現代の名手が作曲したアイデア豊富なエチュードの傑作!
カシオーリ:12のエチュード
ジャンルーカ・カシオーリ(ピアノ)
イタリアのピアニスト、カシオーリは、1994年にポリーニ、ベリオ、カーターらが審査員を務めるウンベルト・ミケーリ国際ピアノコンクールで優勝し、以後、ベルリン・フィルやウィーン・フィル、ニューヨーク・フィルといったオーケストラや、アバド、ムーティ、メータ、マゼール、ロストロポーヴィチなどの有名どころとも共演。庄司紗矢香とのデュオでも高い評価を得ています。
カシオーリのレパートリーはバロックから21世紀までと幅広く、ドイツ・グラモフォンへの数多くの録音は、世界的な評価を獲得。
ピアニストとしてのキャリアに加え、カシオーリは作曲家としても認められており、古典的な伝統との強い繋がりを保ちながらも、現代的な感性を反映させた聴きやすいものとなっています。
カシオーリは、2020年11月から2023年7月にかけて、6曲ずつ2巻に分かれたピアノのための12のエチュードを書き上げ、2023年9月にスタジオでレコーディング。エチュードにはそれぞれ献呈者がおり、献呈者にちなむことからインスピレーションを得ています。たとえば第2番はフランク・ザッパの音楽に触発されており、第4番はジョン・レノンの曲「ハッピー・クリスマス(戦争は終った)」から派生した定旋律に基づく逆行的なカノンという具合です。
装丁はデジパック仕様で、ブックレット(英語・16ページ)には、批評家、音楽コンサルタントのガブリエーレ・リッコボーノによる譜例も交えた詳細な解説などが掲載。
Brilliant Classics ・
Piano Classics ・
Berlin Classics ・
Neue Meister
演奏者情報
ジャンルーカ・カシオーリ (ピアノ、作曲)
1979年、トリノに誕生。12歳でイモラ国際ピアノアカデミーでピアノと音楽史を学び、ミラノ「ジュゼッペ・ヴェルディ」音楽院では作曲と電子音楽を専攻。1994年、15歳でウンベルト・ミケーリ国際ピアノコンクールで優勝。審査員はベリオ、カーター、ポリーニ、ローゼン等。その後、世界的に活躍。
CDは、Piano Classics、Deutsche Grammophon、DECCA、Harmonia mundi、Arcana、Novalisなどから発売。
トラックリスト (収録作品と演奏者)
CD 45'16
ジャンルカ・カシオーリ (1979- )
12のエチュード
ピアノのための6つのエチュード(第1巻)
1. 第1番 アンダンテ・コン・モート(エンリコ・パーチェのために) 4'04
2. 第2番 アダージョ・センプリーチェ(フランク・ザッパを偲んで。ロレンツォ・フロンティのために) 4'01
3. 第3番 アレグロ・ヴィヴァチッシモ(オクターヴのカノン。マリオ・パゴットのために) 2'13
4. 第4番 アダージョ・コン・モルタ・エスプレッショーネ(逆行カノン。ジョン・レノンの定旋律に基づいて。ルイジ・ヴェルディのために) 3'13
5. 第5番 アレグロ(パオロ・ボッジョのために) 3'34
6. 第6番 アンダンテ・ノスタルジーコ(アルベルト・コッラのために) 5'34
ピアノのための6つのエチュード(第2巻)
7. 第7番 アレグロ・ファンタスティコ(ガブリエーレ・リッコボーノのために) 2'33
8. 第8番 アレグロ(アルド・ベルガミーニのために) 3'21
9. 第9番 ヴィヴァーチェ(ユニゾンに隠されたカノン。アレッサンドロ・ルオ・ルイのために) 2'09
10. 第10番 アレグレット・グラツィオーゾ(アレッサンドロ・デ・マルキのために) 3'07
11. 第11番 モルト・ルバート - アレグロ(ジュゼッペ・マリオッティのために) 4'25
12. 第12番 レチタティーヴォ - ラルゴ(フランチェスカとジョヴァンニのために) 6'55
ジャンルーカ・カシオーリ(ピアノ)
録音:2023年9月、イタリア、ピエモンテ州、トリノ県、ペチェット・トリネーゼ、ストゥーディオ・ジャンルーカ・カシオーリ
Track list
GIANLUCA CASCIOLI b. 1979
12 ÉTUDES
6 Études for piano (volume I)
1 I. Andante con moto 4'04
For Enrico Pace
2 II. Adagio semplice. 4'01
Elegia in memoria di Frank Zappa
For Lorenzo Fronti
3 III. Allegro vivacissimo. 2'13
Canone all'ottava
For Mario Pagotto
4 IV. Adagio con molta espressione. 3'13
Canone retrogrado
su cantus firmus di John Lennon
For Luigi Verdi
5 V. Allegro 3'34
For Paolo Boggio
6 VI. Andante nostalgico. 5'34
Quasi una canzone
For Alberto Colla
6 Études for piano (volume II)
7 VII. Allegro fantastico 2'33
For Gabriele Riccobono
8 VIII. Allegro 3'21
For Aldo Bergamini
9 IX. Vivace
(ma non troppo). 2'09
Canone celato all'unisono
For Alessandro Ruo Rui
10 X. Allegretto grazioso 3'07
For Alessandro De Marchi
11 XI. Molto rubato – Allegro 4'25
For Giuseppe Mariotti
12 XII. Recitativo – Largo 6'55
For Francesca and Giovanni
Gianluca Cascioli piano
Recording: September 2023, Studio Gianluca Cascioli, Pecetto Torinese, Italy