Siegfried Wagner Conducts Richard Wagner (2CD)

ジークフリート・ワーグナー　コンダクツ・リヒャルト・ワーグナー

リヒャルト・ワーグナーがコジマとの間にもうけた子ジークフリート・ワーグナー[1869-1930]は、当初は建築を学んだものの音楽の道に転じてフンパーディンクに師事し、後に作曲家および指揮者として活躍しました。指揮者としては1896年の『ニーベルングの指環』をはじめとするバイロイト音楽祭での活動に加え、ドイツ内外で特にワーグナー作品の演奏で高く評価されました。
　ここに収録された音源は過去にCD化されたことのあるもので、今回のCD化に際してはあらたにSP盤からリマスターが施されました。ノイズ除去を丹念に行った模様で、SP復刻盤としてはノイズが比較的抑えられ、刺激感の少ない音になっています。
　ジークフリート・ワーグナーは十数作のオペラを書きました。このディスクの最後には彼の作品番号1となった『熊の皮を着た男』の序曲が収録されています。（輸入元情報）

【収録情報】
Disc1
リヒャルト・ワーグナー：
01. 『ラインの黄金』 WWV 86A〜ヴァルハラ城への神々の入場
02. 『ワルキューレ』 WWV 86B〜ワルキューレの騎行
03. 『ワルキューレ』 WWV 86B〜ヴォータンの告別と魔の炎の音楽
04. 『パルジファル』 WWV 111〜聖金曜日の音楽
05. 『パルジファル』 WWV 111〜第3幕への前奏曲
06. 『パルジファル』 WWV 111〜聖金曜日の音楽（器楽のみ）

Disc2
07. ジークフリート牧歌 WWV 103
08. 忠誠行進曲 WWV 97
09. 『タンホイザー』 WWV 70〜大行進曲『客人の入場』
10. 『ローエングリン』 WWV 75〜第1幕への前奏曲
11. 『トリスタンとイゾルデ』 WWV 90〜第1幕への前奏曲と愛の死

ジークフリート・ワーグナー：
12. 歌劇『熊の皮を着た男』序曲

　バイロイト祝祭管弦楽団（04,05）
　ベルリン国立歌劇場管弦楽団（01-03,06,09,11,12）
　ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団（07,08,10）
　フリッツ・ヴォルフ（テノール／パルジファル：04）
　アレクサンダー・キプニス（バス／グルネマンツ：04）
　ジークフリート・ワーグナー（指揮）

　録音：
　1925年2月24日（12）、1926年10月11日（11）、1926年12月8日（02,06）、1927年1月21日（09）
　1927年1月26日（01,03）、1927年4月8日（07,08,10）、1927年8月15,18日（04,05）

　Parlophone matrices:
　01: 2-20111/2
　02: 2-20014/5
　03: 2-20107/10
　06: 2-20011/3
　09: 2-20102
　11: 2-8922/5
　12: 2-7955/6

　Columbia matrices:
　04: WAX 3020/2
　05: WAX 3023/4

　HMV matrices:
　07: CR1298/301
　08: CR1296/7
　10: CR1294/5