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小さなおもちゃ屋を営む康雄の店へ、ある日ひとりの女性が客として現れる。康雄と言葉を交わすこともなく、棚の隅から売れ残りの古いおもちゃを買って出ていった中年女・・・、それは八年前、康雄と別れた妻、正確には、男をつくって夫と幼い息子・毅をおいて、蒸発同然に家を出ていった妻の擁子だった。以来、擁子は、たびたび康雄の店を訪れる。そしていつも同じように、売れ残りのおもちゃを買っていくのだった。今は再婚し、息子は継母に、実の母親以上になついている。そんな平穏な生活の前に、突然あらわれた元妻と、奇妙な行動に心さわぐ康雄。一方、擁子も新たな恋人・進藤との生活に、割り切れないものを感じていた。進藤の求婚を、擁子は素直には受け入れられない。擁子の心の中には、残してきた我が子・毅の面影が強く刻まれていた。毅への思慕が、擁子を康雄の店へと向かわせていた。擁子は、保険外交員として、康雄の妻・秀子と親しくなり、康雄一家に遊園地のチケットをプレゼントした。休日の遊園地。久しぶりの一家団らんを過ごす康雄たちと、離れた場所に擁子、進藤のカップルの姿があった。ついに、康雄と擁子が言葉を交わす時がきた。康雄は、擁子を観覧車に誘い、高みへのぼっていくゴンドラの中で、擁子の気持ちを考えなかった過去の罪をわびた。そして、「もう、毅には会いに来ないでほしい」・・・。擁子の目に、涙があふれた。下りててきたゴンドラを待ちかまえるように、毅が走ってきた。康雄にではなく、擁子に一緒に乗ろうとせがんだ。その背後で、秀子が頬笑んでうなずき、進藤は知らぬふりをして、擁子をうながした。康雄は毅に、「擁子おばちゃんは怖がりだから、手つないであげなよ」と言うと、毅は照れながらも、擁子の手をしっかりとつかんだ。
Footage
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・ 棚の隅
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・ キャストインタビュー映像(予定)
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・ 舞台挨拶(予定)
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・ 劇場予告など(予定)
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