往年の名歌手たちの貴重な記録
プッチーニ・エディション(9CD)
フェニーチェ劇場管弦楽団&合唱団
1966年から1976年にかけてのライヴ録音。往年の歌手たちの実演での思い切りのよい歌唱や聴衆の反応がそのまま聴ける貴重なドキュメント。公演をそのまま録音した劇場の記録音源が主体なので音質はいまいちですが、さまざまなオペラ歌手の芸風に手軽に触れることができる点では貴重な音資料ともいえそうです。
ブックレット(英語、ドイツ語・16ページ)には、小説家で脚本家のヴォルフガング・ブルナーによるプッチーニについての説明が掲載。
モンド・ムジカのフェニーチェ劇場シリーズ
ヴェルディ・エディション(30CD)
14作品収録(アイーダ、アッティラ、ドン・カルロ、エルナーニ、運命の力、椿姫、オテロ、他)
Mondo Musica 2929832MMB
ロッシーニ・エディション(14CD)
6作品収録(アルミーダ、セビリアの理髪師、ラ・チェネレントラ、幸運な欺瞞(欺かれた者たち)、アルジェのイタリア女、泥棒かささぎ)
Mondo Musica 2929831MMB
ランメルモールのルチア スコット(1973/ステレオ)
ノルマ ロス(1966/ステレオ)
ばらの騎士 クルツ&ドレスデン(1982/ステレオ)
トリスタンとイゾルデ マズア(1971)
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収録概要
CD1〜2
ラ・ボエーム オリヴィエロ・デ・ファブリティース(指揮)
ミレッラ・フレーニ、ウンベルト・グリッリ、マリオ・セレーニ、ルチア・カッペリーノ(1970年/ステレオ)
CD3〜4
西部の娘 オリヴィエロ・デ・ファブリティース(指揮)
アントニエッタ・ステッラ、ピエル・ミランダ・フェッラーロ、ジャンジャコモ・グエルフィ(1966年/ステレオ)
CD5〜6
蝶々夫人 エットーレ・グラチス(指揮)
マリア・キアーラ、カルロ・ビーニ、アッティリオ・ドラージ、クララ・フォーティ(1976年/疑似ステレオ)
CD7〜9
三部作 オリヴィエロ・デ・ファブリティース(指揮)
ジュゼッペ・タッデイ、マリア・キアーラ、アドリアーナ・マルティーノ、アンジェロ・モーリ(1969年/ステレオ)
演奏者情報
歌劇「ラ・ボエーム」
ミレッラ・フレーニ (お針子ミミ)
ウンベルト・グリッリ (詩人ロドルフォ)
マリオ・セレーニ (画家マルチェッロ)
ルチア・カッペリーノ (歌手ムゼッタ)
オテッロ・ボルゴノーヴォ (音楽家ショナール)
アレッサンドロ・マッダレーナ (哲学者コッリーネ)
オリヴィエロ・デ・ファブリティース (指揮)
歌劇「西部の娘」
アントニエッタ・ステッラ (酒場の女主人ミニー)
ピエル・ミランダ・フェッラーロ (ディック・ジョンソンこと盗賊ラメレス)
ジャンジャコモ・グエルフィ (保安官ジャック・ランス)
オリヴィエロ・デ・ファブリティース (指揮)
歌劇「蝶々夫人」
マリア・キアーラ (蝶々さん)
カルロ・ビーニ (アメリカ海軍士官ピンカートン)
アッティリオ・ドラーツィ (在長崎アメリカ領事シャープレス)
エットーレ・グラチス (指揮)
歌劇「三部作」
ジュゼッペ・タッデイ (外套/船主ミケーレ、ジャンニ・スキッキ/ジャンニ・スキッキ)
アンジェロ・モーリ (外套/仲仕ルイージ)
マリア・キアーラ (修道女アンジェリカ/アンジェリカ)
アドリアーナ・ラッザリーニ (修道女アンジェリカ/公爵夫人)
アドリアーナ・マルティーノ (ジャンニ・スキッキ/スキッキの娘ラウレッタ)
オリヴィエロ・デ・ファブリティース (指揮)
作品情報
ラ・ボエーム
1820年代パリの学生街が舞台。詩人ロドルフォ、画家マルチェッロ、音楽家ショナール、哲学者コッリーネ、ムゼッタと、お針子ミミの友情と恋の物語。『冷たい手を』、『私の名はミミ』をはじめ、愛の二重唱やムゼッタのワルツなど、単独でも歌われるナンバーが多いオペラ。
西部の娘
19世紀のカリフォルニアが舞台。ディック・ジョンソン(実は盗賊団の首領ラメレス)と酒場の女主人ミニーの恋物語。ラメレス逮捕に躍起になる保安官ジャック・ランスはついに彼を処刑台に引っ張りだしますが、銃まで構えてジョンソンの命乞いをするミニーの想いに打たれ、彼を解放。ジョンソンとミニーはめだたく旅だって行きます。
この作品でプッチーニはインディアンの旋律やアメリカ俗謡を使用しています。
蝶々夫人
明治時代の長崎が舞台。海軍士官ピンカートンは、日本の少女、蝶々さんと結婚することになります。蝶々さんは結婚のためにキリスト教に改宗するほどピンカートンとの愛を信じていますが、ピンカートンの方は一時のことと軽く考えています。そしてピンカートンがアメリカに帰ってしまい、3年の月日が流れます。女中のスズキは音沙汰ない状況にピンカートンの裏切りを感じますが、蝶々夫人は彼は帰ってくると信じています。そんな時、ピンカートンから手紙が届き、蝶々夫人は喜びます。
しかし、彼がアメリカで正式に結婚していることを知る領事シャープレスは、ヤマドリ公の世話になることをすすめますが、彼女はかたくなに断ります。そして、ピンカートンは長崎に戻ってくるのですが、彼は蝶々夫人とは会おうとしません。蝶々夫人は代わりにピンカートンの妻ケイトと対面させられることになり、自刃して果てます。
有名なアリア『ある晴れた日に』の他、『さくらさくら』『お江戸日本橋』『君が代』『越後獅子』のメロディーが使われていることでも知られています。
外套
1910年代のセーヌ川が舞台。船長、50歳のミケーレは、20代の若い娘ジョルジェッタを妻にしました。ジョルジェッタは、夫との共通の話題がないことや仕事に追われる毎日に不満を持っています。ある日、ジョルジェッタは、若い人夫のルイージと仲良くなり、深夜に密会しようとしますが、忍び込んできたルイージとミケーレが鉢合わせしてしまいます。激昂したミケーレはルイージを絞め殺してしまいます。ジョルジェッタが戻ってくると、ミケーレはルイージの死体を外套の中に隠します。ミケーレはジョルジェッタを優しく迎えると外套の中に包み込み、ルイージの死体に彼女の顔を押し付けて終わります。
修道女アンジェリカ
1600年末のイタリアの女子修道院が舞台。貴族の娘アンジェリカは、未婚の母となったため修道院に入れられました。ある日、修道院を訪ねてきた伯母の公爵夫人から、2年前に娘が死んだことを聞かされ彼女は毒薬を飲んで自殺を図りますが、自殺の罪に気付き、聖母に詫びて救いを求めます。すると、奇蹟が起こり子供を抱いた聖母が登場。アンジェリカは安らかに息を引き取ります。
ジャンニ・スキッキ
1299年のフィレンツェが舞台。大富豪ブオーゾが遺した遺産をめぐって物語。遺産をものにしようと集まった親類たちは、遺書に全財産を修道院に寄付すると書かれているのを知り落胆。リヌッチョはジャンニ・スキッキの知恵を借りようとしますが、スキッキは他の親戚から馬鹿にされたことで協力を断ります。しかし、娘でリヌッチオの恋人のラウレッタに「助けてくれないなら私死んじゃう」と半ば脅され(アリア「私のお父さん」)、考え直します。スキッキはブオーゾになりすまして、公証人の前で嘘の遺書を口述することを提案。全員この計画に賛成しますが、いざ公証人を前にスキッキは「財産はすべてスキッキへ与える」と言い、見事に遺産を手にしてしまいます。
モンド・ムジカとフェニーチェ劇場
ネーミング
オペラ黎明期の1600年代初頭から劇場文化が栄えていたヴェネツィアでは、劇場の火災も多く、また、劇場の運営をめぐる貴族や地主の争いも絶えず、1792年に開場したフェニーチェ劇場の名前も、劇場火災や運営難に打ち克つ願いを込めて「フェニーチェ(不死鳥)」と命名されたものでした。
最初の火災
しかし、その願いもむなしく、44年後の1836年には全焼してしまいますが、運営の貴族協会の努力によって翌1837年には再建。
幸運だった159年間
1844年には劇場照明が石油からガスに変更されたことで安全になり、1849年のオーストリア軍による気球爆弾攻撃や、1918年のオーストリア軍の攻撃、1945年の連合軍による爆撃の際にも被害に遭わないという幸運(=フェリーチェ)にも恵まれ、長大な歴史を刻んでいました。
2度目の火災
再建から159年目を迎える1996年、電気工事作業員の放火によりって劇場は全焼し、幸運な歴史も終わりを迎えることになります。フェニーチェ劇場は1937年からヴェネツィア市の運営となっており、再建には税公金が使われるため、以前のようにことがスムーズに運ばないことは確実でした。
市長が刑事過失で起訴
しかも、ヴェネツィアの捜査判事フェリーチェ・カッソンが、フェニーチェ劇場火災の責任は市にあるとして、マッシモ・カッチャーリ市長ら8名を刑事過失で起訴し、半年間劇場を閉鎖したため、再建工事の見通しが立たなくなるという混乱もありました。
フェニーチェ劇場側の対応
フェニーチェ劇場のメンバーは代替地で公演を重ねることになりますが、上演回数も減り、他劇場の使用料などで収益も減少するため、再建資金の一助とする目的のもと、フェニーチェ劇場の名前を用いたフル・プライスCDをリリースすることを決定。
CDリリースの開始
音源としてはフェニーチェ劇場の記録用の録音などが用いられ、それをミュンヘン、コジマ通りのレーベル、「Mondo Musica(モンド・ムジカ)」レーベルが、20ビットHDリマスタリングで整音し、同レーベルの「フェニーチェ劇場シリーズ」として製品化しています。カタログ番号は4系統で、オペラのヒストリカル系が「MFOH」規格、新録音系が「MFON」規格、コンサートのヒストリカル系が「MFCH」規格、新録音系が「MFCN」規格となっていました(生産はイタリア)。
再建工事開始
2000年にカッチャーリ市長が辞任し、臨時市長を経て5月にパオロ・コスタ市長が選ばれると再建計画が動き出し、2001年に再建工事を開始。2003年12月には無事開場へと漕ぎつけています。
レーベル復活
2024年7月、フェニーチェ劇場はハンブルクに引っ越し公演をおこない、その際にハンブルクの映像・音楽プロダクション「Black Hill Pictures(ブラック・ヒル・ピクチャーズ)」とライセンス契約し、Mondo Musicaレーベルのフェニーチェ劇場シリーズ音源がリリースされる運びとなります。
トラックリスト (収録作品と演奏者)
ジャコモ・プッチーニ (1858-1924)
歌劇「ラ・ボエーム」全曲 103’13
CD 1 51'46
第1幕
パリの屋根裏部屋(1830年代のクリスマス・イヴ)
01. 「この《紅海》は、まるで降り注ぐ雨のように私を濡らし凍えさせる」(マルチェルロ、ロドルフォ、コッリーネ) 4'02
02. 「深遠な思想だ!」(コッリーネ、マルチェルロ、ロドルフォ) 1'08
03. 「薪だ! 葉巻だ! 酒だ!」(ロドルフォ、マルチェルロ、コッリーネ、ショナール、ベノワ) 10'15
04. 「どなた?」(ロドルフォ、ミミ) 4'15
05. 「なんて冷たい手!」(ロドルフォ) 4'37
06. 「みんなは私をミミと呼んでいます」(ミミ) 4'57
07. 「おーい! ロドルフォ!」(ショナール、コッリーネ、マルチェルロ、ロドルフォ、ミミ) 4'35
第2幕
カルチェラタンのカフェ・モミュス
08. 「オレンジ、ナツメヤシ、焼き栗!」(売り子たち、群衆、ショナール、コッリーネ、マルチェルロ、ロドルフォ、ミミ、パルピニョール、ムゼッタ、アルチンドロ) 10'55
09. 「私が街を行くとき」(ムゼッタ、マルチェルロ、アルチンドロ、ミミ、ショナール、コッリーネ、ロドルフォ、群衆) 6'44
CD2 51'27
第3幕
アンフェール門近くの酒場(翌年2月)
01. 「おい、そこの警備員たち! 開けてくれ!」(清掃員たち、税関吏) 1'22
02. 「酒を飲むことに喜びを見出した者よ」(酔客、ムゼッタ、ミミ、マルチェッロ、ロドルフォ、他) 22'36
第4幕
パリの屋根裏部屋
03. 1'38
04. 「馬車の中で?」(マルチェッロ、ロドルフォ、ショナール、コッリーネ) 4'56
05. 「ガヴォット」(コッリーネ、マルチェッロ、ロドルフォ、ショナール) 1'36
06. 「古いコートよ、私は平地に留まるが、お前は聖なる山に登らなければならない」(コッリーネ、ショナール、マルチェッロ、ロドルフォ、ミミ) 8'44
07. 「もう行ってしまった? 2人きりになりたかったから、寝たふりをしていました」(ミミ、ロドルフォ、ショナール、マルチェッロ、ムゼッタ、コッリーネ) 10'18
演奏
ミミ(お針子):ミレッラ・フレーニ
ムゼッタ(歌手):ルチア・カッペリーノ
ロドルフォ(詩人):ウンベルト・グリッリ
マルチェッロ(画家):マリオ・セレーニ
ショナール(音楽家):オテッロ・ボルゴノーヴォ
コッリーネ(哲学者):アレッサンドロ・マッダレーナ
ベノワ(家主):ヴィルジリオ・カルボナリ
アルチンドロ(議員):レド・フレスキ
パルピニョール(行商人):グイド・フラブリス
税関巡査部長:ブルーノ・テッサリ
税関職員:ウンベルト・スカリオーネ
フェニーチェ劇場合唱団
合唱指導:コッラード・ミランドラ
フェニーチェ劇場管弦楽団
指揮:オリヴィエロ・デ・ファブリティース
録音:1970年2月11日。ヴェネツィア(ライヴ/ステレオ)
ジャコモ・プッチーニ (1858-1924)
歌劇「西部の娘」全曲 124’22
CD3 54'44
第1幕
酒場「ポルカ」の店内
01. 「ポルカ」の中で 35'03
02. ランスはバーに近づき、ジョンソンのグラスをひっくり返す 1'44
03. ワルツのテンポで 17'52
CD4 69'38
第2幕
ミニーの小屋
01. 幕が上がると、ウォークルは暖炉のそばの床にしゃがみ込んでいる 31'16
02. …ドアを開ける - ランスが銃を構えて慎重に入ってくる 12'24
第3幕
カリフォルニアの森
03. …冬の夜明けの静けさを乱す音は何もない 25'25
演奏
ミニー(酒場「ポルカ」の女主人):アントニエッタ・ステッラ
ディック・ジョンソン(盗賊ラメレス):ピエル・ミランダ・フェッラーロ
ジャック・ランス(保安官):ジャンジャコモ・グエルフィ
アシュビー(ウェルス・ファーゴ銀行の代理人):アンジェロ・ノゾッティ
ニック(酒場「ポルカ」のバーテンダー):マリオ・グッジャ
ビリー・ジャックラビット(先住民):ウベルト・スカリオーネ
ウォークル(先住民の妻):アンナリア・バッザーニ
ジェイク・ウォーレス(流しの歌手):アレッサンドロ・マッダレーナ
ホセ・カストロ(ラメレスの部下):フランコ・フェデリーチ
郵便配達人:アウグスト・ヴェロネーゼ
ハリー(鉱夫):アウグスト・ペドローニ
ジョー(鉱夫):マリオ・カルリン
トリン(鉱夫):ヴィットリオ・パンダーノ
ベッロ(鉱夫):ブルーノ・グレッラ
ハッピー(鉱夫):ジャンニ・ソッチ
シド(鉱夫):ブルーノ・テッサリ
ソノーラ(鉱夫):ジュゼッペ・ゼッキッロ
ラーケンス(鉱夫):フランチェスコ・シニョール
フェニーチェ劇場合唱団
合唱指導:コッラード・ミランドラ
フェニーチェ劇場管弦楽団
指揮:オリヴィエーロ・デ・ファブリティース
録音:1966年2月14日。ヴェネツィア(ライヴ/ステレオ)
ジャコモ・プッチーニ (1858-1924)
歌劇「蝶々夫人」全曲 126’49
CD5 56'35
第1幕
長崎の見える丘の上の日本家屋(1904年)
01. 「そして天井…そして壁…」(ピンカートン) 2'12
02. 「この使用人はあなた様の花嫁によく仕えてきた者です」(ゴロー、ピンカートン、スズキ、シャープレス) 3'58
03. 「世界のどこでも、ヤンキーの放浪者はリスクを顧みず楽しみながら取引をする。」(ピンカートン、シャープレス、ゴロー) 3'26
04. 「なんて熱狂的なんだ! 君は本当に夢中になっているのか?」(シャープレス、ピンカートン) 3'06
05. 「ああ!なんて広い空!なんて広い海!」(蝶々さんの女友達、蝶々さん) 2'52
06.「よろしくお願い致します」(蝶々さん、蝶々さんの女友達、ピンカートン、シャープレス) 3'11
07.「帝国の役人、戸籍担当、それに親族です」(ゴロー、ピンカートン、蝶々さんの親族、友人、女友達) 2'08
08.「さあ、愛しい人よ! この小さな家は気に入ったかい?」(ピンカートン、蝶々さん、ゴロー) 2'34
09.「昨日、私は一人で教会へ行きました。新しい人生のために新しい信仰を受け入れるのです」(蝶々さん、ゴロー、役人、女友達、ピンカートン、シャープレス、戸籍担当役人) 4'06
10.「さあ、身内だけになった」(ピンカートン、招待客たち、ボンゾ、ヤクシデ) 5'04
11.「夜になった」(ピンカートン、蝶々さん) 3'09
12.「魅惑の瞳を持つ子よ、あなたはもう私のもの」(ピンカートン、蝶々さん) 3'05
13.「どうか私を愛してください」(蝶々さん、ピンカートン) 6'48
第2幕
蝶々さんの家の中
14.「イザナギとイザナミ、サルダヒコの神」(スズキ、蝶々さん) 5'58
15.「ある晴れた日に」(蝶々さん、) 4'24
CD6 70'14
01. 「居ますよ。お入りください」(ゴロー、シャープレス、蝶々さん、) 3'13
02. 「結局のところ、ご存じないのですね」(蝶々さん、シャープレス、ゴロー、ヤマドリ) 1'36
03. 「でも、私はあなたに変わらぬ信頼を誓います」(ヤマドリ、シャープレス、蝶々さん、ゴロー) 3'52
04. 「さあ、私たちだけです。お座りください」(シャープレス、蝶々さん) 5'28
05. 「そしてこの子は? あの人は忘れられるのか?」(蝶々さん、シャープレス) 1'45
06. 「あなたの母親はあなたを抱き上げ、雨や風の中、街を歩き回って稼ぐことになるでしょう」(蝶々さん、シャープレス) 2'32
07. 「私は町に降ります。許して下さいませんか?」(シャープレス、蝶々さん) 1'33
08. 「スズメバチ! 忌々しいヒキガエル!」(スズキ、ゴロー、蝶々さん) 1'41
09. 「軍艦が…」(スズキ、蝶々さん) 2'17
10. 「あの桜の枝を揺らして」(蝶々さん、スズキ) 4'41
11. 「さあ、お化粧を手伝って。いいえ! まずは赤ちゃんを連れてきて」 5'44
12. 「ハミング・コーラス」(合唱) 3'16
第3幕
蝶々さんの家の中
13. 「オーイェー! オーイェー! オーイェー! 」(水夫たち) 8'14
14. 「もう太陽が!」(スズキ、蝶々さん) 1'43
15. 「お気の毒な蝶々さん」(スズキ、蝶々さん、シャープレス、ピンカートン) 2'28
16. 「私も彼女の苦しみを知っている」(シャープレス、ピンカートン) 3'02
17. 「さようなら、喜びと愛の花の隠れ家」(ピンカートン、シャープレス) 1'31
18. 「彼女に話してくれる?」(ケイト、スズキ、蝶々さん、) 1'59
19. 「彼女は私に何を望んでいるの?」(蝶々さん、スズキ) 5'11
20.「捕らわれたハエのように」(スズキ、蝶々さん) 2'49
21.「名誉をもって生きることのできない者は名誉をもって死ぬ」(蝶々さん、ピンカートン) 4'51
演奏
蝶々さん(長崎の芸者):マリア・キアーラ
ベンジャミン・フランクリン・ピンカートン(アメリカ海軍士官):カルロ・ビーニ
スズキ(蝶々さんの使用人):クララ・フォーティ
ケイト(ピンカートンの妻):アンナリア・バッツァーニ
シャープレス(在長崎アメリカ領事):アッティリオ・ドラーツィ
ゴロー(結婚仲介人):マリオ・グッジャ
ヤマドリ公爵(裕福な求婚者):フランコ・ボスコロ
ボンゾ(僧侶。蝶々さんの伯父):アレッサンドロ・マッダレーナ
役人:パオロ・チェーザリ
戸籍係:ウベルト・スカリオーネ
フェニーチェ劇場合唱団
合唱指導:アルド・ダニエリ
フェニーチェ劇場管弦楽団
指揮:エットーレ・グラチス
録音:1976年7月4日。ヴェネツィア(ライヴ/疑似ステレオ)
ジャコモ・プッチーニ (1858-1924)
歌劇「三部作」全曲
CD7 52'53
歌劇「外套」
夕暮れどきのセーヌ川岸壁にミケーレの船が停泊。舵輪、船室、船倉、屋根を備えた自走式の艀のような船。背景にはパリの街のシルエットとノートルダム大聖堂の姿。仲士たちが船倉から荷馬車まで重い袋を背負って運搬。セーヌ川を行き交うタグボート の汽笛も聞こえてくる。
01. 「おお、ミケーレ? ミケーレ?」(ジョルジェッタ) 5'13
02. 「さあ、みんな、早く!」(ルイージ、ジョルジェッタ、ティンカ、タルパ) 2'57
03. 「それで、どう思う?」(ジョルジェッタ、ミケーレ、歌売り、ミディネットたち、タルパ) 4'01
04. 「おお、永遠の恋人たちよ、こんばんは!」(フルーゴラ、ジョルジェッタ) 3'34
05. 「おい、俺の女房見てみろよ!」(タルパ、フルーゴラ、ミケーレ、ルイージ、ティンカ) 4'21
06. 「小さな菜園のある小さな家を夢見てた」(フルーゴラ、ジョルジェッタ、ルイージ) 6'37
07. 「おお、ルイージ! ルイージ!」(ジョルジェッタ、ルイージ) 5'09
08. 「ええ、火のついたマッチで」(ジョルジェッタ、ルイージ) 4'47
09. 「夜はすごく涼しくなったね。去年はベビーベッドもそこにあった」(ミケーレ、ジョルジェッタ) 8'05
10. 「何もない!静かだ!」(ミケーレ) 3'11
11. 「捕まえたぞ!」(ミケーレ、ルイージ、ジョルジェッタ) 4'53
歌劇「修道女アンジェリカ」
CD8 54'57
舞台は1600年代末の修道院。修道院の内部。小さな教会と回廊。奥には、右側のアーチを越えたところに墓地、左側のアーチを越えたところに菜園がある。舞台の中央には、糸杉、十字架、草や花がある。左奥には、アロエの植物の間に、泉があり、その水は地面の洗い場に流れ落ちている。春の夕暮れ。泉の水流の上に一筋の陽光が差し込む。舞台は空っぽだ。修道女たちは教会で歌っている。
01. 「恵みに満ちた聖母マリア」(合唱) 3'14
02. 「謙虚な姉妹たちよ」(修道女長、修練女長、修道女たち、修練女オズミーナ、修練女ジェノヴィエッファ) 2'23
03. 「さあ、姉妹たちよ、喜びなさい」(修道女長、修道女たち、修練女ジェノヴィエッファ) 3'46
04. 「敬虔な働きに励む姉妹たちよ」(修練女ジェノヴィエッファ、修道女アンジェリカ、修道女長) 3'31
05. 「私にも願いがあります!」(修道女ドルチーナ、修練女ジェノヴィエッファ、修道女アンジェリカ、看護修道女) 4'03
06. 「聖母マリアを讃えよ」(托鉢修道女たち、修道女ドルチーナ、修練女ジェノヴィエッファ、修道女アンジェリカ、看護修道女) 3'44
07. 「修道女アンジェリカ!」(修道院長、修道女アンジェリカ) 4'04
08. 「あなたの父であるグアルティエロ王子」(公爵夫人、修道女アンジェリカ) 4'52
09. 「その静寂の中で、私の魂は遠くへ旅立ち」(公爵夫人) 2'10
10. 「私はすべてを聖母に捧げました。そう、すべてを」(修道女アンジェリカ、公爵夫人) 6'03
11. 「母がいなければ、子は死んでしまう」(修道女アンジェリカ、修練女ジェノヴィエッファ、修道女たち) 7'16
12. 「天から恵みが降り注ぎ」(修道女アンジェリカ、合唱) 5'14
13. 「ああ、私は呪われている!」(修道女アンジェリカ、合唱) 4'31
CD9 52’46
歌劇「ジャンニ・スキッキ」
舞台は1299年のフィレンツェ。ブオーゾ・ドナーティの寝室。左側には玄関ドア、その先には踊り場と階段、そして床まで届くガラス窓があり、そこから家の正面を囲む木製の手すりのテラスに出ることができる。左奥には、アルノルフォの塔が見える大きな窓がある。右側の壁には、木製の小さな階段がバルコニーへと続いており、そこには戸棚と扉がある。階段の下にはもう一つの小さな扉がある。右奥にはベッドがある。ベッドの両側には、4本のろうそくが灯った4つの燭台が置かれている。ベッドの前には、3本のろうそくが灯っていない燭台がある。半開きのベッドのカーテンから、体を覆う赤い布が垣間見える。ブオーゾの親族たちは、ベッドの周りにひざまずいて祈りを捧げている。ゲラルディーノは左側、壁際に座っている。親族たちに背を向け、木製のボールを転がして遊んでいる。太陽の光とろうそくの明かり。時刻は午前9時だ。
ブオーゾの親族たちが祈りをささやく中、マルコ、老女ジータ、そしてチエスカは悲しみに満ちて嘆き悲しんでいる。
01. 「かわいそうなブオーゾ」(ジータ、ラ・チェスカ、マルコ、ベット、シモーネ) 9'24
02. 「やはり本当だったのか! 修道士たちがドナティ家のおかげで太っていくのが見られるだろう!」(シモーネ、ラ・チェスカ、マルコ、ベット、ジータ、ネッラ、リヌッチョ、ゲラルド) 3'12
03. 「我々に助言し救うことができる人はただ1人しかいない」(リヌッチョ、ジータ、ラ・チェスカ、ネッラ、シモーネ、ベット、マルコ、ゲラルド) 1'52
04. 「フィレンツェは花を咲かせた木のような街だ」(リヌッチョ) 3'07
05. 「ああ!逝ってしまったのか?」(ジャンニ・スキッキ、ゲラルド、ジータ、リヌッチョ、ラウレッタ) 3'08
06.「私のお父さん」(ラウレッタ) 7'20
07.「声は同じだった?」(ジャンニ・スキッキ、親族) 6'53
08.「服を脱いで、小さなお人形さん」(ネッラ、ジータ、ラ・チェスカ) 4'40
09.「公証人が来た」(リヌッチョ、公証人、靴屋、染物屋、ジャンニ・スキッキ、親族) 10'26
10.「私のラウレッタ」(リヌッチョ、ラウレッタ、ジャンニ・スキッキ) 2'39
演奏
外套
ミケーレ(船の所有者):ジュゼッペ・タッデイ
ジョルジェッタ(ミケーレの妻。前年に息子が死去):ヨランダ・ミキエーリ
ルイージ(仲仕。ジョルジェッタの情夫):アンジェロ・モーリ
ティンカ(仲仕):アウグスト・ペドローニ
タルパ(仲仕):アンジェロ・ノゾッティ
フルーゴラ(タルパの妻。くず拾い):アンナ・ディ・スタジオ
修道女アンジェリカ
アンジェリカ(修道女):マリア・キアーラ
公爵夫人:アドリアーナ・ラッザリーニ
修道院長:マファルダ・マジーニ
修道女長:ルチアーナ・パロンビ
修練女長:リチア・ガルヴァーノ
看護修道女:ヴェラ・マグリーニ
托鉢修道女:ミルナ・ペーチレ
托鉢修道女:マルゲリータ・ベネッティ
ドルチーナ(労働修道女):ロゼッタ・ピッツォ
オズミーナ(修練女):マリーザ・サリンベニ
ジェノヴィエッファ(修練女):ジョヴァンナ・ディ・ロッコ
ジャンニ・スキッキ
ジャンニ・スキッキ:ジュゼッペ・タッデイ
ラウレッタ(ジャンニ・スキッキの娘):アドリアナ・マルティーノ
リヌッチョ(ブオーゾの従妹ジータの甥。ラウレッタの恋人):ルチアーノ・サルダーリ
シモーネ(ブオーゾの従弟):アンジェロ・ノゾッティ
ラ・チェスカ(ブオーゾの従弟シモーネの息子マルコの妻):アンナ・ディ・スタジオ
ベット・ディ・シーニャ(ブオーゾの義兄):サトゥルノ・メレッティ
ジータ(ブオーゾの従妹):マファルダ・マシーニ
ゲラルド(ブオーゾの甥):アウグスト・ペドロニ
ネッラ(ブオーゾの甥ゲラルドの妻):ジョヴァンナ・ディ・ロッコ
アマンティオ・ニコラオ(公証人):ブルーノ・グレッラ
グッチョ(染物屋):グイド・パセラ
ピネッリーノ(靴屋):ウベルト・スカリオーネ
フェニーチェ劇場管弦楽団&合唱団
指揮:オリヴィエロ・デ・ファブリティース
録音: 1969年3月9日。ヴェネツィア(ライヴ/ステレオ)
フェニーチェ劇場 簡易年表
1774年
●2月。ヴェネツィアの劇場の中でも有名だったサン・ベネデット劇場が火災で焼失。同劇場は、グリマーニ家がヴェニエル家の土地に、ヴェニエル家とティエポロ家の資金援助を得て建設した豪華な劇場で1755年に開場。1766年には資金難により、所有権がヴェネツィアの貴族協会(ノービレ・ソチエタ)に移行していました。
●12月。サン・ベネデット劇場が馬蹄形の劇場として急ピッチで再建され、アンフォッシの「オリンピアーデ」で開場。
1786年
●ヴェネツィアの貴族協会は、サン・ベネデット劇場の所有権をめぐる訴訟で、土地の所有者でもあるヴェニエル家に敗訴し、劇場所有権を譲渡。ほどなく名前もヴェニエル劇場に変更されています。
1787年 建設決定
●ヴェネツィアの貴族協会は、前年に所有権を手放したサン・ベネデット劇場に代わる新しい劇場を手に入れるため、新たに建設することを決定。当時多かった劇場火災や運営難に打ち克つ願いを込めて「フェニーチェ(不死鳥)」と命名。
1789年
●11月。ヴェネツィアの貴族協会により、フェニーチェ劇場の設計コンペが開催。ジャナントニオ・セルヴァが選ばれます。同年5月にはフランス革命が勃発していました。
1792年 開場
●4月。フェニーチェ劇場が落成。約1,500席の大劇場。ボックス席は均等サイズで174。同月にはフランスがオーストリアに宣戦布告してフランス革命戦争が勃発。
●5月。パイジェッロの「アグリジェントの競技会」でフェニーチェ劇場が開場。
1797年
●ナポレオンの侵略によりヴェネツィア共和国政府が崩壊。カンポ・フォルミオ条約によりオーストリア帝国領となり、1,100年に及ぶ共和国の歴史に幕。
1825年
●フェニーチェ劇場の大規模な修復をジュゼッペ・ボルサートに委託。
1828年 改装
●12月。ボルサートによる改装が完了。
1836年 火災
●12月。火災によりフェニーチェ劇場が焼失 。新規導入されたオーストリア製の暖房が原因とされ、3日間にわたって燃え続けています。
1837年 再建
●12月。フェニーチェ劇場の再建が完了し開場。演目はジュゼッペ・リッロの「ラヴェンナのロスムンダ」。
1844年
●フェニーチェ劇場の照明が石油からガスに変更。
1848年
●3月。1848年革命によりもたらされた民衆蜂起により「サン・マルコ共和国」が誕生。ほどなくフェニーチェ劇場のロイヤル・ボックス席も廃止され、通常のボックス席に変更。
1849年
●8月。オーストリア帝国政府が蜂起を鎮圧して統治を回復。オーストリア軍は、軍艦から気球爆弾を運用してヴェネツィア市街に軽微ながらも被害を与えており、これが世界初の空中からの軍事攻撃とされています。また、占領後、オーストリア政府はフェニーチェ劇場のロイヤル・ボックス席の再建を決定。
1866年
●10月。普墺戦争でイタリア王国がプロイセン側で参戦し、オーストリア側が敗北したことにより、イタリア王国がヴェネツィアを併合。フェニーチェ劇場のロイヤル・ボックスにサヴォイア家の紋章が設置。
1876年
●フェニーチェ劇場を所有していた「貴族協会(ノービレ・ソチエタ)」が解散。
1892年
●フェニーチェ劇場に電灯が導入。また、運営組織が法人化。
1937年 市営化
●ヴェネツィア市がフェニーチェ劇場の所有権を取得。エウジェニオ・ミオッツィに大規模改修を委託。
1938年 改装
●ミオッツィによる改装が完了。
1946年
●イタリア共和国の誕生に伴い、サヴォイア家の紋章がサン・マルコのライオンの紋章に変更。
1954年 ヴィスコンティ映画に登場
●12月。フェニーチェ劇場が冒頭15分間に渡って登場するテクニカラー映画、ルキノ・ヴィスコンティの「夏の嵐」が公開。舞台で演奏されているのは「トロヴァトーレ」。
1996年 火災
●1月。電気工事作業員の放火によりフェニーチェ劇場が全焼。
1997年 CDリリース開始
●再建資金の一助とするため、フェニーチェ劇場の記録音源などを用いたフル・プライスCDのリリースを開始。ミュンヘン、コジマ通りのレーベル、「Mondo Musica(モンド・ムジカ)」レーベルにより、20ビットHDリマスタリングがおこなわれ、フェニーチェ劇場シリーズとして製品化。カタログ番号は4系統で、オペラのヒストリカル系が「MFOH」規格、新録音系が「MFON」規格、コンサートのヒストリカル系が「MFCH」規格、新録音系が「MFCN」規格となっています(生産はイタリア)。
2001年
●フェニーチェ劇場の再建工事開始。
2003年 再建
●12月。フェニーチェ劇場再建完了し、リッカルド・ムーティ指揮のコンサートで開場。
2024年
●7月。ハンブルクのエルプ・フィルハーモニーで引っ越し公演。
●ハンブルクの映像・音楽プロダクション「Black Hill Pictures(ブラック・ヒル・ピクチャーズ)」がフェニーチェ劇場とライセンス契約し、Mondo Musicaレーベルのフェニーチェ劇場シリーズ音源のリリースを開始。
Track list
Giacomo Puccini 1858-1924
LA BOHÈME
CD 1. (51'46)
ATTO PRIMO "In soffitta"
01. Questo Mar Rosso 4'02
“Nei cieli bigi” – “Già dell' Apocalisse”
02. Pensier profondo! 1'08
03. Legna! Sigari! Bordò! 10'15
“Si può” - “Dica: quant'anni ha”
“Quest'uomo ha moglie”
04. Chi é là 4'15
05. Che gelida manina 4'37
06. Mi chiamano Mimì 4'57
07. Ehi! Rodolfo! 4'35
“O soave fanciulla”
ATTO SECONDO "Al quartiere latino"
08. Aranci, datteri! 10'55
“Questa é Mimì” – “Oh! Musetta!”
09. Quando me‘ n vò 6'44
“Gioventù mia-Caro” – “La Ritirata”
CD2. (51'27)
ATTO TERZO "La barriera d'Enfer"
01. Ohé, là le guardie! 1'22
02. Chi nel ber trovò il piacer 22'36
“Sa dirmi, scusi” – “O buon Marcello, aiuto”
“Marcello, finalmente!” – “Chè?! Mimì Tu qui?”
“Addio, senza rancor! Addio, dolce svegliare”
ATTO QUARTO "In soffitta"
03. 1'38
04. O Mimì, tu non torni 4'56
“Eccoci-Ebben?” – “Del pan?”
05. Gavotta 1'36
06. Vecchia zimarra, senti 8'44
07. Sono andati? 10'18
“Madonna Benedetta”
Mimi: Mirella Freni
Musetta: Lucia Cappellino
Rodolfo: Umberto Grilli
Marcello: Mario Sereni
Schaunard: Otello Borgonovo
Colline: Alessandro Maddalena
Benoit: Virgilio Carbonari
Alcindoro: Ledo Freschi
Parpignol: Guido Frabbris
Sergente dei Doganieri: Bruno Tessari
Doganiere: Umberto Scaglione
Maestro del Coro: Corrado Mirandola
Maestro Concertatore e Direttore : Oliviero de Fabritiis
Live Recording 11-2-1970 VENEZIA
LA FANCIULLA DEL WEST
CD3. (54'44)
ATTO PRIMO
01. L'interno della «Polka» 35'03
02. Rance, che si é avvicinato al banco,
con un colpo rovescia il bicchiere di Johnson 1'44
03. Tempo di Valzer 17'52
CD4. (69'38)
ATTO SECONDO
01. Quando si alza la tela Wowkle é accoccolato per terra, presso il fuoco … 31'16
02. … apre la porta - Rence entra cautamente colla pistola spianata 12'24
ATTO TERZO
03. … nessun rumore turba il silenzio dell'alba invernale 25'25
Minnie: Antonietta Stella
Dick Johnson: Pier Miranda Ferraro
Jack Rance: Giangiacomo Guelfi
Ashby: Angelo Nosotti
Nick: Mario Guggia
Orchestra e Coro del Teatro La Fenice
Direttore: Oliviero de Fabritiis
Live Recording: 14-02-1966, Venezia
MADAMA BUTTERFLY
CD5. (56'35)
ATTO PRIMO
01. “E soffitto… e pareti…” 2'12
02. “Questa è la cameriera“ 3'58)
03. “Dovunque al mondo” 3'26
04. “Quale smania vi prende!” 3'06
05. “Quanto cielo”! … “Ancora un passo or via” 2'52
06. “Gran ventura” 3'11
07. “L'Imperial Commissario” 2'08
08. “Vieni, amor mio!” 2'34
09. “Ieri son salita tutta sola” 4'06
10. “Ed eccoci in famiglia” 5'04
11. “Viene la sera“ 3'09
12. “Bimba dagli occhi pieni di malia” 3'05
13. “Vogliatemi bene, un bene piccolino”6'48
ATTO SECONDO
14. “Elzaghi ed Izanami” 5'58
15. “Un bel dì vedremo” 4'24
CD6. (70'14)
01. “C'è Entrate” 3'13
02. “Non lo sapete insomma” 1'36
03. “A voi però giurerei fede costante” 3'52
04. “Ora a noi” 5'28
05. “E questo? E questo?” 1'45
06. “Che tua madre dovrà” 2'32
07. “Io scendo al piano” 1'33
08. “Vespa! Rospo maledetto!” 1'41
09. “Una nave da guerra…” 2'17
10. “Scuoti quella fronda di ciliegio” 4'41
11. “Or vienmi ad adornar”05'44
12. “Coro a bocca chiusa” 3'16
ATTO TERZO
13. “Oh eh! Oh eh! O eh!” 8'14
14. “Già il sole!” 1'43
15. “Povera Butterfly” 2'28
16. “Io so che alle sue pene” 3'02
17. “Addio, fiorito asil” 1'31
18. “Glielo dirai?” 1'59
19. “Che vuol da me?“ 5'11
20. “Come una mosca prigioniera” 2'49
21. “Con onor muore” 4'51
Madame Butterfly: Maria Chiara
Suzuki: Clara Foti
Kate Pinkerton: Annalia Bazzani
F. B. Pinkerton: Carlo Bini
Sharpless: Attilio D'Orazi
Goro: Mario Guggia
Il Principe Yamadori: Franco Boscolo
Lo Zio Bonzo: Alessandro Maddalena
Il Commissario Imperiale: Paolo Cesari
L'Ufficiale del Registro: Uberto Scaglione
Orchestra e Coro del Teatro La Fenice
Maestro del coro: Aldo Danieli
Direttore: Ettore Gracis
Live Recording: 4-7-1976, Venezia
Track list
TRITTICO
IL TABARRO
CD7. (52'53)
01. O Michele? . . . Michele? 5'13
02. Eccola la passata! 2'57
03. Dunque, che cosa credi? 4'01
04. O eterni innamorati, buona 3‘34
05. To'! guarda la mia vecchia! 4'21
06. Ho sognato una casetta 6'37
07. O Luigi! Luigi! 5'09
08. Si … il fiammifero acceso! 4'47
09. Ora le notti sono tanto fredde 8'05
10. Nulla! Silenzio 3'11
11. T'ho colto! 4'53
Michele: Giuseppe Taddei
Giorgetta: Jolanda Michieli
Luigi: Angelo Mori
Il Tinca: Augusto Pedroni
Il Talpa: Angelo Nosotti
La Frugola: Anna di Stasio
Orchestra e Coro del Teatro La Fenice
Direttore: Oliviero de Fabritiis
Live Recording: 1969-03-09, Venezia
SUOR ANGELICA
CD8. (54'57)
01. Ave Maria piena di grazia 3'14
02. Sorella in umiltà 2'23
03. Ed or sorelle in gioia 3'46
04. O sorella in pio lavoro 3'31
05. Ho un desiderio anch'io! 4'03
06. Laudate Maria 3'44
07. Suor Angelica! 4'04
08. II Principe Gualtiero Vostro 4'52
09. Nel silenzio di Quei raccoglie 2'10
10. Tutto ho offerto alla Vergine 6'03
11. Senza mamma, o bimbo 7'16
12. La grazia è discesa dal cielo 5'14
13. Ah! Son dannata! 4'31
Suor Angelica: Maria Chiara
Maestra delle novizie: Licia Galvano
Suor Osmina: Marisa Salimbeni
Suor Genovieffa: Giovanna di Rocco
Suora zelatrice: Luciana Palombi
Suor Dolcina: Rosetta Pizzo
Suora infermiera: Vera Magrini
Cercatrice: Mirna Pecile
Cercatrice: Margherita Benetti
La Badessa: Mafalda Masini
Zia principessa: Adriana Lazzarini
Orchestra e Coro del Teatro La Fenice
Direttore: Oliviero de Fabritiis
Live Recording 1969-03-09, Venezia
GIANNI SCHICCHI
CD9. (52'46)
01. Povero Buoso 9'24
02. Dunque era vero! 3'12
03. C'è una persona sola 1'52
04. Firenze è come un albero fiorito 3'07
05. Andato? 3'08
06. Oh! Mio babbino caro 7'20
07. Era uguale la voce 6'53
08. Spogliati bambolino 4'40
09. Ecco il notaro 10'26
10. Lauretta mia 2'39
Gianni Schicchi: Giuseppe Taddei
Lauretta: Adriana Martino
Rinuccio: Luciano Saldari
Simone: Angelo Nosotti
Betto di Signa: Saturno Meletti
La Ciesca: Anna di Stasio
Zita: Mafalda Masini
Nella: Giovanna di Rocco
Gherardo: Augusto Pedroni
Amantio Nicolao:Bruno Grella
Guccio: Guido Pasella
Pinellino: Uberto Scaglione
Orchestra e Coro del Teatro La Fenice
Direttore: Oliviero de Fabritiis
Live Recording 1969-03-09, Venezia