG」への参加等、精力的な活動を行う。
02年、" 流-RYU- " を脱退。フリー転身後、映画・CM・ファッションショー等の音源制作にも活動を拡げる。現在はDJ / サウンドクリエーター、音楽集団『sTILLkid A.P.』
非具象音楽ユニット『ABSTRACTION DUBSTRACTION』、SUGIZO主宰のPsychedelic Dub Jam Band『SHAG』への参加、更にMEDIAクリエーター等多様な活動を展開中。