限定400セット!
音楽愛好家から熱狂的な人気を得たヌヴー。10代の頃の音源も含む伝説的演奏集
「この戦前と戦後のヌヴーのSP録音を復刻した1枚は、彼女の芸術家としての偉大な歩みを見事に刻印している。それだけに、僅か30歳での死が惜しまれてならないと感じるのは筆者だけではないだろう。」〜板倉重雄/オリジナル盤の解説より(販売元情報)
【収録情報】
1. R. シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18(mat. 2RA 3832/8)
2. タルティーニ:コレッリの主題による変奏曲(クライスラー編)(mat. 2RA 3839)
3. グルック:『オルフェオとエウリディーチェ』〜メロディ(ヴィルヘルミ編)(mat. 0RA 2841)
4. パラディス:シチリア舞曲(ドゥシキン編)(mat. 0RA284)
5. ラヴェル:ツィガーヌ(mat. HMV-2EA 10938/10)
6. ショパン:夜想曲 第20番嬰ハ短調 遺作(ロディオノフ編)(mat. HMV-2EA 10941)
7. スーク:4つの小品 Op.17(mat. HMV-2EA 11168/71)
8. ディニーク:ホラ・スタッカート(ハイフェッツ編)(mat. HMV-0EA 11167)
9. ファリャ:歌劇『はかなき人生』〜スペイン舞曲(クライスラー編)(mat. HMV-0EA 11164)
ジネット・ヌヴー(ヴァイオリン)
グスタフ・ベック(ピアノ:1,2)
ブルーノ・ザイドラー・ヴィンクラー(ピアノ:3,4)
ジャン・ヌヴー(ピアノ:5-9)
録音:
1,2:1939年4月、3,4:1938年4月/ベルリン(エレクトローラ)
5,6:1946年3月、7-9:1946年8月/ロンドン(HMV)
原盤:SP(78rpm)
制作:相原 了
復刻:広川陽一
2024年リマスタリング:斎藤啓介
往年の名録音を丁寧にCD化した名レーベル「オーパス蔵」
ベストセラー盤を最新リマスターで再提示
2000年に始まった「オーパス蔵」は、SPを中心にLPを含む歴史的な名録音をCD化し、その実体感のある音で高評価を得たレーベルです。あのケンプにも音を気に入られたという復刻の名人・安原暉善氏が自身の膨大なレコード・コレクションからのデジタル・トランスファーを行い、レーベル代表者である相原 了氏がその後の細かな調整や音の選定を担っていました。また一部のタイトルでは、安原氏の同志である広川陽一氏がトランスファーを手掛けています。2015年に安原氏が逝去し、相原氏も高齢のため、新作の制作は事実上終了しています。
そんな「オーパス蔵」の価値を再び見直させることとなる新プロジェクトが始まりました。安原氏がSPや初期LPからデジタル・データにトランスファーした音は、現在でもなお、自然で鮮烈なもの。一方デジタル・マスタリングの技術は近年どんどん進歩しています。そこでトランスファーされたオリジナル音源のすばらしさを尊重しつつ、現在の最新技術を用いてデジタル・リマスターを施し、さらなる高音質化を目指したのが当シリーズです。
リマスターを手掛けるのは歴史的音源の扱いも得意とする「ALTUS」レーベルの斎藤啓介氏。ノイズ除去は最低限に抑え、原盤に吹き込まれた原音の空気感、みずみずしい楽音、あたたかな風合いを引き出すことに注力しています。CDというフォーマットを用いて歴史的録音がどれだけ理想的に再生できるのかへの挑戦でもあると言えましょう。
リアリズムの音楽を聴かせる名盤「カザルスの無伴奏」、作品と同時代の香りを伝える「カペーQのラヴェル&ドビュッシー」、生々しいヴァイオリンとピアノに耳を奪われる「ヌヴーの小品集」。数あるベストセラー・タイトルから特に人気の高かった3作品をこのたび発売いたします。(販売元情報)