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落とされなかった原爆 -投下候補地の戦後史 中公選書

鈴木裕貴

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121101648
ISBN 10 : 4121101642
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2025
Japan

Content Description

原爆が落とされるかもしれなかった、小倉、新潟、横浜、京都。
この史実は、どのようにして発掘され、受け止められ、継承されてきたか。

日米双方の史資料にもとづく空襲記録運動や自治体史編纂、あるいは環境運動、文学・映画等も含め、足元の郷土を知ることから原爆への想像力は始まった。
47都道府県の被団協に注目し、広島・長崎以外の被爆問題も考える。
戦後世代は、どうすれば戦争に当事者意識を持てるのか。投下候補地からヒントを探る。

【著者紹介】
鈴木裕貴 : 立命館大学衣笠総合研究機構研究員。1994年広島県生まれ。2016年立命館大学産業社会学部卒業、21年京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員DC1、広島大学原爆放射線医科学研究所研究員、企業勤務等を経て23年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 穀雨

    一時期原爆の投下候補地点であった小倉・新潟・横浜・京都の4都市が、戦後そうした過去とどのように向き合ってきたのかが紹介されている。所々話が本筋からそれるきらいはあるが、これまであまり注目されてこなかったテーマであり興味深い。終戦直後から投下候補地点であったとわかっていたわけではなく、それぞれ郷土史を掘り下げる過程で判明したとのことで、それを踏まえ地に足のついた歴史研究の重要性を提言する著者(平成6年生まれという)の指摘は重い。

  • hitotak

    原爆搭載機は小倉が目標地点だったが雲が晴れず、急遽長崎に落とされた過程や、戦後の平和運動の盛り上がりについて書かれる。新潟は原爆投下を危惧し、終戦直前に市民の一斉避難が県の指示で実施された。無傷で残された新潟同様、京都が空襲に遭わなかったのも文化財保護のためではなく、投下候補地故だった。どの都市も広島・長崎へ負い目を抱え、「我が市の原爆被害」をリアルに想像してきた戦後だった。原爆投下候補だったという記憶継承への取り組みは、戦争を知らない世代への意識継承のヒントと成りうる可能性がある、と著者は説いている。

  • 清水勇

    広島、長崎以外に原爆投下の計画があった小倉、新潟、横浜、京都の4都市がどのようにその史実を発掘し、受け止め継承してきたかを、まだ30歳前半の若い著者が戦前からの日米双方の資料、特に各地域の活動資料含めて幅広く丹念に目を通して各都市の違いと共通点を示してくれた。私自身社会・政治に関心を持ち始めた1970年頃には反核運動が政治的イデオロギーから原水禁と原水協に二分した上で反発し合うことに辟易していた。更に国際政治を見据えた運動(戦略)ではなく被曝経験のみで情に訴える運動に意味が見えない。これでいいのだろうか?

  • 読書の鬼-ヤンマくん

    2025年11月10日第1刷、図書館本。広島平和記念館(ケロイド顔の写真)、長崎原爆資料館(「ファットマン」の実物大模型の黄色)が印象に残っている。戦争:目的/理由は様々。領土拡大(領土=資源=エネルギー等の物的資源の獲得、人的資源(兵士予備軍)もあれば防衛もある。戦争の道具:人の拳→剣→槍→矢→鉄砲、人との距離を取る為に開発発展させた人類。アルフレッド・ノーベル開発のダイナマイトの延長線上の原爆。広島、長崎以外に小倉、新潟、横浜、京都など『原爆投下候補地』があったと記す本書。発明と創造と破壊の人類史。

  • takao

    ふむ

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