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ひとが生まれる 五人の日本人の肖像 角川新書

Shunsuke Tsurumi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784040825212
ISBN 10 : 4040825217
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan

Content Description

【ひとは社会の中の一人として、もう一度「生まれる」】
哲学から映画、マンガなど大衆文化を渉猟し、戦後日本を思索し続けた思想家、鶴見俊輔。彼が現代人の「生き方」を問い直すために選んだのは、誰もが認める偉人ではなく、社会の周縁で、時代に揉まれながら実直に生き抜いた5人の日本人だった。明治以前に米へと越境し、日本を相対化した中浜万次郎、町村を見つめ続けた田中正造、敗北を直感しながら飛び立った林尹夫‥‥彼らの数奇な人生をたどることで、近代日本の相貌が鮮やかに浮かび上がる。
赤川次郎氏の文庫版解説を再録。新書版解説・ブレイディみかこ

【目次】
はじめに

中浜万次郎――行動力にみちた海の男
田中正造――農民の初心をつらぬいた抵抗
横田英子――明治の代表的日本女性
金子ふみ子――無戸籍者として生きる
林尹夫――死を見つめる

本書関連年表
あとがき(1972年)
文庫版あとがき(1994年)
解説にかえて 赤川次郎
新書版解説 ブレイディみかこ

【著者紹介】
鶴見俊輔 : 1922年東京生まれ。哲学者、思想家。旧制中学を2度退学後、渡米。ハーバード大学哲学科卒業。46年、都留重人や丸山眞男らと共に雑誌「思想の科学」を創刊。プラグマティズムと論理実証主義を中心とした欧米の思想潮流を日本に紹介した。京都大学助教授、東京工業大学助教授を歴任するが、60年日米安全保障条約決議に反対して辞職。同志社大学教授を務めた後、評論活動を中心に活躍する。哲学から映画、マンガといった大衆文化まで幅広く思索の対象にすると同時に、市民運動にも深く関わった。『戦時期日本の精神史』(岩波書店)で82年大佛次郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    1972年初出の名著が新書化された。「五人の肖像が、明治以降の日本の社会を考える手がかりとなることを望む」と鶴見先生が選んだのは、中浜万次郎/田中正造/横田英子/金子ふみ子/林尹夫。現代人は、彼らのことをどれだけ知っているのだろう。万次郎の人間の対等性、田中正造の地べたのアナキズム、横田英子の凛とした精神、金子ふみ子の卑屈にならない強さ、林尹夫の儚さ……現代社会が見失ったものが、五人の肖像の中に輝いている。文庫版の赤川次郎さんの解説、そして、今回新しく書かれたブレイディみかこさんの解説が、これまた秀逸。

  • ホシ

    中浜万次郎、田中正造、横田英子、金子ふみ子、林尹夫の生涯に光を当て当時の潮流に安易に与しない生き方を選んだ市井の人から意義ある生とは何かを問います。当時の世の深層に蔓延る矛盾や欺瞞を良しとせず、自身の内に芯を持って生きた市井民の生涯がツルシュンの柔らかくも品格ある文章によって鮮やかに描き出されます。社会の一部として生きざるを得ない私はどう生きるのか?覚悟を問われているような気持ちになります。単なるアウトサイダーを描いた本ではなく、非力な私たちが荒波の航海にあたっての応援歌となる一冊と受け止めました

  • マウンテンゴリラ

    本書で描かれる5人の日本人のうち、個人的に名前を知っていたのは、中浜万次郎と田中正造の2名、おぼろげながら名前だけは聞いたことがあるというのが、金子ふみ子と林尹夫の2名、まったく名前も知らなかったのが横田英子の1名であった。このラインアップを見るだけでも、教科書に載らない人物が、いかに後世の日本人に、アンチテーゼという意味においても多大な影響力を秘めた存在であったかということが伺えた。もちろん、一般的な教科書でも名の知れる、中浜万次郎と田中正造の功績の偉大さを否定する訳では無いが。その中でも特に、→(2)

  • Oki

    ハードな世界を生き抜いた人の物語。 アメリカがイランの核施設を攻撃したというニュースが入った日に。

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