フランソワーズ・サガン / 河野万里子訳

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悲しみよこんにちは 新潮文庫

フランソワーズ・サガン / 河野万里子訳

User Review :4.5
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784102118283
ISBN 10 : 4102118284
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

海外名作新訳コレクション。南仏の陽光に導かれ、セシルは悲劇への扉を開く――。解説・小池真理子。少女小説の聖典、半世紀を経て新訳成る!

セシルはもうすぐ18歳。プレイボーイ肌の父レイモン、その恋人エルザと、南仏の海辺の別荘でヴァカンスを過ごすことになる。そこで大学生のシリルとの恋も芽生えるが、父のもうひとりのガールフレンドであるアンヌが合流。父が彼女との再婚に走りはじめたことを察知したセシルは、葛藤の末にある計画を思い立つ……。20世紀仏文学界が生んだ少女小説の聖典、半世紀を経て新訳成る。

<フランソワーズ・サガン>(1935-2004)カジャルク生れ。19歳の夏に、処女小説『悲しみよ こんにちは』が批評家賞を受け、一躍フランス文壇の寵児になる。その感性をモーリヤックは「魅力的な小悪魔」と絶賛。1957年自動車事故で九死に一生をえる。1978年に来日。小説、戯曲と著書多数

Content Description

セシルはもうすぐ18歳。プレイボーイ肌の父レイモン、その恋人エルザと、南仏の海辺の別荘でヴァカンスを過ごすことになる。そこで大学生のシリルとの恋も芽生えるが、父のもうひとりのガールフレンドであるアンヌが合流。父が彼女との再婚に走りはじめたことを察知したセシルは、葛藤の末にある計画を思い立つ…。20世紀仏文学界が生んだ少女小説の聖典、半世紀を経て新訳成る。

【著者紹介】
フランソワーズ サガン : 1935‐2004。カジャルク生れ。19歳の夏に、処女小説『悲しみよこんにちは』が批評家賞を受け、一躍フランス文壇の寵児になる。’57年自動車事故で九死に一生をえる。’78年に来日。小説、戯曲と著書多数

河野万里子 : 1959年生れ。上智大学外国語学部フランス語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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最初に読んだのはもうずっと昔の話だけれど...

投稿日:2021/04/20 (火)

最初に読んだのはもうずっと昔の話だけれど、もうだいぶ歳をとってしまった今となっては確かに読むのが辛い。なんといっても、もう、どうしてそうなるのか、わかるけれど、いや、そんな風にしなくても人生ってものはやっていけるんだよ、と、つい思ってしまうようになったから。そうでない人もいるのでしょう。でも、やはり、この本は、若い内に読んでおくのがいいと思います。歳を取ったらわからない、ということではないけれど、その若さとか幼さとかいうものへの受け取り方が不可逆的になってしまうから。そういう本というのは、いい悪いにかかわらず、やっぱりあるのだと思うのです。

Verdi さん | 神奈川県 | 不明

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サガンが18歳の頃に出版されたそうですから...

投稿日:2021/03/05 (金)

サガンが18歳の頃に出版されたそうですから書かれたのは17歳くらいなのでしょうか。本当に恐るべき才能の少女だったのですね。若いからこそ、そしてデビュー作だからこその鋭さがあります。サガンなんて子供が読むものなんて言ってるとその鋭いナイフに切られちゃうんじゃないかしら。

タカノブ さん | 神奈川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    何から何まで感心、いや驚嘆することばかり。まずは、サガンが弱冠18歳の時にこの小説を書いたこと。小説の構成が実に緻密でスキのないこと。人物像の造型(とりわけ、わたし、父、アンヌ)が巧みでフランス風のリアリティに溢れること。半世紀も前の作品なのに、古さを全く感じさせないこと。あげていけばキリがない。ほんとうに完成度の高い小説だ。実はサガンはこれが初読で、他の作品もぜひ読んでみようと思うのだが、懸念することが一つある。それはサガン18歳のデビュー作のこの小説こそが彼女の最高傑作なのではないかということだ。

  • ehirano1

    このタイトルで先ず以って思いつくのは、めぞん一刻のOP曲、という当方(苦笑)。流石(?)薄い本だけあって読ませてくれました。前半は殆ど「セシル哲学」です。後半に入るとセシル哲学は鳴りを潜めますが、ストーリー展開の要所要所に見え隠れします。回顧録風的な淡々と粛々した記述が客観的視点を際立たせており、たとえどんな結末になったとしてもそれを穏やかに受け入れる(≒セシルの決断を尊重する)ことができると思いました。

  • mae.dat

    不朽の名作を読んでみようのコーナー🐥。おじさん、ちゃんと読めているか自信がない。と言うか、読めていないです(´๑•_•๑)。主人公は17歳の少女セシル。これを同世代(当時)のサガンが描くのですが、気持ちが汲めない。さっき思っていた事と、次の行動に整合性が付かない様に思えるのですけど。受け入れと拒絶が重ね合わせ状態とか?情緒不安定なん⁇なんか、ラストも怖いよう。そう言えば、思春期の頃の妹も、妙にピリピリしていて苦手だったな。あれは一体なんだったのだろう?そういうもの⁇儂の中の乙女心は本物には成れないのね。

  • サガンの生涯を知ってから読むと、この小説の主人公セシルが彼女自身にすごく重なる。このデヴュー作で一躍名を馳せていったのも頷ける表現力。幼い頃から大人に囲まれて育つと確かにこうなるよなぁと、なんだか公私がダブって見えてしまう。また、翻訳のほうもすごく自然で読みやすかった。それにしても小悪魔というか愚かというか、見事なエレクトラコンプレックスぶりで。未熟さゆえにコロコロと変わる感情や企みに振り回されていく大人たちが哀れで仕方ない。個人的にはセシルよりアンヌのほうが魅力的に思えてたので終盤はゾッとしてしまった。

  • ykmmr (^_^)

    一家族の一夏のバカンス。でも、その内容はバカンスとは違う、退廃・心や言葉の綾・残酷な罠・取り返しのつかない過ち。17歳という歳で、自由な父・その愛人との奇妙な生活の中、バカンスでは母の友人が訪ねてきて。セシルはその何となく感じる世代観で、1つの事件を起こしてしまう。当時、同世代であった作者が書いたせいか、半ば自伝的で、セシルから見る周囲の人間と自らの気持ちの描写が分かりやすく読みやすい。この後、作者も波瀾万丈の人生を送る訳であるから、まるで自らの予言書である。

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