世界最高峰の姉妹ピアノ・デュオによる55年の芸術活動の歩みを
新録音とともにまとめたCD3枚組ボックス・セット
姉妹ピアノ・デュオ、カティア&マリエル・ラベックが最初の録音をリリースしてから55年となるのを祝して、その芸術の歩みを収めたCD3枚組ボックス・セット『55』が発売されます。新録音とともに半世紀を超える活動の中から厳選されたアーカイヴ音源が集められています。
1970年にオリヴィエ・メシアンの芸術的な指導を受けて最初にリリースした2人のデビュー・アルバムは、現代音楽の世界への最も個性的なキャリアの始まりとなりました。「『アーメンの幻想』は私たちにとって本当に最初の録音でした。私たちは17歳と19歳で、オリヴィエ・メシアン本人に録音を頼まれたのです」と彼女たちは回想しています。
このセットには25曲の新録音(2025年録音。世界初録音を含む)と、30曲の歴史的音源(1970年から2024年の録音)が収められ、クラシック、現代音楽、ミニマル、そしてポピュラーの伝統の間で常にジャンルの境界を越えてきた2人のアーティストの親密な肖像を描き出しています。
『55』は特に女性作曲家に焦点が当てられ、全55曲のうち12曲が8人の異なる女性作曲家によるものです。カティアとマリエルはこれらの作曲家について次のように語っています。「彼女たちが沈黙しているように見えたのは、時代によって覆われていただけなのです。彼女たちの物語〜並外れた歩みと勇気ある運命〜は今日でも非常に強く心に響きます」。『55』は音楽だけでなく、見た目でも編集の面からもひとつの作品となっています。ボックスには40年以上にわたる2人の芸術的な人生と友情の軌跡を辿ることのできる、フランスの写真家ブリジット・ランコムによる写真が収められ、音楽学者でジャーナリストのルノー・マシャールによるエッセー、歴史的背景や作曲者の言葉などが掲載された充実した内容のブックレットが付いています(欧文)。
3枚のCDにはそれぞれタイトルが付けられ、異なってはいますが相互に関連した世界として展開しています。ディスク1『Wild is the Wind』:ジャンル間の自由な行き来に焦点を当てた、ポピュラー音楽とクラシック音楽の書法による対話。ディスク2『Of a Bright Garden』:庭園と子供時代というテーマを軸に、ロマン派から20世紀のレパートリーを横断するプログラム。ディスク3『Points of Light』:ラベック姉妹の芸術的歩みに深く痕跡を残してきた作曲家たちを集めたもの。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1:『Wild is the Wind』
01. ディミトリ・ティオムキン:野性の息吹き(ニーナ・シモンのヴァージョンからのM.Blaskyによる2台ピアノ編)
02. マーガレット・ボンズ:スピリチュアル組曲〜第3曲:トラブルド・ウォーター(C.Bonjourによる2台ピアノ編)
03. エマホイ・ツェゲ=マリアム・ゲブルー:Ballad of the Spirits
04. ダヴィッド・シャルマン:Valse noire for M
05. グラジナ・バツェヴィチ:10の演奏会用エチュード〜第4番
06. グラジナ・バツェヴィチ:3つの性格的小品〜第1曲:アレグレット
07. ドーラ・ペヤチェヴィチ:2つの夜想曲 Op.50〜第2番
08. フィリップ・グラス:映画『キャンディマン』〜ヘレンのテーマ(M.リースマンによるピアノ・ソロ編)
09. ダヴィッド・シャルマン:『Star-Cross’d Lovers(不運な恋人たち)』第5幕〜『Romeo's Poison(ロメオの毒)』
10. ウィリアム・ダックワース:『タイム・カーヴ・プレリュード』〜第12番
11. ビル・エヴァンス:ウィ・ウィル・ミート・アゲイン
12. バーンスタイン:ウェスト・サイド・ストーリー〜『サムウェア』(I.コスタルによる2台ピアノ編)
13. パコ・デ・ルシア:愛のうた(J.A.アマルゴスによる2台ピアノ編)
14. ファリャ:歌劇『はかなき人生』第2幕〜スペイン舞曲第1番(サマズイユによる2台ピアノ編)
15. ジェイムズ・P・ジョンソン:カロライナ・シャウト(F.ジャノーによる2台ピアノ編)
16. ガーシュウィン:ピアノ協奏曲ヘ長調〜第3楽章
カティア&マリエル・ラベック(ピアノ:01,02,06,12-16)
カティア・ラベック(ピアノ:03,04,07,08,10)
マリエル・ラベック(ピアノ:05,09)
カティア・ラベック&チック・コリア(ピアノ:11)
録音:
2025年、フランス、La Fabrique des Ondes(01-08)
2016年、ローマ(09)
2012年、ローマ、KLMスタジオ(10)
1995年、イタリア(11)
2011年、パリ、スタジオK(12)
2007年、ドッビアーコ、グスタフ・マーラー・ホール(13)
1993年2月、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール(14)
1982年10月、パリ(15)
1980年5月、パリ(16)
Disc2:『Of a Bright Garden』
01. ファニー・メンデルスゾーン:4つの歌 Op.8〜第1曲
02. ファニー・メンデルスゾーン:3つのメロディ Op.4〜第2番
03. フェリックス・メンデルスゾーン:無言歌集 第5巻 Op.62〜第1曲:5月のそよ風(R.ラングレーによる4手ピアノ編)
04. フェリックス・メンデルスゾーン:無言歌集 第6巻 Op.67〜第1曲(R.ラングレーによる4手ピアノ編)
05. ドビュッシー:ベルガマスク組曲〜第3曲『月の光』
06. リリ・ブーランジェ:3つのピアノ小品〜第1曲『古い庭から』
07. リリ・ブーランジェ:3つのピアノ小品〜第2曲『明るい庭から』
08. Muriel Bostdorp:マリー・ジャエルへのオマージュ
09. マリー・ジャエル:12のワルツと終曲 Op.8〜第8曲:アレグレット・カンタービレ
10. アルベニス:パヴァーヌ=カプリース Op.12
11. エレーヌ・ド・モンジュルー:フォルテピアノ教育のための完全教程〜練習曲 第110番イ長調
12. フォーレ:組曲『ドリー』 Op.56〜第3曲『ドリーの庭』
13. ラヴェル:組曲『マ・メール・ロワ』〜第5曲『妖精の園』
14. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(ピアノ二重奏編)
15. ドビュッシー:夜想曲〜第2曲『祭り』(ラヴェル編)
16. ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集 Op.46〜第5曲イ長調
17. ビゼー:子供の遊び Op.22〜第3曲『お人形』
18. ビゼー:子供の遊び Op.22〜第12曲『舞踏会』
19. フォーレ:組曲『ドリー』 Op.56〜第1曲『子守歌』
20. ブラームス:ハンガリー舞曲集 WoO1〜第12番ニ短調
カティア&マリエル・ラベック(ピアノ:01-05,09-20)
カティア・ラベック(ピアノ:06,08)
マリエル・ラベック(ピアノ:07)
録音:
2025年、フランス、La Fabrique des Ondes(01-13)
2006年5月、パリ、IRCAMスタジオ(14)
1996年11月、ベルギー、モル(15)
1990年6月、イギリス、サマセット(16)
1985年12月、ロンドン(17-18)
1985年12月(19)
1981年4月、フランス(20)
Disc3:『Points of Light』
01. ルチアーノ・ベリオ:メモリー
02. アルヴォ・ペルト:アリーナのために
03. アルヴォ・ペルト:パリ・インテルヴァロ
04. ブライス・デスナー:Goiza Larrunen
05. フィリップ・グラス:歌劇『オルフェ』第1幕〜第3曲『オルフェの寝室』(M.リースマンによる2台ピアノ編)
06. フィリップ・グラス:歌劇『美女と野獣』〜第2曲『姉たち』(M.リースマンによる2台ピアノ編)
07. フィリップ・グラス:歌劇『恐るべき子供たち』〜第3曲『夢遊病者』(M.リースマンによる2台ピアノ編)
08. ブライス・デスナー:『El Chan』〜第2曲『ポインツ・オブ・ライト』
09. ブライス・デスナー:『El Chan』〜第5曲『コヨーテ』
10. ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』第1部〜第8曲『大地の踊り』(2台ピアノ版)
11. アルヴォ・ペルト:偉大な都市への頌歌
12. ハワード・スケンプトン:映像〜Prelude 7
13. ハワード・スケンプトン:映像〜Postlude
14. ジョン・ケージ:エクスペリエンシス第1番
15. エリック・サティ:梨の形をした3つの小品〜第6曲『つけ加えて』
16. エリック・サティ:最後からの2番目の思想〜第1曲『ドビュッシーへの牧歌』
17. ストラヴィンスキー:5本の指で〜第4曲:ラルゲット
18. ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章〜第1楽章『ロシアの踊り』(V.バビンによる2台ピアノ編)
19. メシアン:アーメンの幻影〜第7曲『成就のアーメン』
カティア&マリエル・ラベック(ピアノ:01,03,05-11,14,15,18,19)
カティア・ラベック(ピアノ:02,17)
マリエル・ラベック(ピアノ:04,12,13,16)
録音:
2025年(01-04)、2023年11月(05,6)、2020年(07)、フランス、La Fabrique des Ondes
2018年6月(08,09)、2016年8月(10)、2012年(11-14)、2009年6月(15,16)、ローマ、KMLスタジオ
2006年7月、パリ、IRCAMスタジオ(17)
1982年12月、サフォーク、スネイプ・モルティングス・コンサート・ホール(18)
1969年12月、パリ、サル・アディヤール(19)