
アルゼンチンの人気作曲家によるギター・ソナタ
カルロス・グアスタビーノ: ギター作品集
レオナルド・パラシオス(ギター)
【概要】
◆数百曲の歌曲を書き、十分な著作権収入が得られるほどの人気も博していたことから「パンパのシューベルト」と称えられていたアルゼンチンの作曲家、カルロス・グアスタビーノ(1912-2000)は、器楽の分野でも優れた作品を発表していました。ギターのための作品は数こそ少ないものの、ラテン・アメリカの民俗音楽とヨーロッパの古典的形式を融合させた重みゆえに、グアスタビーノの創作活動の中でも重要な存在となっています。
【作品】
◆グアスタビーノの3つのギター・ソナタは、1967年から1973年にかけて作曲され、彼の器楽作品の頂点を形成すると目されるほどの力作。これらのソナタは、伝統的なヨーロッパの三楽章形式を採用しながらも、その内部にはサンバ(Zamba)やミロンガ(Milonga)といったアルゼンチンのリズムが巧みに織り込まれており、さらに、第1番の第2楽章は弟への追悼歌であり、第2番にはジャズ的な和声も含まれています。また、その他の小品はグアスタビーノが得意としたピアノ曲からの編曲ですが、
【演奏】
◆アルゼンチンの隣国ウルグアイのギタリスト、レオナルド・パラシオスは、「リオ・デ・ラ・プラタ(ラプラタ川流域)」スペイン語圏の文化的伝統を正統に継承するギタリストであり、教育者でもあります。このアルバムでは、自身の編曲も披露しており、またライナーノーツの執筆も手掛けるなど、グアスタビーノ研究家としての側面も見せています 。
【録音】
◆2024年5月から12月にかけてオランダのドルトレヒトでレコーディング。ギターの繊細な立ち上がりと余韻を捉えた優秀録音です。
【仕様】
◆ブックレット(英語・8ページ)には、演奏のパラシオスによる解説などが掲載。EU製で、ディスクはメジャー・レーベルでもおなじみの独オプティマル・メディアが製造。
トラックリスト
CD [62'35]
カルロス・グアスタビーノ(1912-2000)
◆私に寄り添って(子守歌) * [2'40]
1. [2'40]
◆ソナタ 第1番(1967) [13'58]
2. 第1楽章 アレグロ・デチーゾ・エ・モルト・リトミコ [6'33]
3. 第2楽章 アンダンテ [3'47]
4. 第3楽章 アレグロ・スピリトーソ [3'48]
◆枯れ草地のヴィダーラ * [3'40]
5. [3'40]
◆ソナタ 第2番(1969) [14'55]
6. 第1楽章 アレグロ・インティモ・エド・エスプレッシーヴォ [7'11]
7. 第2楽章 アンダンテ・ソステヌート [4'20]
8. 第3楽章 プレスト [3'24]
◆カンティレーナ(1958) [4'39]
9. [4'39]
◆ 民謡 第7番 * [3'09]
10. [3'09]
◆ソナタ 第3番(1973) [15'28]
11. 第1楽章 アレグロ・プレチーゾ・エ・リトミコ [7'28]
12. 第2楽章 アダージョ [3'47]
13. 第3楽章 アレグロ [4'13]
◆バイレシト [3'41]
14. [3'41]
レオナルド・パラシオス(ギター、編曲)
ホルヘ・オライソン(編曲*)
録音:2024年5〜12月
場所:オランダ、ドルトレヒト
Track list
Carlos Guastavino 1912-2000
Guitar Works
1. “Apegado a mi"
(Cancion de Cuna) * 2'40
Sonata I(1967)
2. I. Allegro deciso e molto rítmico 6'33
3. II. Andante 3'47
4. III. Allegro Spiritoso 3'48
5. Vidala del Secadal * 3'40
Sonata II(1969)
6. I. Allegro intimo ed espressivo 7'11
7. II. Andante Sostenuto 4'20
8. III. Presto 3'24
9. Cantilena
(“Santa Fe para llorar", 1958) 4'39
10. Cantos Populares nr.7 * 3'09
Sonata III(1973)
11. I. Allegro preciso e rítmico 7'28
12. II. Adagio 3'47
13. III. Allegro 4'13
14. Bailecito ** 3'41
* Transcribed by Jorge Oraisón
** Transcribed by Leonardo Palacios
Leonardo Palacios guitar
Recording: May-December 2024, Dordrecht, the Netherlands