シュティムング　 ヒリアー＆シアター・オブ・ヴォイシズ

シュトックハウゼン：シュティムング
（2006年　ヒリアーによるコペンハーゲン版）

「Stimmung」とは、英語に訳すと「tuning(チューニング)」。楽器や声の調子を合わせる意味ですが、ここでは、声の調子のみならず、人の魂をもチューニングする、という内的な意味合いも含まれています。「変ロ」の音とその自然倍音列上にある音のみを、6人の奏者たちの声によって重ねていくこの作品は、1968年に作曲、初演されました。歌詞は、母音の羅列や意味のない言葉、そしてシュトックハウゼンが書いた詞「魔法の名前」。また、ここに収録されている2006年版では、突然「Wednesday」などといった曜日が様々な言語で聴こえてきますが、これは、シュトックハウゼンのオペラ「リヒト」(2005年の東京の夏で一部演奏されました)もそれぞれの部分が各曜日に属していて、シュトックハウゼンにとって、この時期「曜日」に関する意識が高まっていたのでは、という考えに基づいています。発表されてから約40年たとうとしている現在においてもなお、衝撃的かつ新鮮、斬新。ヒリアーによる揺るぎない統率のもと心をひとつにする6人の奏者の輪の真ん中にいるような錯覚に陥るような録音のされかたは実に見事。
　通常CDとして聴いても充分興味深い音響ですが、マルチチャンネルで聴ける方は、是非、不思議ワールドに浸っていただきたいです。（キングインターナショナル）

　シアター・オブ・ヴォイシズ
　ポール・ヒリアー（指揮）
　
　録音：2006年
　SACD Hybrid
　CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

Stimmung Karlheinz Stockhausen
1 Model 1 2'49
2 Model 2 1'34
3 Model 3 1'23
4 Model 4 1'38
5 Model 5 1'26
6 Model 6 1'20
7 Model 7 1'13
8 Model 8 0'57
9 Model 9 1'14
10 Model 10 0'54
11 Model 11 2'00
12 Model 12 1'32
13 Model 13 1'15
14 Model 14 1'23
15 Model 15 1'36
16 Model 16 0'53
17 Model 17 0'59
18 Model 18 1'26
19 Model 19 1'15
20 Model 20 0'51
21 Model 21 0'48
22 Model 22 1'58
23 Model 23 0'50
24 Model 24 1'44
25 Model 25 1'30
26 Model 26 1'00
27 Model 27 1'01
28 Model 28 3'12
29 Model 29 2'00
30 Model 30 0'45
31 Model 31 1'50
32 Model 32 2'48
33 Model 33 1'15
34 Model 34 1'11
35 Model 35 1'28
36 Model 36 1'32
37 Model 37 2'05
38 Model 38 1'10
39 Model 39 0'52
40 Model 40 1'21
41 Model 41 1'04
42 Model 42 1'34
43 Model 43 4'25
44 Model 44 0'54
45 Model 45 1'24
46 Model 46 2'01
47 Model 47 1'00
48 Model 48 1'10
49 Model 49 0'38
50 Model 50 0'46
51 Model 51 5'00