A Onesided Waterway

世界中のアンダーグラウンドアーティストを集めたレーベルコンピレーション「dejine:Rec Compilation」が日本に留まらず世界中から注目を集めているdejine:Rec。
そのアンダーグランド界の台風の目になりつつあるレーベルコンピレーションにも参加し、「Tha Blue Herb」の再来とも言われ一躍話題となったdejine:Recの4番目の刺客、SonnerのデビューCD。
その存在は無機質極まりないが、Sonarrの世界観から創造される音と言う名の詩は静けさの中にも激情が迸り、轟音の中にChaosが見える。
時にそのリリックに込められる感情はトラックのもつ本来の色までも変化させる。
今回のシングルの核となる「Lost Poet Headaches」はSonnarの直情的なリリックが聴く者を全ての鼓膜に語りかけ、そのまさに直情径行とも言えるリリックに、無意識のうちに耳を奪われていく一曲。
そこにある現実と自分の空想。それを凍てついた感で表現する「Duct 2」。
05〜09にはレーベルコンピレーション「dejine:Rec Compilation」にも名を連ねるトラックメーカーが核となる「Lost Poet Headaches」をそれぞれのもつ世界観で表現。
エスニックなサンプリングが印象的なh.honda Remixは全く別な「Lost Poet Headaches」。

そしてShng02のStart Againのリミックスにも参加したa,zがこの「Lost Poet Headaches」リミックスにも参戦。
Start Againのリミックスと同様に今回も、a.zのもつ独自のグルーヴとうねりを生み出すピアノループにノスタルジックなホーンが絡み美麗とも表現できる彼女らしいリミックスワーク。
Sonnarの直情的なリリックに攻撃性というエッセンスだけを加えたミニマリズム的リミックスを披露するのはIll The Essence (Beat Train Recordings)。
その他、今後もシーンを湧かせていきそうなリミキサー陣が多数参加。
デビューシングルにしてはこれでもかと言う位濃すぎる内容は、まさに唯一無二の衝撃作！