2024年ミュンヘンARD国際音楽コンクール優勝のアリンデ五重奏団
ハース、ショスタコーヴィチ、ヴァスクス、ノヴァーク
4人の作曲家による真剣勝負のプログラムでCDデビュー!
2019年結成、2024年ミュンヘンARD国際音楽コンクール優勝のアリンデ五重奏団の注目のデビュー盤の登場。アリンデ五重奏団はミュンヘン優勝と同年の2024年にチェコ室内楽協会賞を受賞、プラハの春国際音楽祭をはじめチェコ国内外の主要音楽祭で続々デビューを果たし、世界の注目度上昇中のアンサンブルです。メンバーはヨーロッパの主要音楽大学で研鑽を積み、グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団やEUユース・オーケストラなど名高い若手オーケストラでも経験を積んでいます。プラハの主要オーケストラ〜チェコ・フィル、国立劇場管弦楽団、プラハ交響楽団、プラハ放送交響楽団、プラハ・フィルハーモニア〜でも中心的な役割で活躍しています。
ハース、ショスタコーヴィチ、ヴァスクス、ノヴァーク。いずれも強い個性を持ち、自らの信念や政治的立場を揺るぎなく貫いた人物でもある4名それぞれの作曲家の内なる世界が映し出された作品をプログラム。ファシズムへの暗い省察から喜びに満ちた遊び心へと劇的な物語を形作ります。
パヴェル・ハース[1899-1944]の『木管五重奏曲』はハースが30歳のときの作品で、ちょうど現在のアンサンブルのメンバーたちと同じくらいの年齢でした。この作品には若々しいエネルギーと深い表現力が見事に共存しています。さらにこの曲はミュンヘン国際で優勝した時にも演奏した楽曲で、それまでハースを知らなかった聴衆にも強い印象を残し、忘れがたい経験となったという特別な作品。
ハースの作品の最後の楽曲「エピローグ」は、ショスタコーヴィチ[1906-1975]の『弦楽四重奏曲第8番』木管五重奏版(マーク・ポプキン[1929-2011]編)へとごく自然につながっていきます。ショスタコーヴィチはこの四重奏曲を「自身のエピローグのようなもの」と呼んでいました。途切れることなく流れ続ける豊かな音楽を、アンサンブルはこれが編曲版であることを感じさせない音楽性で見事に演奏しています。この編曲版の世界初スタジオ録音となります。
ペトリス・ヴァスクス[1946-]の『友の思い出に』は亡き友人のための音楽で、悲しみ、孤独、そして喪失を 受け入れることをもたらす作品です。現代音楽にも力をいれるアリンデ五重奏団の矜持をも感じさせます。
アルバムの結びを飾るのはヤン・ノヴァーク[1921-1984]の『コンチェルティーノ』です。この作品には、ノヴァークが亡命する以前の屈託のない青春時代の雰囲気が色濃く宿っています。このアルバム全体の中では前半の作品の重く陰影の深い世界観と対照をなし、光と希望をもたらしてくれるような作品。
それぞれの作品の真価を問い、さらに自分たちアンサンブルの自負、方向性も強く感じさせます。アリンデ五重奏団のこれからにも大いに注目したい1枚となっております。(輸入元情報)
【収録情報】
● ハース:木管五重奏曲 Op.10(1929)(13:47)
● ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番ハ短調 Op.110(1960)〜木管五重奏版(20:44)
● ヴァスクス:木管五重奏曲第2番『友の思い出に』(1982)(10:53)
● ノヴァーク:木管五重奏のための小協奏曲(1957)(13:10)
アリンデ五重奏団
アンナ・タラーチコヴァー(フルート、ピッコロ、アルト・フルート)
バルボラ・トルンチコヴァー(オーボエ、イングリッシュ・ホルン)
ダヴィド・シメチェク(クラリネット)
ペトル・セドラク(ファゴット)
クシシュトフ・コスカ(フレンチ・ホルン)
録音時期:2025年4月7,8日、6月18,19日
録音方式:ステレオ(デジタル)