フリードリヒ・ヘルデルリーン

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ヒュペ-リオン ギリシアの隠者

フリードリヒ・ヘルデルリーン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480427212
ISBN 10 : 448042721X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ギリシアの多感な青年ヒュペーリオンは、オスマン・トルコの桎梏下にある祖国の窮迫に目覚め、いっぽうで古代世界の美を体現する女性ディオティーマと運命的な出会いを遂げて、至高の恋に落ちる。いったんは解放戦争に身を投じるが志なかばで挫折し、恋人のもとへ帰ろうとすると、彼女はすでに絶望からこの世を去っていた…。近代ドイツの苦悩を、実体験を背景に抒情味豊かな60通余の書簡に溶かしこんで綴る若き日の傑作。

【著者紹介】
フリードリヒ・ヘルダーリン : 1770‐1843年。ドイツの詩人、思想家。多数の讃歌、頌歌、エレギーなどの詩、『ヒュペーリオン』や悲劇『エンペドクレスの死』など。生前はシュレーゲル兄弟やブレンターノ、ティークなどドイツロマン派の評価を除いて広く知られることはなかったが、古代ギリシアの哲学世界への憧憬を背景とした独特の汎神論的志向は、ロマン主義、象徴主義の詩人らに読み継がれ、20世紀になって、揺るがぬ評価を得ることになる。またニーチェやハイデガー、さらにそれを承けた現代の思想家にも強い影響を与えた

青木誠之 : 1946年生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • みっぴー

    『ヒュペーリオン』−武器の名前ではなく、人名です。読んでいて発狂しそうになるタイプの本でした。解説から抜粋ーギリシャ人ヒュペーリオンを主人公とするこの書簡体小説は、「一」なる調和状態が破れて出来するさまざまな分裂・対立を乗り超え、ふたたび調和を志向して傷ついた精神の自己救済の書である−全く理解不能の謎の書でした。ドイツ文学とはやはり相性が悪いようです…。

  • マリリン

    耽美で抒情的で哲学的で詩的…と思ったら、著者は詩人だった。本書は詩誌「青芽」の同人の方とのコメントのやりとりで興味を持って手にした本。「世界の不協和音は愛し合う者たちのいさかいに似ている。和解は争いのなかにあり、別れていたものはすべてまためぐりあう。血管は心臓で別れ再び心臓に戻る。すべてはひとつになる永遠の灼熱する命なのだ」。失意の先に待っていたのは、ディオティーマの死。それを受とめ早春の季節にヒュペーリオンが語った言葉に、果てる事のない世界観を感じた。

  • ラウリスタ〜

    20世紀の哲学者たちがこぞって引用したり解釈したりするようなので、読んでみた。素晴らしい。長い間、ドイツ文学は好きになれなかったのだけれども、どうやら、こういったドイツ文学を読める年になってきたようだ。ギリシャ大好きな18世紀末のドイツ。当時のギリシャを舞台にした古代ギリシャ的散文。書簡体小説、当時の流行。2010年の訳ということで、非常に読みやすい。牧歌的な景色のなかで哲学的対話が繰り広げられる。おそらく深みが相当あるのだろう。

  • レートー・タト

    ニーチェが多大な影響を受けているということから、『ツァラトゥストラ』を横に置きつつ読んでみた。そうした読み方に拠る所が大きいが、読了後の第一の感想は、『ツァラトゥストラ』のあらゆる箇所が、本書の記述を原型としてパロディ化されたコントラファクトゥム(替え歌)だということだった。訳者が後書きで触れているが、ヘルダーリン研究の先鞭をつけたディルタイが、本書を生による生の解釈と捉え、その律動する生の流れに「哲学小説」の一形式を認め、『ツァラトゥストラ』の先駆け的な小説の誕生と見ているのは非常に納得の行く話である。

  • 有沢翔治@文芸同人誌配布中

    小説というよりも汎神論的な世界観が織りなす哲学書。現にハイデガーなどがヘルダーリンについて論じていますし、「ツァラトゥストラはこう語った」などと語り口がどことなく似てるような。また恋人ディオティマを捨て、ギリシャ戦線へと身を投じるヒュペーリオンはバイロンと重なりました。

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