スペインで最初に国際的に評価された2人の指揮者によるデッカ録音を集大成
CD20枚組ボックス・セット
アタウルフォ・アルヘンタとエンリケ・ホルダ、スペインの2人の巨匠がデッカに行った録音がまとめられて発売されます。CD20枚組ボックス・セット。限定盤。
第二次世界大戦後の1940年代、デッカは革新的な新録音技術「ffrr」を開発した時に名だたるアーティストによる録音を行い、そのひとりが指揮者のエンリケ・ホルダでした。そして数年後にLPという画期的なフォーマットを採用した時にその高音質と利便性を伝えるために行った録音が、ジュネーヴでのエルネスト・アンセルメと、彼にスイス・ロマンド管弦楽団指揮者の後継者と目されていた若きアタウルフォ・アルヘンタでした。このセットには、ホルダがSP時代に残したすべての録音に初めてデジタル・リマスターが施され、すべてのLP録音とともに収録されています。初CD化となる録音が多数含まれています。
1911年生まれのホルダと、1913年生まれのアルヘンタは、国際的な評価を獲得した最初期のスペイン人指揮者でした。ロマン派と20世紀のレパートリーで評価を確立し、その成果はこれらの録音に刻み込まれています。彼らはファリャ、アルベニス、トゥリーナ、ロドリーゴなどスペイン管弦楽作品で高く評価されていましたが、フランスやドイツのレパートリーでも同様の評価が得られることを望んでいました。ここで聴くことのできるアルヘンタによるリストの『ファウスト』交響曲やシューベルトの第9番『グレート』、ホルダによるハイドンの交響曲第88番やモーツァルトの『リンツ』交響曲では、彼らがそれらにスペイン的感性をもたらしていることがはっきりとわかります。そして両指揮者がそれぞれ録音したファリャの『スペインの庭の夜』はどちらも決定的な録音で、そのアプローチの違いを比較することもできます。アルヘンタはわずか44歳で急逝し、ホルダは最終的にはサンフランシスコ交響楽団の音楽監督として不運な任期を迎えることになってしまいましたが、このセットでは2人が受けたフランスとドイツでの教育を通して、優れた構成力と緻密さ、そして管弦楽の色彩への鋭敏な感性がもたらされた、彼らに共通する音楽的アプローチの素晴らしさが明らかにされています。詳しくはブックレットのピーター・クアントルによる新規エッセーに書かれています(欧文)。オリジナル・ジャケット仕様。
※録音全集と謳っている商品の中にも、稀に音源が漏れているものもございますこと、予めご了承ください。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
1. アルベニス/アルボス編:イベリア(第1曲:エボカシオン/第3曲:セビリャの聖体祭/第6曲:トゥリアーナ/第2曲:港/第7曲:エル・アルバイシン)
2. トゥリーナ:幻想的舞曲集 Op.22
パリ音楽院管弦楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:1953年10月、パリ
Disc2
● ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14
パリ音楽院管弦楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:1957年11月、パリ
Disc3
1. リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 Op.34
2. グラナドス:スペイン舞曲集〜第5番:アンダルーサ
3. シャブリエ:管弦楽のための狂詩曲『スペイン』
4. モシュコフスキ/V.フランク編:スペイン舞曲集 第1巻 Op.12
5. ドビュッシー:管弦楽のための『映像』
ロンドン交響楽団(1-4)
スイス・ロマンド管弦楽団(5)
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:1956年12月〜1957年1月、ロンドン(1-4)、1957年5月、ジュネーヴ(5)
Disc4
ファリャ:
1. チェンバロ協奏曲
2. 歌劇『ペドロ親方と人形芝居』
ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(チェンバロ:1)
フリタ・ベルメホ(ソプラノ:2)
カルロス・ムングイア(テノール:2)
ライムンド・トレス(バリトン:2)
スペイン国立管弦楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:1957年、マドリード
Disc5
● グラナドス:歌劇『ゴイェスカス』
アナ・マリア・イリアルテ、コンスエロ・ルビオ(ソプラノ)
マヌエル・アウセンシ(バリトン)
ヒネス・トラノ(テノール)
マドリード・カントレス合唱団
スペイン国立管弦楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:1955年、マドリード
Disc6
1. アルフテル:シンフォニエッタ ニ長調
2. グリーディ:10のバスクの旋律
3. アルベニス:ナバーラ
4. トゥリーナ:ロシオの行列 Op.9
5. トゥリーナ:闘牛士の祈り Op.34
スペイン国立管弦楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:1957年10月(1)、1954年(2-5)、マドリード
Disc7
リスト:
1. ファウスト交響曲 S.108
2. 交響詩『前奏曲』 S.97
パリ音楽院管弦楽団(1)
スイス・ロマンド管弦楽団(2)
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:1955年6月、パリ(1)、1955年5月、ジュネーヴ(2)
Disc8
リスト:
1. ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S.124
2. ピアノ協奏曲第2番イ長調 S.125
ジュリアス・カッチェン(ピアノ)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:1957年1月、ロンドン
Disc9
オアナ:
1. オラトリオ『イグナシオ・サンチェス・メヒアスへの哀歌』(ガルシア・ロルカの詩による)
2. チェンバロと管弦楽のためのサラバンド
マウリシオ・モジョ(ナレーション:1)
ベルナール・コトレ(バリトン:1)
デニス・グアルヌ(チェンバロ:2)
チェント・ソリ合唱団(1)
チェント・ソリ管弦楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:1954年5月、パリ/
Disc10
ラヴェル:
1. スペイン狂詩曲
2. 組曲『マ・メール・ロワ』
3. 道化師の朝の歌
4. 亡き王女のためのパヴァーヌ
チェント・ソリ管弦楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:1956年11月、パリ
Disc11
1. ロドリーゴ:アランフエス協奏曲
2. ファリャ:スペインの庭の夜
ナルシソ・イエペス(ギター:1)
ゴンサロ・ソリアーノ(ピアノ:2)
スペイン国立管弦楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:1957年5月、マドリード
Disc12
● シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944『グレート』
チェント・ソリ管弦楽団
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:1957年11月、パリ
Disc13
チャイコフスキー:
1. 交響曲第4番ヘ短調 Op.36
2. ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
アルフレード・カンポーリ(ヴァイオリン:2)
スイス・ロマンド管弦楽団(1)
ロンドン交響楽団(2)
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
録音:1955年10月、ジュネーヴ(1)、1956年12月、ロンドン(2)
Disc14
1. ハイドン:交響曲第88番ト長調 Hob.I:88『V字』
2. モーツァルト:交響曲第36番ハ長調 K.425『リンツ』
3. リスト:交響詩『前奏曲』 S.97
ナショナル交響楽団(1)
ロンドン交響楽団(2)
パリ音楽院管弦楽団(3)
エンリケ・ホルダ(指揮)
録音:1946年1月(1)、4月(2)、1947年10月(3)、ロンドン
Disc15
1. ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15
2. ムソルグスキー/リムスキー=コルサコフ編:歌劇『ホヴァンシチナ』前奏曲『モスクワ川の夜明け』
3. リムスキー=コルサコフ:序曲『ロシアの復活祭』 Op.36
サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ:1)
ナショナル交響楽団(1,3)
ロンドン交響楽団(2)
エンリケ・ホルダ(指揮)
録音:1946年6月(1)、11月(2)、4月(3)、ロンドン
Disc16
1. ドビュッシー:『選ばれし乙女』前奏曲
2. デュカス:交響詩『魔法使いの弟子』
3. アルベニス:イベリア〜『港』
4. トゥリーナ:幻想的舞曲集 Op.22
ナショナル交響楽団
エンリケ・ホルダ(指揮)
録音:1945年11月(1-3)、9月(4)、ロンドン
Disc17
ファリャ:
1. バレエ組曲『恋は魔術師』
2. スペインの庭の夜
3. バレエ音楽『三角帽子』第1組曲(抜粋)
4. バレエ音楽『三角帽子』第2組曲
サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ2)
ナショナル交響楽団(1,2,4)
ロンドン交響楽団(3)
エンリケ・ホルダ(指揮)
録音:1945年9月(1,2,40)、1946年11月(3)、ロンドン
New Transfer(2)
Disc18
1. デュカス:交響詩『魔法使いの弟子』
2. グリンカ:歌劇『ルスランとリュドミラ』序曲
3. シャブリエ:歌劇『いやいやながらの王様』〜スラヴ舞曲
4. ファリャ:歌劇『はかなき人生』〜スペイン舞曲 第1番
5. グラナドス:『スペイン舞曲集』より(第5番:アンダルーサ/第2番:オリエンタル/第6番:ロンダーリャ・アラゴネーサ『ホタ』」)
6. トゥリーナ:ロシオの行列 Op.9
7. アルベニス:『イベリア』より(港/トゥリアーナ)
パリ音楽院管弦楽団
エンリケ・ホルダ(指揮)
録音:1950年2月、パリ
Disc19
1. ファリャ:スペインの庭の夜
2. ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 Op.95『新世界より』
サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ:1)
ロンドン新交響楽団
エンリケ・ホルダ(指揮)
録音:1951年7月、ロンドン
Disc20
1. ロドリーゴ:ある貴神のための幻想曲
2. ポンセ:南の協奏曲
3. ボッケリーニ/カサド編:協奏曲ニ長調(チェロ協奏曲第6番ニ長調よる ホ長調に移調)
アンドレス・セゴビア(ギター)
シンフォニー・オブ・ジ・エア
エンリケ・ホルダ(指揮)
録音:1958年5月、ニューヨーク