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The 20th Century Viola da Gamba : Matteo Malagoli(Gamb)Trento Vocal Ensemble

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
BRL97568
Number of Discs
:
1
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


古楽風から大胆なサウンドまでガンバ大活躍

20世紀のヴィオラ・ダ・ガンバ
マッテオ・マラゴーリ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、他


20世紀にヴィオラ・ダ・ガンバをよみがえらせたデーベライナーの古楽風な作品から、チェレプニンの重厚な教会ソナタまでヴィオラ・ダ・ガンバの多彩な響きが楽しめるユニークなアルバム。
  ノネスの「世界の創造主のミサのキリエによる幻想曲」をより深く楽しむだけの目的で、前のトラックにグレゴリオ聖歌「世界の創造主のミサのキリエ」を収録するという贅沢なこともやってます。
  ブックレット(英語・8ページ)には、演奏のマラゴーリによる解説などが掲載。EU製で、ディスクはメジャー・レーベルでもおなじみの独オプティマル・メディアが製造。

ヴィオラ・ダ・ガンバからチェロへ
ヴィオラ・ダ・ガンバは後発のチェロが音域・音量に勝ることで置き換えられたとされていますが、奏法も調弦も異なることや、需要主体が宮廷や貴族、自治体だったことから、当初はその置き換えはゆっくりでした。

フランス革命による楽器減少
ヴィオラ・ダ・ガンバが表舞台から姿を消す決定的な要因となったのは、チェンバロの場合と同じく、18世紀末のフランス革命で富裕層資産の略奪・転売・破壊がおこなわれたことです。そのため、ヴィオラ・ダ・ガンバが盛んだったフランスで最初にチェロ転換が進むことになります。

イギリスでは細々と存続
一方、海の向こうのイギリスでは細々とヴィオラ・ダ・ガンバの命脈が保たれていました。そして、イギリスで歴史的楽器に感銘を受けたフランス人、アーノルド・ドルメッチ(1858-1940)はそのままイギリスで暮らして家族で古楽器全般の製作に携わるようになりヴィオラ・ダ・ガンバも製作。

ドイツ地域でも領邦によっては存続
領邦国家だったドイツ地域でもヴィオラ・ダ・ガンバは何とか存続。やがてクリスティアン・デーベライナー(1874-1961)とパウル・グリュンマー(1879-1965)がヴィオラ・ダ・ガンバの復興に力を入れるようになり、グリュンマーの弟子でスイス人のアウグスト・ヴェンツィンガー(1905-1996)が、バーゼル・スコラ・カントルムでヴィオラ・ダ・ガンバ人口を拡大。ジャコモ・ノネス(1929-2017)やジョルディ・サヴァール(1941- )らを育てています。

クリスティアン・デーベライナー (1874-1961)
パウル・グリュンマーと並ぶドイツでのヴィオラ・ダ・ガンバ復興の立役者。収録作品は4曲とも古楽風です。


アレクサンドル・チェレプニン (1899-1977)
約10分の「教会ソナタ」は1966年にパリで書かれた作品。友人でもあったパウル・グリュンマー(1879-1965)の死を悼んで書かれたもので、グリュンマーの娘のシルヴィアに献呈されています。3部からなり、第1部と第3部がオルガン、第2部がヴィオラ・ダ・ガンバのカデンツァ的な部分となっています。


ジュゼッペ・セルミ (1912-1987)
ローマRAI交響楽団の首席チェロ奏者で、聖チェチーリア音楽院でもチェロを教えていたセルミは、1970年代に妻からヴィオラ・ダ・ガンバを贈られたことをきっかけに演奏だけでなく作曲にものめりこみ、多彩な曲調の作品を書いています。


ジャコモ ノネス (1929-2017)
ヴァイオリン、オルガンを学んだほか、ヴィオラ・ダ・ガンバを有名なヴェンツィンガーに師事。グレゴリオ聖歌「世界の創造主のミサのキリエ」による幻想曲はやや現代音楽風。コラール「神のみわざ」による変奏曲は伝統的な作風。「アルゴリズム」は現代音楽風。きでヴィオラ・ダ・ガンバを響かせるのが面白いです。


リッカルド・ジャヴィーナ (1937-2019)
ジャヴィーナはピアニストで作曲家。「前奏曲、幻想曲、後奏曲」は友人であるノネスの献呈した古楽風の小品。


Brilliant ClassicsPiano ClassicsBerlin ClassicsNeue Meister

 演奏者情報

マッテオ・マラゴーリ (各種ガンバ)


ステファノ・ラッティーニ (オルガン、チェンバロ)

クリスティーナ・センタ (ハープ)

 トラックリスト (収録作品と演奏者)

CD 66'17
クリスティアン・デーベライナー (1874-1961)
マラン・マレ風カプリッチョ
1. ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための  1'35

サラバンダ イ長調
2. ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための  2'55

メヌエット ニ長調
3. ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための  5'40

ブーレ ニ長調
4. ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための  4'29

アレクサンドル・チェレプニン (1899-1977)
教会ソナタ Op.101
5. ヴィオラ・ダ・ガンバとオルガンのための  10'07

ジュゼッペ・セルミ (1912-1987)
トロバドゥール
6. ラプソディックな印象  5'24
7. 短いトッカータ  2'20

ハンガリー風アレグロ・ヴィヴァーチェ
8. ヴィオラ・ダ・ガンバとハープのための  4'02

チロル風アレグロ・ブリランテ
9. ヴィオラ・ダ・ガンバとハープのための  1'49

中国風行進曲
10. ヴィオラ・ダ・ガンバと小さなハープのための  1'24

グレゴリオ聖歌
11. 世界の創造主のミサのキリエ  1'47

ジャコモ ノネス (1929-2017)
世界の創造主のミサのキリエによる幻想曲
12. 無伴奏ヴィオールのための  3'54

コラール「神のみわざ」による変奏曲
13. ヴィオラ・ダ・ガンバとオルガンのための  5'36

アルゴリズム
14.2つのヴィオールのための  12'20

リッカルド・ジャヴィーナ (1937-2019)
前奏曲、幻想曲、後奏曲
15. 3つのヴィオールの古いスタイルで(ソプラノ、テナー、バス・ガンバ)  2'21

マッテオ・マラゴーリ(各種ヴィオラ・ダ・ガンバ)
クリスティーナ・センタ(ハープ)
ステファノ・ラッティーニ(オルガン、チェンバロ)

トレント声楽アンサンブル(グレゴリオ聖歌)
└ ローレンス・K・J・ファイニンガー
└ サルヴァトーレ・デ・サルヴォ
└ ロベルト・ジャノッティ
└ マルコ・ゴッツィ

録音:2022年4月13日、2023年7月11日、8月8日、12月2日、2024年1月13日
場所:イタリア、ヴェネト州、シルヴェッレ、ザノット・レッド スタジオ、ヴェネト州、ポンテ・ネッレ・アルピ、第3世界スタジオ、トレンティーノ=アルト・アディジェ州、トレント、フィルハーモニック・ソサエティ・ホール
 Track list

CHRISTIAN DÖBEREINER 1874-1961
1. Capriccio in style of Marin Marais (from Method) for solo viol 1'35
2. Sarabanda in A for viola da gamba and harpsichord 2'55
3. Menuett in D for viola da gamba and harpsichord 5'40
4. Bourrée in D for viola da gamba and harpsichord 4'29

ALEXANDER TCHEREPNIN 1899-1977
5. Sonata da chiesa Op.101 for viola da gamba and organ 10'07

GIUSEPPE SELMI 1912-1987
Il Trovadorico [The Troubadour]
6. Rhapsodic impression 5'24
7. Short Toccata for solo viol (1977) 2'20

8. Allegro vivace all'ungherese for viola da gamba and harp (1978) 4'02
9. Tirolese - Allegro brillante for viola da gamba and harp 1'49
10. Marcetta cinese (1981) for viola da gamba and little harp 1'24

Gregorian Chant
11. Kyrie from Mass Orbis Factor 1'47

GIACOMO NONES 1929-2017
12. Fantasy on Kyrie from Mass Orbis factor for solo viol 3'54
13. Partite diverse on Choral Wass Gott tut, das ist wohlgetan for viola da gamba and organ 5'36
14. Algoritmi for two viols 12'20

RICCARDO GIAVINA 1937-2019
15. Prelude, Fantasy and Postlude in old style for 3 viols: soprano, tenor and bass gamba 2'21

Matteo Malagoli viola da gamba
Cristina Centa harp
Stefano Rattini organ, harpsichord

Trento Vocal Ensemble
Laurence K. J. Feininger
Salvatore De Salvo, Roberto Gianotti,
Marco Gozzi

*Matteo Malagoli plays all viol parts in nr 14 (bass viols) and 15 (soprano, tenor and bass viols)

Recordings: 13 April 2022, Zanotto's Red Studio, Silvelle; 11 July, 8 August & 2 December 2023,
Il Terzo Mondo Studio, Ponte nelle Alpi; 13 January 2024, Philarmonic Society Hall, Trento, Italy

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