Clay (Vinyl)

レフトフィールドとポップを行き交う唯一の世界観を表し、また音と政治性を密接に結びつける姿勢でも存在感を示し続ける奇才、マシュー・ハーバートのニューアルバムはコラボ・アルバム!! ソウルフルでしなやか、ダンスフロアと早朝の内省的ムードを軽やかに重ねる『Clay』は、ハーバートのキャリアを決定づけた金字塔『Around The House』を彷彿とさせながら新たな世界を構築するオープン・マインドなニューアルバム!!!!

ライヴ・インプロ、独特のサンプリングセンス、クラシック・オーケストラやビッグバンドも表現領域でとらえてきたハーバート。爆弾がリビアで爆発する音、英ブレア首相の食事の上を走る戦車の音、二万匹の犬、245軒の店などのあらゆる音を使って音楽を作ることで世界を楽器として扱ってきた。豚の誕生から食卓にあがるまでのライフサイクルを追った『ONE PIG』は、今世紀最も野心的で挑発的な作品として知られている。 モモコ・ギルは、独学でドラムと作曲を学んできた。サウス・ロンドンのクロスオーバーな音楽シーンで経験を積み、Coby SeyやTirzah 、Alabaster DePlumeといったアーティストとコラボレーションも行ってきている。ドラム、そしてヴォーカルが彼女の得意とする表現手段ではあるものの、ラッパー/詩人のNadeem Din-Gabisiと組んだ『An Alien Called Harmony』ではマルチな才能も見せ、現在もそのスタイルは磨き続けられている。

そんな二人がタッグを組んだ『Clay』は、陶酔感あふれるメランコリックな「Mowing」から、エモーショナルなデュエット「Heart」、Phono時代の作品を再解釈したようなリード曲「Babystar」、二人が初めてコラボした2024年の「Fallen」の別バージョン「Fallen Again」まで、個人の要素を超えた共鳴が生み出す、フレッシュで美しい世界観。ハーバートの新章が幕を開ける。

（メーカーインフォメーションより）