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Piano Trio, Violin Sonata : Maristella Patuzzi(Vn)Alessandra Doninelli(Vc)Mario Patuzzi(P)

Kuyper, Elisabeth (1877-1953)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
BRL97714
Number of Discs
:
1
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


女性指揮者のパイオニアで、作曲家としても優れていたカイパーによる室内楽の力作

エリザベート・カイパー:ピアノ三重奏曲、ヴァイオリン・ソナタ
マリステラ・パトゥッツィ ヴァイオリン、アレッサンドラ・ドニネッリ チェロ、マリオ・パトゥッツィ ピアノ

【概要】
◆エリーサベト・カイパー(1877-1953)は、オランダの作曲家、指揮者、ピアニストで、女性オーケストラの創設までおこなっていた人物。最近は女性指揮者の数も増えてきましたが、カイパーが現役だった100年ほど前の時代には、指揮者や作曲家など人数の少ない部門で、女性が認められるのは大変でした。
◆今回登場するCDは、カイパーが20代で書いたヴァイオリン・ソナタと、30代の時のピアノ三重奏曲、および50代で書いたセレナータを収録しています。

【作品】
◆ピアノ三重奏曲 Op.13は、力強い構成と豊かな和声を持つ本格的な室内楽曲。
◆ヴァイオリン・ソナタ Op.1は、若き日の情熱が注ぎ込まれた創意工夫に富む作品。
◆ティチーノ風セレナータは、スイスのティチーノの魅力を音楽化した曲 。

【演奏】
◆スイス、ルガーノ在住のマリステッラ(ヴァイオリン)とマリオ(ピアノ)のパトゥッツィ親子と、ティチーノ生まれのアレッサンドラ・ドニネッリ(チェロ)による演奏。家族的なアンサンブルの親密さでカイパーの魅力に迫ります。

【録音】
◆2019年2月に、スイス、ルガーノのRSI アウディトリオ・ステリオ・モーロで録音。

【仕様】
◆ブックレット(英語・8ページ)には、演奏のマリステッラ・パトゥッツィによる解説などが掲載。EU製で、ディスクはメジャー・レーベルでもおなじみの独オプティマル・メディアが製造。

Brilliant ClassicsPiano ClassicsBerlin ClassicsNeue Meister

 作品情報付きトラックリスト

CD [51'31]
エリーサベト・カイパー(1877-1953)

◆ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.13(1909-1911)
1908年にカイパーがベルリン高等音楽学校の教授職に就任した翌年の作品。古典的な4楽章制を採用していますが、調性配置やリズムの扱いでは大胆なアプローチもおこなっています。

1. 第1楽章 アレグロ・モデラート [6'45]
ニ長調。ソナタ形式。冒頭、ピアノによる力強い和音連打と、弦楽器による伸びやかな主題が呈示。展開部では、各楽器が対位法的に絡み合い、再現部での主題の回帰は高揚感をもたらします。

2. 第2楽章 スケルツォ:ヴィヴァーチェ・コン・スピリト [3'32]
ホ短調。スケルツォ。鋭いリズムと軽妙なパッセージが交錯し、中間部との対比も鮮やか。

3. 第3楽章 アンダンテ・コン・モート [6'00]
ト長調。チェロが朗々と歌い上げる主題をヴァイオリンが引き継ぎ、ピアノがアルペッジョでそれを彩る様は、メンデルスゾーンの無言歌をより大規模にしたような美しさ。感情の起伏が大きく、静謐な祈りから情熱的な叫びまで描かれます。

4. 第4楽章 プレスト・アジタート [5'52]
ニ長調。切迫感のあるリズムで開始され、最後はプレスティッシモへと加速し、演奏者にはヴィルトゥオジティが要求されます。全楽器が一体となって駆け抜けるエンディングは圧巻。
◆ティチーノ風セレナータ 変イ長調(ピアノのための)(1928) [5'48]
1925年から1939年まで、カイパーは健康上の理由からスイス南部のイタリア語圏ティチーノ州を拠点とする生活になり、1939年からは同地で引退生活を送っています。

5. [5'48]
この曲は多忙で健康も害していたカイパーを、風光明媚なティチーノの心地よい環境が癒してくれるという事実を音楽化したもので、自由で即興的な性格的作品となっています。

◆ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.1(1902)
カイパーがベルリンでブルッフに師事していた時期に完成され、彼女のキャリアにおける最初の出版作品となった記念碑的な作品。古典的なソナタの定石に従いながらも、各楽章にロマンティックな性格が与えられています。

6. 第1楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ [6'59]
自由なソナタ形式。冒頭から呈示される第1主題は、ブラームスのヴァイオリン・ソナタを彷彿とさせるような、温かく包容力のある旋律。ピアノ・パートは重厚な和音を多用し、ヴァイオリンと対等に渡り合います。

7. 第2楽章 テンポ・ディ・ボレロ [3'47]
自由な三部形式。通常、第2楽章には緩徐楽章やスケルツォが置かれますが、カイパーはここでボレロの楽想を選んでいます。師のブルッフが「スコットランド幻想曲」》などで異国趣味を取り入れたことに影響を受けた可能性がありますが、ソナタの中にスペイン的な舞曲楽想を融合させたのは独創的で、ピチカートや装飾音も心地よく響きます。

8. 第3楽章 アンダンテ・コン・エスプレッシオーネ [4'19]
自由な三部形式。「表情豊かに」と指示されたこの楽章は、カイパーの旋律作家としての才能が最も発揮された部分です。シューマンやメンデルスゾーンのロマンスに通じる、親密で詩的な世界が展開されます。

9. 第4楽章 アレグロ・エネルジコ・エ・コン・フオコ [8'24]
情熱的で技巧的なフィナーレ。自由なロンド形式で、ロンド・ソナタ形式的な要素もあります。第1楽章の主題との関連性を匂わせる循環的な手法も見え隠れし、終盤には圧倒的なクライマックスを築いて曲を閉じます。

マリステッラ・パトゥッツィ(ヴァイオリン)
アレッサンドラ・ドニネッリ(チェロ)
マリオ・パトゥッツィ(ピアノ)

録音:2019年2月4〜6日
場所:スイス、ルガーノ、RSI アウディトリオ・ステリオ・モーロ

 カイパー年表

1877(0歳)
◆9月13日、アムステルダムで誕生。
1889(12歳)
◆本格的な音楽教育の開始。アムステルダム音楽振興協会に入会で。
1895(18歳)
◆ピアノ教育ディプロマ試験にて自作ソナタ演奏。1幕物オペラをアムステルダムで上演。
1896(19歳)
◆ベルリンへ移住。ベルリン王立高等音楽学校に入学。ハインリッヒ・バルトに師事。クララ・シューマン死去。アムステルダムで女性弦楽オーケストラ協会設立(NY)。
1900(23歳)
◆ベルリン高等音楽学校での課程を修了。
1901(24歳)
◆【歴史的快挙】女性として初めてプロイセン芸術アカデミーのマイスターシューレ(作曲科)に入学。マックス・ブルッフに師事。。
1902(25歳)
◆「ヴァイオリン・ソナタ イ長調 作品1」出版。7月18日、ナイメーヘンで初演。
1903(26歳)
◆「チェロと管弦楽のためのバラード 作品11」作曲。
1905(28歳)
◆【歴史的快挙】女性として初めてメンデルスゾーン賞(作曲部門)を受賞。オランダ政府奨学金獲得。
1908(31歳)
◆ベルリン高等音楽学校の教授(作曲・理論)に女性として初めて就任(〜1920)。ベルリン・ライセウム・クラブにて女性合唱団を組織。
1910(33歳)
◆「ベルリン女性音楽家オーケストラ」を創設。指揮活動を開始。「ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 作品10」出版。
1911(34歳)
◆「家庭と職業における女性展」にて指揮、高評価を獲得。
1912(35歳)
◆資金難によりベルリンのオーケストラ解散。
1918(41歳)
◆ベルリン高等音楽学校を退職。
1922(45歳)
◆ハーグ国際女性評議会にて「祝祭カンタータ」を指揮。レディ・アバディーンと出会う。
1923(46歳)
◆ロンドンへ移住。「ロンドン女性交響楽団」を創設。「魂の歌」初演。
1924(47歳)
◆ニューヨークへ渡る。「アメリカ女性交響楽団」を創設。
1925(48歳)
◆資金難によりNYから撤退、欧州へ帰還。ベルリンで一時教職に復帰。「TIME」誌が女性オーケストラに関する記事を掲載。
1929(52歳)
◆自伝「わが人生の道」を出版。
1939(62歳)
◆この頃よりスイス・ムッツァーノに定住。隠遁生活開始。
1953(75歳)
◆2月26日、スイス・ムッツァーノにて死去。同地に埋葬。


 演奏者情報


 トラックリスト

CD [51'31]
エリーサベト・カイパー(1877-1953)

◆ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.13(1909-1911)
1. 第1楽章 アレグロ・モデラート [6'45]
2. 第2楽章 スケルツォ:ヴィヴァーチェ・コン・スピリト [3'32]
3. 第3楽章 アンダンテ・コン・モート [6'00]
4. 第4楽章 プレスト・アジタート [5'52]

◆ティチーノ風セレナータ 変イ長調(ピアノのための)(1928) [5'48]
5. [5'48]

◆ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.1(1902)
6. 第1楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ [6'59]
7. 第2楽章 テンポ・ディ・ボレロ [3'47]
8. 第3楽章 アンダンテ・コン・エスプレッシオーネ [4'19]
9. 第4楽章 アレグロ・エネルジコ・エ・コン・フオコ [8'24]

マリステッラ・パトゥッツィ(ヴァイオリン)
アレッサンドラ・ドニネッリ(チェロ)
マリオ・パトゥッツィ(ピアノ)

録音:2019年2月4〜6日
場所:スイス、ルガーノ、RSI アウディトリオ・ステリオ・モーロ

 Track list

Elisabeth Kuyper 1877-1953
Piano Trio · Violin Sonata

Trio in D Op.13 for piano, violin & cello(1909-1911)
1. I. Allegro moderato 6'45
2. II. Scherzo: Vivace con spirito 3'32
3. III. Andante con moto 6'00
4. IV. Presto agitato – Prestissimo 5'52

5. Serenata ticinese in A flat for piano(1928) 5'48

Sonata in A Op.1 for piano & violin(1902)
6. I. Allegro ma non troppo 6'59
7. II. Tempo di bolero 3'47
8. III. Andante con espressione – Maestoso – a tempo 4'19
9. IV. Allegro energico e con fuoco – Maestoso – Tempo primo – Maestoso 8'24

Maristella Patuzzi violin
Alessandra Doninelli cello
Mario Patuzzi piano

Recording: 4-6 February 2019, RSI, Auditorio Stelio Molo, Lugano, Switzerland



 商品説明詳細ページ一覧

【複数作曲家】
女性作曲家たち
Piano Classics スラヴ・エディション
Piano Classics フレンチ・エディション
Piano Classics アメリカ・エディション
オランダのピアノ協奏曲集
オランダのチェロ協奏曲集
イタリアのヴァイオリン・ソナタ集
イタリアのチェロ・ソナタ集
ファゴットとピアノのためのロマン派音楽

【中世〜バロック作曲家(生年順)】
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン (1098-1179)
バルベッタ (c.1540-1623?)
バード (c.1540-1623)
スウェーリンク (1562-1621)
モンテヴェルディ (1567-1643)
ファゾーロ (c.1598-c.1664)
カッツァーティ (1616-1678)
レグレンツィ (1626-1690)
ルイ・クープラン (1626-1661)
クープラン一族
ブクステフーデ (1637-1707)
マッツァフェッラータ (c.1640–1681)
マンネッリ (1640-1697)
ムルシア (1673-1739)
グリューネヴァルト (1673-1739)
ダンドリュー (1682-1738)
J.S.バッハ (1685-1750)
B.マルチェッロ (1686-1739)
ゴットリープ・ムッファト (1690-1770)
モルター (1696-1765)
シャフラート (1709-1763)
コレット (1709-1795)
スタンリー (1713-1786)
ヨハン・エルンスト・バッハ (1722-1777)
ビンダー (1723-1789)

【古典派&ロマン派作曲家(生年順)】
ハイドン (1732-1809)
ミスリヴェチェク (1737-1781) (モーツァルトへの影響大)
ボッケリーニ (1743-1805)
ギロヴェッツ (1763-1850)
モンジュルー (1764-1836) (ピアノ系)
ベートーヴェン (1770-1827)
クラーマー (1771-1858)
ジャダン (1776-1800) (ピアノ系)
ソル (1778-1839) (ギター系)
リース (1784-1838)
ブルックナー (1824-1896)
ルビンシテイン (1829-1894)
キュイ (1835-1918)
マルトゥッチ (1856-1909)
マーラー (1860-1911)
トゥルヌミール (1870-1939)
ルクー (1870-1894)
レーガー (1873-1916)
ラフマニノフ (1873-1943)
【近現代作曲家(生年順)】
シェーンベルク (1874-1951)

ウォルフ=フェラーリ (1876-1948)

カイパー (1877-1953)

レスピーギ (1879-1936)

レーバイ (1880-1953) (ギター系)
マルティヌー (1890-1959)
カステルヌオーヴォ=テデスコ (1895-1968)
ミゴ (1891-1976) (ギター系も)
レブエルタス (1899-1940)
サントルソラ (1904-1994) (ギター系も)
ショスタコーヴィチ (1906-1975)
ラングレー (1907-1991) (オルガン系)
アンダーソン (1908-1975)
メシアン (1908-1992)
デュアルテ (1919-2004) (ギター系)
プレスティ (1924-1967) (ギター系)
テオドラキス (1925-2021)
ヘンツェ (1926-2012)
スハット (1935-2003)
坂本龍一 (1952-2023)
【オーケストラ】
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団

【指揮者(ドイツ・オーストリア)】
アーベントロート
エッシェンバッハ
カラヤン
クナッパーツブッシュ (ウィーン・フィルベルリン・フィルミュンヘン・フィル国立歌劇場管レジェンダリー)
クラウス
クリップス
クレンペラー (VOX&ライヴザルツブルク・ライヴVENIASボックス
サヴァリッシュ
シューリヒト
スイトナー (ドヴォルザークレジェンダリー)
フリート
フルトヴェングラー
ヘルビヒ (ショスタコーヴィチマーラーブラームス)
ベーム
メルツェンドルファー
ヤノフスキー
ライトナー
ラインスドルフ
レーグナー (ブルックナーマーラーヨーロッパドイツ)
ロスバウト
【指揮者(ロシア・ソ連)】
アーロノヴィチ
ガウク
クーセヴィツキー
ゴロワノフ
ペトレンコ
マルケヴィチ
【指揮者(アメリカ)】
クーチャー(クチャル)
スラトキン(父)
ドラゴン
バーンスタイン
フェネル
【指揮者(オランダ)】
オッテルロー
クイケン
フォンク
ベイヌム
メンゲルベルク
【指揮者(フランス)】
パレー
モントゥー
【指揮者(ハンガリー)】
セル
ドラティ
【指揮者(スペイン)】
アルヘンタ
【指揮者(スイス)】
アンセルメ
【指揮者(ポーランド)】
クレツキ
【指揮者(チェコ)】
ターリヒ
【指揮者(ルーマニア)】
チェリビダッケ
【指揮者(イタリア)】
トスカニーニ
【指揮者(イギリス)】
バルビローリ
【指揮者(ギリシャ)】
ミトロプーロス
【指揮者(日本)】
小澤征爾
【鍵盤楽器奏者(楽器別・生国別)】

【ピアノ(ロシア・ソ連)】
ヴェデルニコフ
グリンベルク
ソフロニツキー
タマルキナ
ニコラーエワ
ネイガウス父子
フェインベルク
フリエール
モイセイヴィチ
ユージナ
【ピアノ(フランス)】
ウーセ
カサドシュ
ティッサン=ヴァランタン
ハスキル
ロン
【ピアノ(ドイツ・オーストリア)】
キルシュネライト
シュナーベル
デムス
ナイ
レーゼル (ブラームスベートーヴェン)
【ピアノ(イタリア)】
フィオレンティーノ
【ピアノ(ハンガリー)】
ファルナディ
【ピアノ(南米)】
タリアフェロ
ノヴァエス
【チェンバロ】
ヴァレンティ
カークパトリック
ランドフスカ
【弦楽器奏者(楽器別・五十音順)】

【ヴァイオリン】
オイストラフ
コーガン
スポールディング
バルヒェット
フランチェスカッティ
ヘムシング
リッチ
レナルディ
レビン
【チェロ】
カサド
シュタルケル
デュ・プレ
トルトゥリエ
ヤニグロ
ロストロポーヴィチ
【管楽器奏者】

【クラリネット】
マンツ

【ファゴット】
デルヴォー(ダルティガロング)
【オーボエ】
モワネ
【歌手】
ド・ビーク (メゾソプラノ)
【室内アンサンブル(編成別・五十音順)】

【三重奏団】
パスキエ・トリオ
【ピアノ四重奏団】
フォーレ四重奏団
【弦楽四重奏団】
グリラー弦楽四重奏団
シェッファー四重奏団
シュナイダー四重奏団
ズスケ四重奏団
パスカル弦楽四重奏団
ハリウッド弦楽四重奏団
バルヒェット四重奏団
ブダペスト弦楽四重奏団
フランスの伝説の弦楽四重奏団
レナー弦楽四重奏団
【楽器】
アルザスのジルバーマン・オルガン

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