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成瀬は都を駆け抜ける

宮島未奈

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103549536
ISBN 10 : 410354953X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2025
Japan

Content Description

成瀬シリーズ堂々完結!! 唯一無二の主人公が、今度は京都を駆け巡る! 

膳所高校を卒業し、晴れて京大生となった成瀬あかり。一世一代の恋に破れた同級生、「達磨研究会」なる謎のサークル、簿記YouTuber、娘とともに地元テレビの取材を受ける母、憧れの人に一途に恋焦がれる男子大学生……。千年の都を舞台に、ますます個性豊かな面々が成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎のもとには成瀬から突然速達が届いて……⁉ 全6篇、最高の主人公に訪れる大団円を見届けよ!

【著者紹介】
宮島未奈 : 1983年静岡県富士市生まれ。京都大学文学部卒。2021年「ありがとう西武大津店」で第20回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞、読者賞、友近賞をトリプル受賞。2023年同作を含む『成瀬は天下を取りにいく』でデビュー、第39回坪田譲治文学賞、第21回本屋大賞ほか数多くの賞を受賞した。2024年続編の『成瀬は信じた道をいく』を刊行。本書は「成瀬あかりシリーズ」三作目にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mae.dat

    成瀬あかりシリーズ第3弾。最終巻。6話連作短編。京大に入学しての凡そ一年間。確かに都を駆け抜けて行きました。疾風の如しです。新しい仲間と巡り合い、又は想い出に浸り。その想い出なんかは、既に儂とも共有している事なので、一緒に懐かしんでしまいますね。たとえそれが初出の話であったとしても。色々面白楽しいエピソードや小技の話などがありましたから、話したいのは山々なのですが、本作はこれから読むのを楽しみにしている人も多そうなので、ここで細かに触れるのは控えておきますね。これでラストなのは寂しいけど、良い締めでした。

  • 佐藤(Sato19601027)

    元気いっぱいのヒロイン成瀬あかりは、京大でも孤高の光を灯していた。感情を表に出さず、空気を読むこともしない。少し取っ付きにくい、面倒くさくも見える。それなのに、なぜ、成瀬に惹かれるのだろう。その答えは、彼女が「灯台」のような存在だからだ。自分の信念に従い、その場所を揺るがず、周囲の人々に光を放ち続ける。小説の中だけにとどまらず、読み終えた今、確かに私の胸の中にも、小さく、しかし確かな光として灯っている。強い成瀬に会えて、本当によかった。これで三部作は完結だという。ありがとう、成瀬。また、会える日まで…。

  • いたろう

    前作で京大生になっていた成瀬だが、今作は、京大の入学式からで、時期が重なっている。全6話、楽しかったのは、モリミー作品へのオマージュに満ちた「実家が北白川」。大学時代、北白川に住んでいたので懐かしい。森見作品などについて語る達磨研究会が笑える。京大生は、森見登美彦以前と以降に分けられるという。自分は「以前」だが、昔は「馬鹿をやっても許される京大生」だったのが、京大生のアイデンティティが変わって、今は「積極的に馬鹿をやる京大生」に変わっているのかもしれない。このシリーズ、これで本当に完結? もっと読みたい!

  • hiace9000

    琵琶湖の煌めく湖面を渡る薫風を思わせる、感動の「成瀬」・了。京大入学後の一年間を描く今作、そこで出会う人、巡り合ってきた人に対し、成瀬は変わらず、やはり"成瀬"でいる。しかしひとたび成瀬あかりに照らされた人は、誰もが自分を見つめ直し自己をリセットしていく。シリーズが持ち続けてきた「おもしろさ」を凝縮した集大成は、まさに『さす成』!今この時に成瀬と生き、リアルタイムで成瀬史を見届けている自分であることが嬉しく、なぜか誇らしく思える。わたしもまた成瀬の"あかり"に照らされてしまった読者の一人なのかもしれない。

  • Kanonlicht

    完結編ということで、一気に読むのはもったいなくて噛みしめながら読んだ。このシリーズのいいところは、取り巻く人たちの感覚が読者と一致しているところだと思う。「こんなやついない」からはじまって、いつの間にか「これぞ成瀬」になっている。お母さん目線で誕生からの軌跡が語られる「そういう子なので」のラストは特によかった。その母をして少しずつ人間らしくなってきたと言わしめたように、時々見える成瀬の感情の揺らぎがたまらない。いつか、短編でもいいから大人になった成瀬の話を読んでみたい。

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