定評ある名録音がLP化!
ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲、祝典序曲、ノヴォロシースクの鐘、他
クーチャー指揮ウクライナ国立交響楽団
パワフルなサウンドの祝典序曲は、華麗なファンファーレに続く主部で前年の交響曲第10番スケルツォの素材も活用しながら突き進むオーディオ好きにも人気の作品。
ショスタコーヴィチのジャズ組曲は1930年代の作品。当時のソ連では国立ジャズ・オーケストラのほか、国の支援を受けたジャズ・バンドが全国で数多く結成。ソビエト・ジャズ委員会に所属していたショスタコーヴィチも、ライトクラシック系の楽しい作品を提供。
クーチャー指揮するウクライナ国立交響楽団の演奏は、ショスタコーヴィチのダイナミズムやユーモアを巧みに表現しています。
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演奏家情報
セオドア・クーチャー (指揮)
1960年5月30日、ニューヨークの西ウクライナ移民の家庭に生まれたアメリカの指揮者。名前は本人の発音ではセオドア・クーチャーですが、有名になり始めた頃にウクライナ国立交響楽団との録音が大量にリリースされたこともあってか、日本ではウクライナ人として扱われたようで、「テオドレ・クチャル」とか「テオドル・クチャル」などと表記されてきました。これはウクライナ移民の両親のもとに生まれた「レナード・バーンスタイン」を「レオナルド・ベルンシテイン」と表記するような感覚なので、ここでは本人の発音に従い「セオドア・クーチャー」と記しておきます。ちなみにウクライナ語読みでは「テオドル・クーチャル」です。
クーチャーは10歳からヴァイオリンを始め、のちにヴィオラに転向、クリーヴランド音楽院で、クリーヴランド管弦楽団首席ヴィオラ奏者でもあるロバート・ヴァーノン(1949- )に師事。
その後、ボストン交響楽団の「ポール・フロム・フェローシップ」を受賞し、タングルウッド・ミュージック・センターで指揮などを学んだりしたのち、1982年にクリーヴランド音楽院を卒業、プロの音楽家としての仕事は、クリーヴランドやヘルシンキ、ケープタウンのオーケストラのヴァイオリン奏者、ヴィオラ奏者というものでした。
その後、各地での経験を経て、1987年、27歳のときにオーストラリア東端のブリスベンのオーケストラ、クイーンズランド・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任。同時に約3,600キロ離れたオーストラリア西端のパースのバレエ団「ウエスト・オーストラリア・バレエ」の音楽監督にも就いています。
また、1990年からは、オーストラリア室内楽フェスティヴァルの音楽監督にも就任。開催地のタウンズヴィルは、ブリスベンの北西約1,300キロのところにある港町でした。
1992年になると、ウクライナ国立交響楽団の首席客演指揮者となって評判となり、1994年には音楽監督に就任しています。このオーケストラとの関係は非常に良好で、数多くのコンサートのほか、ナクソス・レーベルへのレコーディングも開始。未知の曲や現代ものにも積極的に取り組んでいきます。
1996年、コロラド州のボルダー・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督も兼務し、コロラド大学音楽大学の教授にも就任。
1999年、ウクライナ国立交響楽団の音楽監督を退任後はアメリカに戻り、2002年にカリフォルニア州のフレズノ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任(2016年まで)。
2003年には、ネヴァダ州のリノ・チェンバー・オーケストラの音楽監督に就任(2018年まで)。
2004年、ケント/ブロッサム音楽祭の常任指揮者に就任。
2005年、ネヴァダ室内楽フェスティヴァルの芸術監督に就任。
2005年、ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。(2012年まで)。前年からブリリアント・クラシックスへのレコーディングも開始。
2011年、ベネズエラ交響楽団の芸術監督に就任。
2013年、チェコの隣、スロヴァキア・シンフォニエッタの首席指揮者に就任。
2017年、ウクライナ国立交響楽団と北米ツアーを実施、44回のコンサートをおこなっていました。
2018年、ウクライナのリヴィウ国立フィルハーモニーの首席客演指揮者に就任。北米ツア-など実施しています。
2022年、ウクライナのリヴィウ国立フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。

ウクライナ国立交響楽団
1937年に設立。初代首席指揮者はナタン・ラクリンで、ショスタコーヴィチの交響曲第11番の世界初演を指揮し、その後、1962年まで25年間在職。後任は、ステパン・トゥルチャク、フョードル・グルシェンコ、イーゴリ・ブラシュコフなど。
1994年、ウクライナ文化省はセオドア・クーチャーをオーケストラの芸術監督兼首席指揮者に任命。2000年にはクーチャーは終身桂冠指揮者の称号を授与され、ヴォロディミル・シレンコがオーケストラの首席指揮者に任命された。
過去50年間、コンドラシン、マルケヴィチ、ムラヴィンスキー、ロジェストヴェンスキー、ザンデルリング、ストコフスキー、スヴェトラーノフなど有名な指揮者たちも客演。

トラックリスト (収録作品と演奏家)
LP 49'19
ドミトリー・ショスタコーヴィチ (1906-1975)
SIDE 1A 23'58
ジャズ組曲第2番 Op.Posth.
1. 行進曲 3'04
2. 第1ダンス 2'56
3. 第2ダンス 3'39
4. 小さなポルカ 2'33
5. 抒情的ワルツ 2'38
6. 第1ワルツ 3'21
7. 第2ワルツ 3'34
8. フィナーレ 2'13
SIDE 1B 25'21
ロシアとキルギスの民族主題による序曲 Op.115
1. モデラート 9'19
ジャズ組曲第1番 Op.38a
2. 第1曲 ワルツ 2'19
3. 第2曲 ポルカ 1'38
4. 第3曲 フォックストロット 3'47
ノヴォロシースクの鐘 Op.111b
5. (永遠の栄光の炎) 2'32
祝典序曲 Op.96
6. アレグレット 5'46
ウクライナ国立交響楽団
セオドア・クーチャー(指揮)
録音:2001年6月1〜8日、ウクライナ、キエフ、ウクライナ国営放送交響楽団グランド・スタジオ、
Track list
DMITRI SHOSTAKOVICH 1906-1975
Jazz Suites
SIDE 1A 23'58
Suite for Variety Orchestra
(Jazz Suite No.2) Op.Posth.
1. March 3'04
2. Dance No.1 2'56
3. Dance No.2 3'39
4. Little Polka 2'33
5. Lyric Waltz 2'38
6. Waltz No.1 3'21
7. Waltz No.2 3'34
8. Finale 2'13
SIDE 1B 25'21
1. Overture on Russian and Kirghiz Folk Themes Op.115 9'19
Jazz Suite No.1 Op.38a
2. I. Waltz 2'19
3. II. Polka 1'38
4. III. Foxtrot 3'47
5. Novorossijsk Chimes, the Flame of Eternal Glory for Orchestra Op.111b 2'32
6. Festive Overture Op.96 5'46
National Symphony Orchestra of Ukraine
Theodore Kuchar conductor
Recording: 1-8 June, 2001, Grand Studio of the National Radio Symphony, Company of Ukraine, Kiev