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首無の如き祟るもの

三津田信三

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062766456
ISBN 10 : 4062766450
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2010
Japan

Product Description

“首無”が歩き回ると人が死ぬ
奥多摩の因習の郷、媛首村
『厭魅』に続く第2弾、“刀城言耶”シリーズ最高傑作!!
[解説]柄刀一(『密室キングダム』)
[装画]村田修 

奥多摩の山村、媛首(ひめかみ)村。淡首(あおくび)様や首無(くびなし)の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。3つに分かれた旧家、秘守(ひがみ)一族、その一守(いちがみ)家の双児の十三夜参りの日から惨劇は始まった。戦中戦後に跨る首無し殺人の謎。驚愕のどんでん返し。本格ミステリとホラーの魅力が鮮やかに迫る「刀城言耶(とうじょうげんや)」シリーズ傑作長編。

※本書は2007年5月、原書房より単行本として刊行されました。

Content Description

奥多摩の山村、媛首村。淡首様や首無の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。三つに分かれた旧家、秘守一族、その一守家の双児の十三夜参りの日から惨劇は始まった。戦中戦後に跨る首無し殺人の謎。驚愕のどんでん返し。本格ミステリとホラーの魅力が鮮やかに迫る。「刀城言耶」シリーズ傑作長編。

【著者紹介】
三津田信三 : 編集者を経て2001年『ホラー作家の棲む家』(講談社ノベルス、『忌館』と改題し講談社文庫に収録)で作家デビュー。常にホラーとミステリの融合を試みる独自の作風を持ち、ミステリランキング等で注目を集める。また、ホラー映画をこよなく愛する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    コレも文庫版の表紙大好き。初読の時は山魔の方が好きでしたが、改めて読み比べるとコチラに軍配が上がる。トリックの独創性は良く言われますが、その凄さが最初の時はピンとこなかった。二度目で漸く凄さに気付いた鈍い自分が哀しい。最初は山魔の方が好きだった理由は、童謡殺人物が単純に好きなのと、探偵役の在り方に自分なりの拘りがあったから故なのだろう。名探偵の活躍自体が好きでミステリを読む、という人も世の中には絶対いると思いますが、作品の性質上、そういう人は最高には満足出来ないかも。でもそれはクオリティとは全く別の話し。

  • bookkeeper

    ★★★★★ 初読。奥多摩の旧家を襲う凄惨な殺人事件。犯行は地元で伝えられる首無しの怪異の祟りなのか…? 解決篇で明かされるアクロバティックな真相と更なる怪異とで、うわぁあってなること請け合い。600Pのボリュームだけど、特に後半はあまりちびちび読まずに一気に読むのがおススメです。あぁっ、ネタバレせずに魅力をお伝えできないのが歯がゆいっ!こっこれはシリーズを追うしかっ… (˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ さぁーて、来週の栄螺館は「用を足すのも一苦労」「オマエ誰だよ」「主役不在」の3本です。うがんぐっ!

  • しんたろー

    三津田信三さん初読み。読友さん達のレビューが絶賛だったので手に取ったが、実は半信半疑だった…凄い!凄過ぎる!ホラー要素の怖さがシッカリ効いていながら、本格ミステリとしてもキッチリ成立しているなんて!江戸川乱歩大先生や横溝正史御大で育った世代にとって、正にドストライクな「妖しい雰囲気&アッと驚く展開」に酔いしれた。しかも、最後の二転三転する犯人当ても、伏線の回収も「これでもか!」と繰り出してくるドンデン返しに圧倒された。読者の興味をそそる章分けも巧く、日本推理小説史に名を残す傑作だと断言できる。

  • 青乃108号

    なんでこんな600頁もある本を読もうと思ったのか。俺は後悔した。しかし10年以上前にシリーズの何作か読んで(残念ながらタイトルは覚えていない)面白かった記憶が有るので、最高傑作と言われている本作だけは読みたかった。仕事が終わって寝る前に、何度も寝落ちしながら一週間かけて漸く読み終えた。しかし600頁はあまりに長い。俺は小説の長さは250頁ぐらいが丁度良いとかねがね思っている。本作にも冗長に感じる部分が多々あり、そのあたりを刈り込んで無駄をなくせば、もっと凄い傑作になっていたろうに、と思ったんだよ。

  • 🐾Yoko Omoto🐾

    祟りや化け物の伝承が根付く村、村の長である一族の権力争いと歪な人間模様、密室と化した殺害現場に首無し死体など、惹き込まれる要素を挙げればキリがないほどの舞台装置に加え、このジャンルの様式美が確立されたかのような、ホラーとミステリの完璧なる融合が美しく素晴らしい。また、第三者的立場から事件を見ていた、小説家目線のメタフィクション形式も実に効果的だ。論理的に導かれる解を、いとも容易くスクラップアンドビルドしていく終盤の怒濤の伏線回収から、ヒヤリと背筋を撫でるラストの括りまで、その完成度は非常に高い。傑作。

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