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The Art of Ossy Renardy (6CD)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
SC843
Number of Discs
:
6
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


33歳で自動車事故死した天才ヴァイオリニスト!

オッシー・レナルディの芸術(6CD)


33歳のときにサンタフェ近郊のハイウェイ路面凍結による自動車事故で命を断たれたオッシー・レナルディの業績を回顧するボックスが、イギリスのヒストリカル系レーベル、スクリベンダムから登場。パガニーニのカプリースのスペシャリストとして、作品を世に広めることに大きく貢献したレナルディは、ブラームスのヴァイオリン協奏曲で共演したミュンシュも大絶賛するほどの表現力も持ち合わせており、超絶技巧だけではない魅力的な芸風を示しています。

アメリカで成功
レナルディがアメリカ・デビューしたのは1937年の秋のことですが、翌1938年には米Columbiaへのレコーディングも開始しており、1940年12月にニューヨークで出版された「LIVING MUSICIANS」という400ページほどの顔写真入り音楽家紹介本にはテキスト84行で掲載されています。ちなみに、2歳年長で同じく神童だったアメリカ人、ルッジェーロ・リッチ(1918-2012)はテキスト73行、同年齢のアイザック・スターン(1920-2001)は48行なのでレナルディが多めです。

時代と場所を映す演奏スタイル
ウィーン生まれでウィーン育ちのレナルディが基礎技術を習得した1920年代から1930年代、ウィーンではヴィブラートはまだあまり普及しておらず、1938年録音のワルター指揮ウィーン・フィルのマーラー9番などでもポルタメントが駆使されていました。レナルディの演奏も戦前はポルタメント系ですが、戦後は控えめなヴィブラートも交えた独特の力強いスタイルとなり、特に1953年のレミントン録音のパガニーニとフランク、ラヴェルは生々しい音の良さもあって聴きものとなっています。

Scribendum


 演奏者情報

オッシー・レナルディ (1920-1954)
 ウィーンに誕生

◆1920年4月26日。ウィーンで誕生。
◆1921年、ウィーンが「州」に昇格。
両親はハンガリー出身
ウィーンで誕生し、オスカーと命名。父はオーストリア=ハンガリー帝国のハンガリーで生まれたユダヤ人、アドルフ・ライス、母は同じくハンガリー生まれのユダヤ人、ローザ(旧姓:シュラー)。
帝国から共和制へ
第1次大戦での敗戦により1918年11月に共和制に移行したオーストリアは、1919年には「オーストリア共和国」として再出発。

経済封鎖の影響
戦時中の協商国陣営による経済封鎖は食糧・物資の不足と極度のインフレを引き起こしてウィーンの人々を苦しめ、戦後の社会主義政治台頭の要因となっています。

赤いウィーン
ほどなくウィーンは「赤いウィーン」と呼ばれるようになり、1921年には「州」に昇格。以後、独裁期と併合期を除き、現在に至るまで左派行政が主体となっています。


 ヴァイオリンの練習開始

◆1925年、ヴァイオリンのレッスンを開始。5歳。
◆1931年、演奏会に出演。11歳。
◆1931年、世界大恐慌の影響がウィーンにも波及。
◆1932年、キリスト教社会党党首のドルフースがオーストリア首相となり教権ファシズム化を進めて政情が不安定化。
自発的な猛練習
5歳の時、近所の人が演奏するヴァイオリンに夢中になったオスカー少年は、両親にヴァイオリンをねだって買ってもらい、以後、1日5時間から6時間もヴァイオリンの練習を自発的におこなうようになり超絶技巧を獲得。11歳の時には人前でも演奏しています。
 デビュー

◆1933年1月。隣国ドイツにヒトラー政権誕生。ユダヤ人迫害開始。
◆1933年、オッシー・レナルディの名を使用。13歳。
◆1933年10月7日。ウィーン・コンツェルトハウス大ホールに出演。13歳。
◆1933年10月。メラーノのカジノ公演。13歳。
◆1934年、ウィーンに帰還。14歳。
◆1934年、ウィーン内戦勃発。
◆1934年7月。ドルフース首相、ナチ党員により暗殺。
◆1935年4月。ベルリンでリサイタル。パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番、フランクのヴァイオリン・ソナタなど演奏、ピアノはロベルト・ワルター・シュピッツ(この後、渡米しウォルター・ロバートと改名してレナルディと共演)。大成功。ユダヤ文化連盟からの招聘。
◆1935年6月。ウィーン・コンツェルトハウス大ホールに出演。15歳。
◆ヨーロッパ・ツアー
本格デビュー
13歳でウィーン・コンツェルトハウス大ホールの公演に参加して、モンティの「ハンガリーのメロディー」を演奏。このときの印刷物表記はオッシー・レナルディなので、演奏会前にはその名前を使用していたことになります。
メラーノのカジノ公演
第1次大戦終戦までオーストリア領だった南チロルのメラーノは、ハプスブルク帝国のカジノとして知られた温泉街。当時のヨーロッパのカジノは長期滞在客が多かったことからクラシック音楽の需要も大きく、レナルディ少年もさまざまな芸人と共にバラエティショーに出演し、やがてカジノのコンサートホールでパガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番のピアノ伴奏版とシューベルトのイ長調ソナタを披露するまでになり、翌年にウィーンに戻っています。


ヨーロッパ・ツアー
メラーノから戻ってウィーンで活動していたレナルディは、続いて、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、オランダ、フランス、イタリア各地を巡演するツアーに出かけています。
 アメリカに移住し成功

◆1937年、イギリスに向けて出国。
◆1937年、アメリカに移住。
◆1938年5月。カーネギー・ホール・デビュー。
◆1939年1月。カーネギー・ホールでチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲。
◆1939年10月。カーネギー・ホールでパガニーニ:カプリース全曲演奏。
アメリカに移住
ノースダコタ州などで演奏したのち、5月。カーネギー・ホールのメイン・ホールで、シューベルト:アヴェ・マリア、シャミナード:スペインのセレナーデ Op.150、エルンスト: ハンガリー民謡による変奏曲を演奏。ニューヨーク・インター=スコラスティック・ジャーマン・グリー・クラブ公演の一部。
カプリースの全曲演奏
カーネギー・ホールのメイン・ホールで、パガニーニのカプリースを全曲演奏。おそらく史上初の試みでしたが、当時はまだ無伴奏作品は練習曲扱いだったこともあり、シンプルなピアノ伴奏音を加えたヴァージョンで演奏されています。
パシュクスとの出会い
ニューヨークで、ウィーン出身者のヴァイオリニストで教育者のテオドール・パシュクスと知り合い、ヴァイオリンのレッスンを受けるだけでなく、当面のマネジメントもおこなってもらいます。
 戦時

◆1941年、アメリカ軍のための慰問活動などをおこなう民間非営利組織「USO」で活動を開始。
◆1943年、アメリカ合衆国市民権を取得。

USO
1941年10月。アメリカ軍のための慰問活動などをおこなう民間非営利組織「USO (The United Service Organizations)」が、アメリカ国内の基地などに設立された186か所の軍事劇場でのエンターテイメント活動を開始。レナルディは当初から積極的に関わり、終戦までに490回の公演に参加しています。


 活動再開

◆1947年、演奏活動再開。
◆1948年、ヨーロッパ・ツアー。
◆1949年、結婚。
◆1950年、ミトロプーロス指揮ニューヨーク・フィルと共演。
◆1950年、ピッツバーグ交響楽団と共演。
◆1953年、スモーレンス指揮ニューヨーク・フィルと共演。

演奏活動再開
戦時の慰問活動が終わった後、コンサート向けのレパートリーの準備を入念におこなったのち、1947年から活動を開始。1947年10月のカーネギー・ホール公演には、プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番、バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番、パガニーニ:カプリース抜粋というプログラムで臨んでいます。
ヨーロッパ・ツアー
3月16日。ニューヨークからストックホルムに向けて出発。全長231メートルの豪華客船「ニーウ・アムステルダム号」に乗船しての船旅。イスラエルまでまわっています。


ミュンシュ指揮コンセルトヘボウ管とブラームス
ツアー中の1948年6月。英デッカがレコーディング。ブラームス:ヴァイオリン協奏曲。シャルル・ミュンシュ指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団との共演せ、カデンツァはクライスラーのものを使用。


結婚
1949年10月12日。ニューヨークで結婚。相手は同じくユダヤ人でマンハッタン在住のスゼット・ガートワース(ベルギー生まれなので渡米前はシュゼット・ギュートヴィルト)。結婚式はユダヤ教、ラビはチャールズ・E・シュルマン。スゼットとは1936年にウィーンで知り合っていました。彼女は宝石商の娘で、結婚祝いは、パガニーニがかつて所有していた1743年製のグァルネリ・デル・ジェズという豪華なもの。レナルディ夫妻はバリトン歌手のロバート・メリル夫妻と交流があり、レナルディ没後の1956年、スゼット(スージー)は、臨月のメリルの妻マリオンのためにローマでの「リゴレット」録音にも同行していました。
ニューヨーク・フィルと共演
1950年10月。ミトロプーロス指揮ニューヨーク・フィルとラロのスペイン交響曲、パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番で共演。
北米各地で演奏
ニューヨークを拠点にピッツバーグ交響楽団などとも共演する多忙な生活を送るようになります。1953年7月にはルイソン・スタジアムで7千人の聴衆を前にチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲をニューヨーク・フィルと演奏。


 自動車事故

◆1949年12月15日。自動車事故で死亡。

事故死
ニューメキシコ州ラスクルーセスでの演奏会を終え、次の公演地であるコロラド州モンテヴィスタに向かう途中、ニューメキシコ州サンタフェ近郊トレス・ピエドラスのハイウェイで、乗車していた自動車が路面凍結のため制御不能になり、反対車線にはみ出して対向車と衝突。運転手とピアニストのジョージ・ロバート(1919-2006)ら同乗者は無事で、レナルディのグァルネリも無傷でしたが、レナルディは即死でした。遺体はニューヨーク市郊外のウェストチェスターヒルズ墓地に埋葬。


 収録作品

CD1
ニコロ・パガニーニ (1782-1840)
24のカプリース Op.1, MS25 (ダーヴィト編)
第1番 ホ長調:アンダンテ
第2番 ロ短調:モデラート
第3番 ホ短調: ソステヌート - プレスト - ソステヌート
第4番 ハ短調:マエストーゾ
第5番 イ短調:アジタート
第6番 ト短調: レント
第7番 イ短調:ポザート
第8番 変ホ長調:マエストーゾ
第9番 ホ長調:アレグレット
第10番 ト短調:ヴィヴァーチェ
第11番 ハ長調:アンダンテ〜プレスト〜テンポ・プリモ
第12番 変イ長調:アレグロ
第13番 変ロ長調:アレグロ
第14番 変ホ長調:モデラート
第15番 ホ長調:ポザート
第16番 ト短調:プレスト
第17番 変ホ長調:ソステヌート〜アンダンテ
第18番 ハ長調:コレンテ〜アレグロ
第19番 変ホ長調:レント〜アレグロ・アッサイ
第20番 ニ長調:アレグレット
第21番 イ長調:アモローゾ〜プレスト
第22番 ヘ長調:マルカート
第23番 変ホ長調:ポザート
第24番 イ短調: テーマ・コン・ヴァリアツィオーニ
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ウォルター・ロバート(ピアノ)
録音:1940年2月、3月、4月、5月、7月、10月。(米Victor)

ニコロ・パガニーニ (1782-1840)
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op. posth.
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ウォルター・ロバート(ピアノ)
録音:1940年7月。(米Victor)

ニコロ・パガニーニ (1782-1840)
ヴァイオリン・ソナタ第12番ホ短調
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ウォルター・ロバート(ピアノ)
録音:1938年10月6日。ニューヨーク。ニューヨーク(米Columbia)
ニコロ・パガニーニ (1782-1840)
「魔女たちの踊り」(ジュスマイヤーの主題による変奏曲)Op.8,MS.19(ヴィルヘルミ編)
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
アーネスト・ラッシュ(ピアノ)
録音:1949年6月21日。ロンドン、ウェスト・ハムステッド・スタジオ(英DECCA)

ニコロ・パガニーニ (1782-1840)
カプリース第17番 変ホ長調(フックス編)
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
アーネスト・ラッシュ(ピアノ)
録音:1949年6月21日。ロンドン、ウェスト・ハムステッド・スタジオ(英DECCA)

ニコロ・パガニーニ (1782-1840)
カプリース第24番 イ短調(フレッシュ編)
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
アーネスト・ラッシュ(ピアノ)
録音:1949年6月21日。ロンドン、ウェスト・ハムステッド・スタジオ(英DECCA)

CD2
ヨハネス・ブラームス (1833-1897)
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ
第2楽章 アダージョ
第3楽章 アレグロ・ジョコーゾ
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
コンセルトヘボウ管弦楽団
シャルル・ミュンシュ(指揮)
録音:1948年9月13日、14日。アムステルダム、コンセルトヘボウ、大ホール(英DECCA)

セザール・フランク (1822-1890)
ヴァイオリン・ソナタ イ長調
第1楽章 アレグレット・ベン・モデラート
第2楽章 アレグロ
第3楽章 レツィタティーヴォ=ファンタジア
第4楽章 アレグレット・ポコ・モッソ
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ユージン・リスト(ピアノ)
録音:1953年。ニューヨーク(米Remington)

モーリス・ラヴェル (1875-1937)
ヴァイオリン・ソナタ ト長調
第1楽章 アレグレット
第2楽章 ブルース:モデラート
第3楽章 無窮動:アレグロ
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ユージン・リスト(ピアノ)
録音:1953年。ニューヨーク(米Remington)

CD3
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750)
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番 ト短調 BMV 1001
第1楽章 アダージョ
第2楽章 フーガ
第3楽章 シチリアーナ
第4楽章 プレスト
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
録音:1951年6月6日、7日。ロンドン、ウェスト・ハムステッド・スタジオ(英DECCA)

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750)
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 ハ長調 BMV 1005
第1楽章 アダージョ
第2楽章 フーガ
第3楽章 ラルゴ
第4楽章 アレグロ・アッサイ

オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
録音:1950年5月25日、26日。ロンドン、ウェスト・ハムステッド・スタジオ(英DECCA)

アルカンジェロ・コレッリ (1653-1713)
ソナタ第8番ホ短調 Op.5-8
第1楽章 プレルーディオ:アダージョ
第2楽章 アレマンダ:アレグロ・モデラート
第3楽章 サラバンダ:ラルゴ・カンタービレ
第4楽章 ジーガ:アレグロ
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
レオ・トーブマン(ピアノ)
録音:1938年3月4日。ニューヨーク(米Columbia)

ジョヴァンニ・プラッティ (c.1697-1763)
ソナタ第1番 ホ短調(ヤルナッハ編)
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ウォルター・ロバート(ピアノ)
録音:1938年11月 - 1939年1月。ニューヨーク(米Columbia)

CD4
ニコロ・パガニーニ (1782-1840)
24のカプリース Op.1, MS25 (ダーヴィト編)
第1番 ホ長調:アンダンテ
第2番 ロ短調:モデラート
第3番 ホ短調: ソステヌート - プレスト - ソステヌート
第4番 ハ短調:マエストーゾ
第5番 イ短調:アジタート
第6番 ト短調: レント
第7番 イ短調:ポザート
第8番 変ホ長調:マエストーゾ
第9番 ホ長調:アレグレット
第10番 ト短調:ヴィヴァーチェ
第11番 ハ長調:アンダンテ〜プレスト〜テンポ・プリモ
第12番 変イ長調:アレグロ
第13番 変ロ長調:アレグロ
第14番 変ホ長調:モデラート
第15番 ホ長調:ポザート
第16番 ト短調:プレスト
第17番 変ホ長調:ソステヌート〜アンダンテ
第18番 ハ長調:コレンテ〜アレグロ
第19番 変ホ長調:レント〜アレグロ・アッサイ
第20番 ニ長調:アレグレット
第21番 イ長調:アモローゾ〜プレスト
第22番 ヘ長調:マルカート
第23番 変ホ長調:ポザート
第24番 イ短調: テーマ・コン・ヴァリアツィオーニ
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ユージン・ヘルマー(ピアノ)
録音:1953年。ニューヨーク(米Remington)

CD5
フランツ・シューベルト (1797-1828)
ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ第1番)ニ長調 Op.137-1 D384
第1楽章 アレグロ・モルト
第2楽章 アンダンテ
第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ウォルター・ロバート(ピアノ)
録音:1938年11月7日。ニューヨーク(米Columbia)

フランツ・シューベルト (1797-1828)
ヴァイオリン・ソナタ (ソナチネ第3番) ト短調 Op.137-3 D408
第3楽章 メヌエット
第4楽章 アレグロ・モデラート
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ウォルター・ロバート(ピアノ)
録音:1939年1月3日。ニューヨーク(米Columbia)

アントン・ドヴォルザーク (1841-1904)
ソナチネ ト短調 Op.100
第1楽章 アレグロ・リゾルート
第2楽章 ラルゲット
第3楽章 モルト・ヴィヴァーチェ
第4楽章 アレグロ
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ウォルター・ロバート(ピアノ)
録音:1939年1月13日。ニューヨーク(米Columbia)。

アントン・ドヴォルザーク (1841-1904)
バラード ニ短調 Op.15 B.139
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ウォルター・ロバート(ピアノ)
録音:1940年5月10日。(米Victor)

アントン・ドヴォルザーク (1841-1904)
スラヴ舞曲 ト短調 Op.46 No.8(プレス編)
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ウォルター・ロバート(ピアノ)
録音:1939年3月29日。ニューヨーク(米Columbia)。

ヴィリー・ブルメスター (1869-1933)
セレナーデ(ウィーン・セレナーデ)
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ウォルター・ロバート(ピアノ)
録音:1938年10月6日

フランツ・シューベルト (1797-1828)
アヴェ・マリア(ヴィルヘルミ編)
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
アーネスト・ラッシュ(ピアノ)
録音:1949年6月23日。ロンドン、ウェスト・ハムステッド・スタジオ(英DECCA)

CD6
カミーユ・サン=サーンス (1835-1921)
ヴァイオリン協奏曲第1番 イ長調 Op.20(ヴァイオリンとピアノのための編曲)
アレグロ
アンダンテ・エスプレッシーヴォ
テンポ・プリモ
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ウォルター・ロバート(ピアノ)
録音:1940年7月15日。(米Victor)

アレクサンデル・ザジツキ (1834-1895)
マズルカ ト長調 Op.26
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ウォルター・ロバート(ピアノ)
録音:1941年2月24日。(米Victor)

ハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンスト (1812-1865)
ハンガリー民謡による変奏曲 Op.22
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ウォルター・ロバート(ピアノ)
録音: 1941年2月25日。(米Victor)

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791)
ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調 K261(ヴァイオリンとピアノのための編曲)
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ウォルター・ロバート(ピアノ)
録音: 1940年4月3日。(米Victor)

ヨハネス・ブラームス (1833-1897)
スケルツォ(F.A.E.ソナタより)
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ウォルター・ロバート(ピアノ)
録音: 1940年10月5日。(米Victor)

パブロ・デ・サラサーテ (1844-1908)
スペイン舞曲第3番「アンダルシアのロマンス」 Op.22/1
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ウォルター・ロバート(ピアノ)
録音: 1939年1月3日。ニューヨーク(米Columbia)

パブロ・デ・サラサーテ (1844-1908)
スペイン舞曲第4番「ホタ・ナバーラ」 Op.22/2
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ウォルター・ロバート(ピアノ)
録音: 1939年1月3日。ニューヨーク(米Columbia)

パブロ・デ・サラサーテ (1844-1908)
スペイン舞曲第6番「サパテアード」 Op.23/2
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ウォルター・ロバート(ピアノ)
録音: 1939年3月29日。ニューヨーク(米Columbia)

パブロ・デ・サラサーテ (1844-1908)
「さらば、わがモンタナ」 Op.37
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ウォルター・ロバート(ピアノ)
録音: 1939年3月29日。ニューヨーク(米Columbia)

ジョージ・フレデリック・ヘンデル (1685-1759)
なしたまえ、主よ (テ・デウムより)(フレッシュ編)
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ウォルター・ロバート(ピアノ)
録音:1938年10月6日。ニューヨーク(米Columbia)

フリッツ・クライスラー (1875-1962)
愛の悲しみ
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
アーネスト・ラッシュ(ピアノ)
録音:1949年6月20日。ロンドン、ウェスト・ハムステッド・スタジオ(英DECCA)

フリッツ・クライスラー (1875-1962)
愛の喜び
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
アーネスト・ラッシュ(ピアノ)
録音:1949年6月20日。ロンドン、ウェスト・ハムステッド・スタジオ(英DECCA)

フリッツ・クライスラー (1875-1962)
ウィーン奇想曲
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
アーネスト・ラッシュ(ピアノ)
録音:1949年6月20日。ロンドン、ウェスト・ハムステッド・スタジオ(英DECCA)

フリッツ・クライスラー (1875-1962)
中国の太鼓
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
アーネスト・ラッシュ(ピアノ)
録音:1949年6月20日。ロンドン、ウェスト・ハムステッド・スタジオ(英DECCA)

ヘンリク・ヴィエニャフスキ (1835-1880)
スケルツォ・タランテッレ Op.16
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
アーネスト・ラッシュ(ピアノ)
録音:1949年6月22日。ロンドン、ウェスト・ハムステッド・スタジオ(英DECCA)

フランツ・フォン・ヴェチェイ (1893-1935)
カプリース第2番「滝」
オッシー・レナルディ(ヴァイオリン)
ウォルター・ロバート(ピアノ)
録音:1938年10月6日。ニューヨーク(米Columbia)


 レナルディ年表

1920  1921  1922  1923  1924  1925  1926  1927  1928  1929  1930  1931  1932  1933  1934  1935  1936  1937  1938  1939  1940  1941  1942  1943  1944  1945  1946  1947  1948  1949  1950  1951  1952  1953 
 1920年/大正9年 (0歳)

◆1920年4月26日。オーストリア共和国、ウィーンで誕生。出生名はオスカー。父はオーストリア=ハンガリー帝国のハンガリーで生まれたアドルフ・ライス、母は同じくハンガリー生まれのローザ(旧姓:シュラー)。

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 1921年/大正10年 (0〜1歳)

◆1921年、ウィーンが「州」に昇格。

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 1922年/大正11年 (1〜2歳)

◆12月30日。シュゼット:ギュートヴィルト、ベルギーで誕生。父はオーストリア生まれのシャルル・ギュートヴィルト、母はベルギー生まれのレジーヌ・リプシュッツ。シュゼットは1936年にウィーンでレナルディと知り合い、13年後の1949年にニューヨークで結婚しています。

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 1923年/大正12年 (2〜3歳)


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 1924年/大正13年 (3〜4歳)

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 1925年/大正14年 (4〜5歳)

◆近所の人がヴァイオリンを弾いているのを聴いたレナルディは、両親にねだってヴァイオリンを入手。
◆近所の人たちからヴァイオリン演奏を教わり、毎日5〜6時間練習。

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 1926年/大正15年(〜12月26日)昭和元年(12月26日〜) (5〜6歳)

◆毎日5〜6時間練習。

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 1927年/昭和2年 (6〜7歳)

◆毎日5〜6時間練習。

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 1928年/昭和3年 (7〜8歳)

◆毎日5〜6時間ヴァイオリンを練習。

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 1929年/昭和4年 (8〜9歳)

◆毎日5〜6時間ヴァイオリンを練習。

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 1930年/昭和5年 (9〜10歳)

◆毎日5〜6時間ヴァイオリンを練習。

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 1931年/昭和6年 (10〜11歳)

◆毎日5〜6時間ヴァイオリンを練習。
◆実演。公開演奏会に初めて出演。
◆世界大恐慌の影響がウィーンにも波及。

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 1932年/昭和7年 (11〜12歳)

◆毎日5〜6時間ヴァイオリンを練習。
◆キリスト教社会党党首のドルフースがオーストリア首相となり教権ファシズム化を進めてウィーンも統治。ナチ党(オーストリア支部)、オーストリア社会民主党と対立し、政情が不安定化。

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 1933年/昭和8年 (12〜13歳)

◆毎日5〜6時間ヴァイオリンを練習。
◆1933年1月。隣国ドイツにヒトラー政権誕生。ユダヤ教徒を中心にユダヤ人への迫害が開始。

◆10月7日。実演。ウィーン・コンツェルトハウス大ホール。モンティ:ハンガリーのメロディー。J.サクシンガー(ピアノ)との共演。印刷物表記はOssy Renardy。
◆10月27日。実演。メラーノのカジノ。第1次大戦終戦までオーストリア領だった南チロルのメラーノは、ハプスブルク帝国のカジノとして知られた温泉街。当時のヨーロッパのカジノは長期滞在客が多かったことからクラシック音楽の需要も大きく、多くの名指揮者や名演奏家を生み出してもいます。レナルディ少年もさまざまな芸人と共にバラエティショーに出演。


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 1934年/昭和9年 (13〜14歳)

◆実演。メラーノのカジノ。バラエティショーに出演。カジノのコンサートホールではパガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番のピアノ伴奏版とシューベルトのイ長調ソナタを披露。
◆実演。トリエステ、ヴェネツィア、ミラノ、トレントほか、イタリアのいくつかの都市で演奏するツアーを実施。
◆ウィーンに帰還。

◆ウィーン内戦勃発。

◆7月。ドルフース首相、ナチ党員により暗殺。

◆11月。実演。バルト諸国ツアーに出発。
◆12月。実演。バルト諸国ツアー。

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 1935年/昭和10年 (14〜15歳)

◆1月。実演。バルト諸国ツアー。
◆2月。実演。バルト諸国ツアー。
◆3月。実演。バルト諸国ツアー。
◆4月。実演。バルト諸国ツアー終了。
◆4月。実演。ベルリン。パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番、フランクのヴァイオリン・ソナタなど演奏、ピアノはロベルト・ワルター・シュピッツ(この後、渡米しウォルター・ロバートと改名してレナルディと共演)。大成功。ユダヤ文化連盟からの招聘。
◆6月。実演。ウィーン・コンツェルトハウス大ホール。シューベルト:アヴェ・マリア、サラサーテ:スペイン舞曲。ワルター・タウシヒ(ピアノ)との共演。Ossy Renardi表記。
◆ニュルンベルク法施行。行政によるユダヤ人迫害作業が本格化。同化ユダヤ人も対象に各種リスト作成が進行。

◆実演。スカンジナビア、オランダ、スイス、イタリアなどをまわる長期ツアーを開始。

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 1936年/昭和11年 (15〜16歳)

◆1月。実演。ミラノ。ヴィクトル・デ・サーバタがレナルディの演奏を称賛。
◆シュゼット・ギュートヴィルトとウィーンで知り合います。当時シュゼットは13歳。13年後の1949年にニューヨークで結婚しています。 ◆8月。ベルリン・オリンピック開催。

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 1937年/昭和12年 (16〜17歳)

◆イギリスに渡航。
◆アメリカに移住。
◆秋。実演。アメリカ中西部ツアー開始。
◆11月。実演。ノースダコタ州ビスマーク、シティ・オーディトリアム。

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 1938年/昭和13年 (17〜18歳)

◆1月8日。実演。ニューヨーク、タウンホール。ニューヨーク・デビュー。
◆3月4日。録音(米Columbia)。コレッリ:ソナタ第8番 Op.5-8。レオ・トーブマン(ピアノ)。ニューヨーク。
◆3月12日。ドイツによりオーストリア併合。

◆5月。実演。カーネギー・ホール(メイン・ホール)。シューベルト:アヴェ・マリア、シャミナード:スペインのセレナーデ Op.150(クライスラー編)、エルンスト: ハンガリー民謡による変奏曲。フェリックス・ギュンター(ピアノ)との共演。ニューヨーク・インター=スコラスティック・ジャーマン・グリー・クラブ公演の一部。
◆10月6日。録音(米Columbia)。パガニーニ:ヴァイオリン・ソナタ第12番、ヘンデル:なしたまえ、主よ、ヴェチェイ:カプリース第2番「滝」。ウォルター・ロバート(ピアノ)。ニューヨーク。
◆11月7日。録音(米Columbia)。プラッティ:ソナタ第1番、シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ(ソナチネ第1番) D384。ウォルター・ロバート(ピアノ)。ニューヨーク。

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 1939年/昭和14年 (18〜19歳)

◆1月3日。録音(米Columbia)。プラッティ:ソナタ第1番(追加)、シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ (ソナチネ第3番) D408より、サラサーテ:スペイン舞曲第3番「アンダルシアのロマンス」、スペイン舞曲第4番「ホタ・ナバーラ」。ウォルター・ロバート(ピアノ)。ニューヨーク。
◆1月13日。録音(米Columbia)。ドヴォルザーク:ソナチネ ト短調 Op.100。ウォルター・ロバート(ピアノ)。ニューヨーク。
◆1月。実演。カーネギー・ホール(メイン・ホール)。チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲。レオン・バージン指揮ナショナル・オーケストラル・アソシエーションとの共演。
◆3月29日。録音(米Columbia)。ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 ト短調 Op.46 No.8、サラサーテ:「さらば、わがモンタナ」Op.37、スペイン舞曲第6番「サパテアード」。ウォルター・ロバート(ピアノ)。ニューヨーク。
◆10月6日。録音(米Columbia)。ブルメスター:ウィーン・セレナーデ。ウォルター・ロバート(ピアノ)。ニューヨーク。
◆10月。実演。カーネギー・ホール(メイン・ホール)。ナルディーニ:ヴァイオリン協奏曲 Op.1、ドヴォルザーク:ソナチネ、ラロ:スペイン交響曲抜粋、パガニーニ:カプリース(ダーヴィト編ピアノ伴奏版)。ワルター・ロバート(ピアノ)との共演。

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 1940年/昭和15年 (19〜20歳)

◆2月、3月、4月、5月、7月、10月。録音(Victor)。パガニーニ:24のカプリース(ダーヴィト編)。ウォルター・ロバート(ピアノ)。
◆3月。実演。北米ツアー。
◆4月3日。録音(Victor)。モーツァルト:ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調 K261。ウォルター・ロバート(ピアノ)。
◆5月10日。録音(Victor)。ドヴォルザーク:バラード ニ短調。ウォルター・ロバート(ピアノ)。
◆5月。実演。ハンス・キンドラー指揮ナショナル交響楽団。
◆7月。録音(Victor)。パガニーニ:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op. posth.、サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第1番。ウォルター・ロバート(ピアノ)。
◆10月5日。録音(Victor)。ブラームス:スケルツォ(F.A.E.ソナタより)。ウォルター・ロバート(ピアノ)。
◆実演。フィラデルフィア管弦楽団と共演。
◆12月。ニューヨークで出版された「LIVING MUSICIANS」という400ページほどの顔写真入り音楽家紹介本にテキスト84行で掲載。2歳年長で同じく神童だったアメリカ人、ルッジェーロ・リッチ(1918-2012)はテキスト73行、同年齢のスターン(1920-2001)は48行なのでレナルディが多めです。
  編者のデイヴィッド・ユーエン(1907-1985)は、オーストリア=ハンガリー帝国のレンベルク(現・ウクライナ、リヴィウ)生まれで5歳で渡米。1907年当時のレンベルクはオーストリア領になって135年目で、そのせいか同書には、ヨーロッパが戦時中にも関わらずクラウスやクナッパーツブッシュまで載っています(カラヤン、ベームはまだ)。

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 1941年/昭和16年 (20〜21歳)

◆2月。実演。カーネギー・ホール(メイン・ホール)。セザール・トムソン:パッサカリア(ヘンデルによる)、ブラームス:F.A.E.ソナタ第3楽章スケルツォ、シューベルト:ソナチネ、ブラット:ヴァイオリンと管楽のための協奏曲、メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲、エルンスト: ハンガリー民謡による変奏曲。ワルター・ロバート(ピアノ)、ニュー・フレンズ・オブ・ミュージック・オーケストラ、ジョゼフ・ブラット(指揮)との共演。
◆2月。録音(Victor)。ザジツキ:マズルカ、エルンスト:ハンガリー民謡による変奏曲。ウォルター・ロバート(ピアノ)。
◆3月。実演。カーネギー・ホール(メイン・ホール)。モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番。ジャン・ポール・モレル指揮ニューヨーク・シティ・シンフォニーとの共演。
◆9月。実演。ニューヨーク、ラジオシティ・ミュージックホール。エルンスト:ヴァイオリン協奏曲。エルヌ・ラペー指揮ラジオシティ交響楽団との共演。
◆10月。アメリカ軍のための慰問活動などをおこなう民間非営利組織「USO (The United Service Organizations)」が、アメリカ国内の基地などに設立された186か所の軍事劇場でのエンターテイメント活動を開始。レナルディは当初から積極的に関わり、終戦までに490回の公演に参加しています。


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 1942年/昭和17年 (21〜22歳)

◆2月。実演。カーネギー・ホール(メイン・ホール)。チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲。アレグザンダー・リクター指揮ハイスクール・オブ・ミュージック・アンド・アーツ・シンフォニー・オーケストラとの共演。
◆兵役。
◆米国内基地などの軍事劇場で、「USO」慰問演奏活動に参加。

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 1943年/昭和18年 (22〜23歳)

◆アメリカ合衆国市民権を取得。
◆兵役。
◆米国内基地などの軍事劇場で、「USO」慰問演奏活動に参加。
◆10月。実演。カーネギーホールでリサイタル。

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 1944年/昭和19年 (23〜24歳)

◆兵役。
◆米国内基地などの軍事劇場で、「USO」慰問演奏活動に参加。
◆実演(放送)。ラジオ番組「ポート・パレード」に出演し「ジプシー・エアーズ」など演奏。
◆11月。実演。メリーランド州ボルティモア。ブラームス:ヴァイオリン協奏曲。

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 1945年/昭和20年 (24〜25歳)

◆2月。実演。カーネギー・ホール(メイン・ホール)。チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲。ワルター・ブリヒト(ピアノ)との共演。ブリヒト(1904-1970)は1938年にウィーンからアメリカに移住したピアニスト・作曲家・教師。
◆4月。実演。カーネギー・ホール(メイン・ホール)。メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲、シューベルト・セレクション。アン・カルマー指揮オール・ガール・シンフォニー・オーケストラ、ワルター・ブリヒト(ピアノ)との共演。
◆4月。実演。カーネギー・ホール(メイン・ホール)。ブラームス:ヴァイオリン協奏曲。レオン・バージン指揮ナショナル・オーケストラル・アソシエーションとの共演。
◆米国内基地などの軍事劇場で、「USO」慰問演奏活動に参加。
◆兵役終了によりアメリカ陸軍除隊。

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 1946年/昭和21年 (25〜26歳)

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 1947年/昭和22年 (26〜27歳)

◆実演。シカゴ交響楽団。
◆10月。実演。カーネギー・ホール(メイン・ホール)。プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番、バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番、パガニーニ:カプリース抜粋。ワルター・ブリヒト(ピアノ)との共演。

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 1948年/昭和23年 (27〜28歳)

◆3月16日。ニューヨークからストックホルムに向けて出発。全長231メートルの豪華客船「ニーウ・アムステルダム号」に乗船しての船旅。


◆3月。実演。ヨーロッパ公演開始。
◆9月13日、14日。録音(DECCA)。ブラームス:ヴァイオリン協奏曲。シャルル・ミュンシュ指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団との共演。カデンツァはクライスラーのものを使用。


◆10月。ロンドンに滞在。

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 1949年/昭和24年 (28〜29歳)

◆6月。録音(DECCA)。パガニーニ:「魔女たちの踊り」(ジュスマイヤーの主題による変奏曲)、カプリース第17番、第24番、シューベルト:アヴェ・マリア、クライスラー:愛の悲しみ、愛の喜び、ウィーン奇想曲、中国の太鼓、ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテッレ。アーネスト・ラッシュ(ピアノ)。ロンドン。
◆10月12日。ニューヨークで結婚。相手は同じくユダヤ人でマンハッタン在住のスゼット・ガートワース(ベルギー生まれなので渡米前はシュゼット・ギュートヴィルト)。結婚式はユダヤ教、ラビはチャールズ・E・シュルマン。彼女は宝石商の娘で、結婚祝いは、パガニーニがかつて所有していた1743年製のグァルネリ・デル・ジェズという豪華なものでした。
◆12月。実演。カーネギー・ホール(メイン・ホール)。タルティーニ:悪魔のトリル、ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4番、パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番、スティーヴンス:ヴァイオリン・ソナタ Op.1、シマノフスキ:神話、スメタナ:わが故郷。ワルター・ブリヒト(ピアノ)との共演。
◆12月。実演。ヒューストン交響楽団。
◆実演。ボストン交響楽団。

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 1950年/昭和25年 (29〜30歳)

◆5月。録音(DECCA)。バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 ハ長調 BMV 1005。ロンドン。
◆10月。実演。カーネギー・ホール(メイン・ホール)。ラロ:スペイン交響曲、パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番。ディミトリー・ミトロプーロス指揮ニューヨーク・フィルとの共演。

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 1951年/昭和26年 (30〜31歳)

◆6月。録音(DECCA)。バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番 ト短調 BMV 1001。ロンドン。
◆12月。実演。カーネギー・ホール(メイン・ホール)。ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ HWV372、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第7番、ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番、ヒンデミット:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ、ブロッホ:バール・シェム、ヴィエニャフスキ:悪魔のトリル、ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4番、パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番、スティーヴンス:ヴァイオリン・ソナタ Op.1、シマノフスキ:カプリッチョ・ワルツ、バッツィーニ:妖精の踊り。ワルター・ブリヒト(ピアノ)との共演。

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 1952年/昭和27年 (31〜32歳)

◆4月3日。実演。ピッツバーグ交響楽団と共演。

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 1953年/昭和28年 (32〜33歳)

◆録音(Remington)。パガニーニ:24のカプリース。ユージン・ヘルマー(ピアノ)
◆録音(Remington)。フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調、ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調。ユージン・リスト(ピアノ)
◆7月。実演。ニューヨーク、ルイソン・スタジアム。チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲。アレグザンダー・スモーレンス指揮ニューヨーク・フィルとの共演。聴衆7千人。
◆12月。実演。ニューメキシコ州ラスクルーセス。
◆12月3日。自動車事故で即死。次の公演地であるコロラド州モンテヴィスタに向かう途中、ニューメキシコ州サンタフェ近郊トレス・ピエドラスのハイウェイで、乗車していた自動車が路面凍結のため制御不能になり、反対車線に出て対向車と衝突。運転手と同乗者のピアニスト、ジョージ・ロバート(1919-2006)は無事で、1743年製グァルネリ・デル・ジェズも無傷でした。


◆12月。ニューヨーク市郊外のウェストチェスターヒルズ墓地に埋葬。


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 商品説明詳細ページ一覧

【複数作曲家】
女性作曲家たち
Piano Classics スラヴ・エディション
Piano Classics フレンチ・エディション
Piano Classics アメリカ・エディション
オランダのピアノ協奏曲集
オランダのチェロ協奏曲集
イタリアのヴァイオリン・ソナタ集
イタリアのチェロ・ソナタ集
ファゴットとピアノのためのロマン派音楽

【バロック作曲家(生年順)】
バード (c.1540-1623)
スウェーリンク (1562-1621)
モンテヴェルディ (1567-1643)
ファゾーロ (c.1598-c.1664)
カッツァーティ (1616-1678)
レグレンツィ (1626-1690)
ルイ・クープラン (1626-1661)
クープラン一族
ブクステフーデ (1637-1707)
マッツァフェッラータ (c.1640–1681)
ムルシア (1673-1739)
グリューネヴァルト (1673-1739)
ダンドリュー (1682-1738)
J.S.バッハ (1685-1750)
B.マルチェッロ (1686-1739)
モルター (1696-1765)
スタンリー (1713-1786)
ヨハン・エルンスト・バッハ (1722-1777)

【古典派&ロマン派作曲家(生年順)】
ハイドン (1732-1809)
ミスリヴェチェク (1737-1781) (モーツァルトへの影響大)
ボッケリーニ (1743-1805)
モンジュルー (1764-1836) (ピアノ系)
ベートーヴェン (1770-1827)
クラーマー (1771-1858)
ジャダン (1776-1800) (ピアノ系)
リース (1784-1838)
ブルックナー (1824-1896)
マルトゥッチ (1856-1909)
マーラー (1860-1911)
トゥルヌミール (1870-1939)
ルクー (1870-1894)
レーガー (1873-1916)
ラフマニノフ (1873-1943)

ウォルフ=フェラーリ (1876-1948)

【近現代作曲家(生年順)】
レーバイ (1880-1953) (ギター系)
マルティヌー (1890-1959)
ミゴ (1891-1976) (ギター系も)
サントルソラ (1904-1994) (ギター系も)
ショスタコーヴィチ (1906-1975)
ラングレー (1907-1991) (オルガン系)
アンダーソン (1908-1975)
デュアルテ (1919-2004) (ギター系)
プレスティ (1924-1967) (ギター系)
テオドラキス (1925-2021)
ヘンツェ (1926-2012)
スハット (1935-2003)
坂本龍一 (1952-2023)
【オーケストラ】
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団

【指揮者(ドイツ・オーストリア)】
アーベントロート
エッシェンバッハ
カラヤン
クナッパーツブッシュ (ウィーン・フィルベルリン・フィルミュンヘン・フィル国立歌劇場管レジェンダリー)
クラウス
クリップス
クレンペラー (VOX&ライヴザルツブルク・ライヴVENIASボックス
サヴァリッシュ
シューリヒト
スイトナー (ドヴォルザークレジェンダリー)
フリート
フルトヴェングラー
ヘルビヒ (ショスタコーヴィチマーラーブラームス)
ベーム
メルツェンドルファー
ヤノフスキー
ライトナー
ラインスドルフ
レーグナー (ブルックナーマーラーヨーロッパドイツ)
ロスバウト
【指揮者(ロシア・ソ連)】
アーロノヴィチ
ガウク
クーセヴィツキー
ゴロワノフ
ペトレンコ
マルケヴィチ
【指揮者(アメリカ)】
クーチャー(クチャル)
スラトキン(父)
ドラゴン
バーンスタイン
フェネル
【指揮者(オランダ)】
オッテルロー
クイケン
フォンク
ベイヌム
メンゲルベルク
【指揮者(フランス)】
パレー
モントゥー
【指揮者(ハンガリー)】
セル
ドラティ
【指揮者(スペイン)】
アルヘンタ
【指揮者(スイス)】
アンセルメ
【指揮者(ポーランド)】
クレツキ
【指揮者(チェコ)】
ターリヒ
【指揮者(ルーマニア)】
チェリビダッケ
【指揮者(イタリア)】
トスカニーニ
【指揮者(イギリス)】
バルビローリ
【指揮者(ギリシャ)】
ミトロプーロス
【指揮者(日本)】
小澤征爾
【鍵盤楽器奏者(楽器別・生国別)】

【ピアノ(ロシア・ソ連)】
ヴェデルニコフ
グリンベルク
ソフロニツキー
タマルキナ
ニコラーエワ
ネイガウス父子
フェインベルク
フリエール
モイセイヴィチ
ユージナ
【ピアノ(フランス)】
ウーセ
カサドシュ
ティッサン=ヴァランタン
ハスキル
ロン
【ピアノ(ドイツ・オーストリア)】
キルシュネライト
シュナーベル
デムス
ナイ
レーゼル (ブラームスベートーヴェン)
【ピアノ(イタリア)】
フィオレンティーノ
【ピアノ(ハンガリー)】
ファルナディ
【ピアノ(南米)】
タリアフェロ
ノヴァエス
【チェンバロ】
ヴァレンティ
カークパトリック
ランドフスカ
【弦楽器奏者(楽器別・五十音順)】

【ヴァイオリン】
オイストラフ
コーガン
スポールディング
バルヒェット
フランチェスカッティ
ヘムシング
リッチ
レナルディ
レビン
【チェロ】
カサド
シュタルケル
デュ・プレ
トルトゥリエ
ヤニグロ
ロストロポーヴィチ
【管楽器奏者】

【クラリネット】
マンツ

【ファゴット】
デルヴォー(ダルティガロング)
【オーボエ】
モワネ
【歌手】
ド・ビーク (メゾソプラノ)
【室内アンサンブル(編成別・五十音順)】

【三重奏団】
パスキエ・トリオ
【ピアノ四重奏団】
フォーレ四重奏団
【弦楽四重奏団】
グリラー弦楽四重奏団
シェッファー四重奏団
シュナイダー四重奏団
ズスケ四重奏団
パスカル弦楽四重奏団
ハリウッド弦楽四重奏団
バルヒェット四重奏団
ブダペスト弦楽四重奏団
フランスの伝説の弦楽四重奏団
レナー弦楽四重奏団
【楽器】
アルザスのジルバーマン・オルガン

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