CD

幻想ポロネーズ〜ピアノ作品集 メジューエワ

ショパン (1810-1849)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
WAKA4127
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

メジューエワ/ショパン:幻想ポロネーズ

若林工房創立5周年記念リリース。
伝統に裏打ちされた深い読みと共感―かくも深遠なるショパン

日本での活動歴も10年を超え、充実した活躍を続けるイリーナ・メジューエワの最新録音。ショパン・アルバムとしては通算4枚目となる今作は、『幻想ポロネーズ』と『英雄ポロネーズ』をメインに晩年の傑作マズルカ(作品59)や初期の隠れた名曲「ロンド(作品16)」などを配した好プログラムです。メジューエワらしい繊細かつ大胆なタッチ、薫り高い詩情、堅牢な造型、堂々たるスケール感などの魅力に溢れた秀演。明晰な論理と深い情感を持って献身的に作品と対峙するその姿は、新しい時代のショパン弾きとして、そしてロシア・ピアニズムの名門ネイガウス流派の継承者の一人として面目躍如たるものがあります。
 「五感を研ぎ澄ませてこのアルバムに収められた音楽を聴いて欲しい。ショパン→ミクリ→ミハウォスキ→ゲンリヒ・ネイガウス→テオドール・グートマン→トロップ→メジューエワ。ショパンから数えて7代目の弟子となるメジューエワの元で今、ショパンの血統が脈々と息づいていることにきっと気付かれるに違いない。」田中泰/ライナーノートより(若林工房)

ショパン:
・ロンド 変ホ長調 作品16
・3つのワルツ 作品34
・3つの新練習曲 (遺作)
・前奏曲 嬰ハ短調 作品45
・ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53『英雄』
・3つのマズルカ 作品59
・幻想ポロネーズ 変イ長調 作品61
 イリーナ・メジューエワ(ピアノ)

 録音:2008年5月14-16日、新川文化ホール(富山県魚津市)
 STEREO/24bit Digital録音

収録曲   

  • 01. メジューエワ/ショパン:幻想ポロネーズ

総合評価

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このアルバムは、演奏者自身が書いているノ...

投稿日:2011/12/21 (水)

このアルバムは、演奏者自身が書いているノーツが重要だ: 「ショパンの魅力についてはすでに多くの言葉が費やされてきた。そのエッセンスは一言でいえばポーランド語の『żal』〔żは上に小さな点のあるzだ〕という言葉に集約されるだろうし、『ポエジー(詩情)』が最重要であることは論を俟たない。『人間の尊厳』。『高貴さ』というのも大切なキーワードだろう。プーシキンの言葉にあるように『美しいものは厳かなのである』。”żal”については、http://bit.ly/tfJQ4Eがいちばん詳しいだろう。このほか、「本来あるべきものを失った悲しみを意味します」http://bit.ly/vujoaa、「その含意するところは、悲しみ、憧れ、ノスタルジア、後悔、諦め、悔悟、腹立ち、だそうです」http://bit.ly/s9bPQC、「傷む心」http://bit.ly/tO33Loなども参考になる。Google翻訳では、英語で「grief」、日本語で「悲しみ」と出てくるだけだ。要は、私がメジューエワのノクターン全集の本HMVサイトのコメントに書いたとおりだ。むしろ私がびっくりするのは、”人間の尊厳”、”高貴さ”という言葉が出てくるところだ。音楽について、こんな言葉を発言したピアニストを、私は過去に知らない。彼女の音楽表現の、独特の「強さ」の基盤が、この音楽観にあるだろう。このパラグラフに続けて彼女は、「私はショパンを、あくまでも、構造性を重視した古典として弾く」と述べている。ショパン=ロマン派は、たしかに、あまりにも長持ちしすぎた誤解だろう。この誤解のおかげで、私にとってショパンの音楽は長年、つまんねぇ軽視の対象でしかなかった。イリーナ・メジューエワは、私の耳に対して、ショパンを”脱構築”したのだ。

sadRed さん | 千葉県 | 不明

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凄い名演だ。そもそも本CDに収録された楽...

投稿日:2011/01/08 (土)

凄い名演だ。そもそも本CDに収録された楽曲の組み合わせが素晴らしい。ポロネーズ、マズルカ、ワルツ、前奏曲、エチュードと言った、ショパンの主要な作品からの抜粋を中心としたカプリングであるが、必ずしも有名曲だけを組み合わせているわけではない。単なる人気取りの有名曲集に陥っていない点は、メジューエワのショパンへの深い拘りと理解の賜物であると考える。ライナーノーツの解説には、メジューエワを「思考するピアニスト」と評していたが、これはなかなかの至言である。メジューエワは、ショパンがスコアに記した音符の一つ一つを丁寧に、そして風格豊かに弾き抜いて行く。この一音たりとも蔑にしないアプローチは、ショパンの各曲の旋律線を実にくっきりと明瞭に描き出すことに大きく貢献する。こうした堂々たるピアニズムについては、ある意味では、「思考するピアニスト」との見方もあり得るのではないかと思うからである。ただ、重要なのは、メジューエワは、理屈が先に立つピアニストではないという点だ。音楽は実に優美に流れるし、女流ピアニストならではの繊細な詩情においてもいささかの不足もない。要は、非常に幅の広い表現力を身につけているということである。このような素晴らしい大芸術家が、我が国を拠点に活動しているというのは何と言う幸せであろうか。録音も鮮明で文句なし。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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幻想ポロネーズとワルツを聴きたかったので...

投稿日:2010/05/25 (火)

幻想ポロネーズとワルツを聴きたかったのですが、英雄ポロネーズがどうなるのかという興味もとてもあって買いました。結果は、おすすめです。もう一度!とかけなおした英雄ポロネーズは久しぶりのことです。どうだ!と言わんばかりの演奏が多い中、「そう、この曲はポロネーズだよな」という原点回帰の思いでした。実は大昔に聴いた演奏への郷愁なのかもしれませんが。でも、私は少なくともわくわくしながら聴きましたけどね。コンサートでこれ聴いたら、泣くかもな。

おっさん さん | 神奈川県 | 不明

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ショパン (1810-1849)

。39年の短い生涯を、作曲とピアノ演奏で駆け抜けた「ピアノの詩人」の素晴らしい音楽が世界中で鳴り響きます。世界各国でさまざまなコンサートやイベントがおこなわれ、CDやDVDなど、数多くの音楽ソフトもリリースされ、ショパンの音楽が過去最高の注目を集めるにぎやかな年になりそうです。

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