スティーヴンソン / 田中西二郎

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ジ-キル博士(はくし)とハイド氏

スティーヴンソン / 田中西二郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784102003015
ISBN 10 : 4102003010
Format
Books
Publisher
Release Date
November/1983
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    初読だが巷間あまりにも有名なために、おそらく誰もがその骨子は知っているだろう。本来、この小説の真価はサスペンス性にあるのではなく、ある種の普遍性における人間観にある。もっとも、構造は古典的な二元論に立脚するために、斬新さもさほどあるわけでもない。我々21世紀に生きる読者にとっては、この作品の持つ19世紀末のロンドンの暗鬱さそのものこそを楽しむべきなのかも知れない。切り裂きジャックが跳梁したのは、本書が刊行された2年後のロンドンであった。ハイド氏は、こうした世相にあって、まさにジャックを予告したものだった。

  • 青乃108号

    過去に読んだような気もするがさっぱり記憶にないのでこの度読んでみた。善良なるジーキルは自ら精製した変身薬によって悪の権化たるハイドに成り替わり、自ら行う悪逆無道な行いの中に言い知れぬ悦びを覚える。当初はあくまで遊び程度の変身であったものが、次第にその愉悦の虜となり、主体たるジーキルが客体たるハイドに存在そのものを脅かされる事になってしまう。俺は善人のつもりではあるが、ふと心中にとてつもない悪事が浮かぶ事がありそんな時は自分がつくづく嫌になるのだが、似た様な事は誰にでもあるんだろうと安心出来た本。

  • 扉のこちら側

    2016年329冊め。【171/G1000】あまりに有名すぎて読んだ気になっていた本の中の一冊。ジーキル博士とハイド氏は善悪の象徴のように言われていたためそうだと思い込んでいたのだが、実際読んでみると悪の象徴であるハイド氏に対するジーキル博士は、善だけのものではない、善と悪がないまぜになっているひとりの「人間」だったことがわかる。

  • れみ

    すごく久しぶりに読みました。高潔な人物として知られるジーキル博士の家に出入りするようになった醜悪な容貌を持つ男・ハイドは薬品の力によって生みだされたジーキルのなかのもうひとりの人物だった…というお話。いつもロンドンの濃い霧が立ち込めているような、そこにあるのに見えないもどかしさのなか、人間が誰しも持っている善悪両方の部分が恐ろしく感じた。

  • のっち♬

    高名な医学博士と殺人犯を巡る一連の事件を弁護士が調査。著者が長年関心を寄せた善と悪の相互作用を追求したゴシックホラーのクラッシック。対立要素の緊張関係を受容せず無意識へ片方の追放を試みた場合、腫瘍化して逆に意識を暴力的に規定するという二重人格の症例としてプロセスが明晰。弁護士の潔癖さと対比的な博士のプライドは意識的部分の表徴であり、後者を悪の前兆と見なすキリスト教視点の寓意を添えている。ハイドを博士の原始的退行像と見なし、抑圧の強いヴィクトリア朝の社会像を切る意味でもアタスンと博士の対比こそ要になりそう。

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