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いのちと愛の詩集

塔和子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784046215734
ISBN 10 : 4046215739
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2007
Japan

Content Description

ハンセン病という苛酷な病を得た現実から、生の根源を見つめ直し、闇を光の詩が切り拓いてゆく。命とは、生きるとは、愛とはを問いかける詩人の珠玉の詩選集。人間として生きるための壮絶な思いが込められた1冊。

【著者紹介】
塔和子 : 1929年、愛媛県に生まれる。1943年、ハンセン病により、国立療養所大島青松園に入園。1951年、同園の赤沢正美氏(歌人)と結婚。1952年、ハンセン病完治。1953年、夫の赤沢氏の影響で短歌を始める。1957年、短歌形式に表現の限界を感じ、自由詩を作り始める。1958年、NHKのラジオ番組「療養文芸」に投稿。1961年、第1詩集『はだか木』出版。1964年、園内のキリスト教交霊会において洗礼を受ける。1973年、第3詩集『エバの裔』出版(H氏賞次点)。1976年、第4詩集『第一日の孤独』出版(H氏賞候補)。1978年、第5詩集『聖なるものは木』出版(H氏賞候補)。1999年、『記憶の川で』により第29回高見順賞を受賞。2002年、香川県より教育文化功労賞受賞。2004年、第62回山陽新聞賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いつでも母さん

    塔さんの詩は読み手を圧倒する。ご自身の病や隔離された体験が塔さんを構成したのだろうかー思うに健康な体や普通の(何をもって普通というかは各々かもしれないが・・)家庭にあっても、この方はきっと【何か】を発信したのではないだろうか。『痛み』が好きです。本書には載っていないが『胸の泉に』『希望よあなたに』はいつ読んでも心が揺さぶられる。詩は苦手、照れくさいと思ってるあなたにも読んで欲しい一冊です。ハンセン病という事を抜きに塔さんは語れませんが、多くの方に知ってもらいたい世界がありました。

  • みや

    母から借りた本。13歳でハンセン病に罹り、14歳で島の療養所に隔離された塔さんが、78歳で編んだ20作目の詩集。数年前、塔さんが生きた香川県の大島へ母と訪れた。その時に見た、四方を海で囲まれた美しい島の姿を思い出す。詩への苦手意識は今回も消せなかったが、随筆部分は胸が詰まった。「いのち」について考える機会は今までに何度もあったものの、日常を過ごす中で気付けばなおざりになってしまう。不自由な生活を強いられ、「人として生きること」を常に考え続けて生きた塔さんの言葉には無駄が無く、明瞭に問い、語りかけてくれた。

  • メイロング

    名前はアレだが中身はガチの典型例。「選ぶ」読めてよかったなー。前に読んだ「希望よあなたに」を補う感じでいいですね。後半に随筆がついてて、講談社文芸文庫味。いいなあ塔和子。

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