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少女地獄 角川文庫

Kyusaku Yumeno

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041366059
ISBN 10 : 4041366054
Format
Books
Publisher
Release Date
November/1976
Japan

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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代表作『ドグラ・マグラ』の陰惨でおどろお...

投稿日:2012/02/08 (水)

代表作『ドグラ・マグラ』の陰惨でおどろおどろしい世界感と緻密に練り上げられた物語性に圧倒され、衝撃を受けた高校時代から、ずっと久作ファンです。この『少女地獄』は2冊目に買った本で何度も読み返しましたが、『ドグラ・マグラ』同様、読後に引きずるものがあります。その何とも言い難い気持ち悪さが好きで(分かりにくい表現なんですが、こうとしか言いようがありません)、思い出した頃にまた読んでしまいます。文章力、構成、ストーリー性はもちろん大家なのですが、気味が悪いのが嫌いな方にはオススメできません。逆に、裏表紙などの作品紹介を読んで興味をもたれた方はきっと楽しめます。これだけ長い年月名を轟かせている作家ですから。根強いファンも多いですね。初めて読んだ時には自分が幼すぎて(今でもよくわかってないけど)、作品の深層部を読み取れなかったんだけども、それでも、この作家でしか味わえない独特の世界観をワクワクしながら噛みしめるように読んだことを覚えています。だから、物語の設定や怪しげな部分に惹かれた方は充分楽しめる本だと思います。

peko-rock さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    この作品は構成、文体ともに所謂、戦前期の「探偵小説」なるものであろう。もちろん、だからといってここに探偵が登場してくるわけではないが。作品集『少女地獄』の中では、巻頭の「何んでも無い」が読み物として一番面白いが、読む前の期待を満たしたかというと、やや拍子抜けの感も否めなかった。

  • ehirano1

    おそるおそる夢野久作の作品に手を出してみました(ちなみにドグラマグラで地獄に落とされたくちですwww)。地獄を書かせるとまあ彼の右に出るのは相当困難。必殺の「書簡体小説」から編み出される独特の読後感には普通とは違う溜息が出ます。しかし驚いたのは、実は書かれていることは至ってシンプル、そう、人間の内在的理論なんです。例えば、「何んでも無い」では他人の評価に固執し過ぎてしまうとその行き着く先は・・・などで大変興味深いです。その意味で、ドグラマグラには沢山の発見が埋まってそうで、再挑戦の意欲が湧いてきました。

  • (C17H26O4)

    騙されたかったのでしょう?騙されたくて騙されていたんじゃないの。甘美だったでしょう?少女ってね、怖いのよ。大人の女もね。かつては少女だったのだもの。騙す少女のなんてあわれで美しいこと。でもね、特権なの。少女地獄とは少女の陥った地獄とも読めるが、わたしはそうよりも、(蟻地獄のように)少女のつくった地獄に他者が陥ったように読んだ。

  • ナマアタタカイカタタタキキ

    その圧倒的な文章の密度には感服させられるばかり。これは一字一句落とさず読まねばならないぞ、と、気付けば血眼で文字を追っている。故にあまり気楽な読書にはならなかった──空想、虚構、隠蔽、瞞着、色んな形状の“真ではないもの”が組み込まれている、珠玉の短編集。精密鋳造のように寸分の狂いもない見事な虚偽(明かされてしまう以上それは言い過ぎかもしれない)を目の当たりにした時、人は屡々感動してしまうことすらある。尤も、心を奪われるのは、完全無欠な構造の神殿の如きそれが、大きな音を立てて崩れる、その瞬間かもしれないが。

  • Tsuyoshi

    表題作を含め3編。特に最後の「火星の女」がよかった。幼少から身体的特徴をネタに苛められ空虚感に満ちていた主人公の少女が聖職者と敬慕された校長の薄汚い本性を知ってしまい凶行に及ぶ話で、最後まで何とか信じようとする少女の純真さが不憫でしょうがないだけに少女の気持ちを踏みにじった校長においては激しく憤りを覚えた。

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