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コッペリア 創元推理文庫

Tomoko Kanou

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488426057
ISBN 10 : 4488426050
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan

Content Description

僕は人形に恋をした。その人形は今、生きて動いて僕の目の前にいる――。孤独な青年了はある日、人形作家邸の敷地内に捨てられた人形に心を奪われる。だが、人形はエキセントリックな人形作家如月まゆらの手で壊されてしまう。諦めきれず修復を進める了の目の前に、人形に生き写しの女優聖(ひじり)が現れ‥‥。天才的な人形作家、人形を溺愛する青年、人形になりきろうとする女優、彼女のパトロン。まゆらドールと女優が競演を果たすとき、人形に憑かれた人々の間に何が起きるのか? 日本推理作家協会賞受賞作家が新境地を開いた、傑作ミステリ。

【著者紹介】
加納朋子 : 1966年福岡県生まれ。文教大学女子短期大学部卒。92年『ななつのこ』で第3回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。95年「ガラスの麒麟」で第48回日本推理作家協会賞を、2008年『レインレイン・ボウ』で第1回京都水無月大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HANA

    古来人形には魂が宿るという話は多い。本書は天才人形作家、人形を演じる女優、人形に魅入られた青年の三人を軸としながら、彼ら三人の人生が絡み合う地獄が描かれている。これまでの著者の作品とは違い、ダークなトーンが奏でられる一冊となっているなあ。あくまで主題は三人の関係なので、人形自体はその背後に見え隠れするだけ。故に人間の心が作り出す闇が映し出される造りになってるし。一応あるトリックはあるものの、どちらかと言うとミステリよりもホラーチックな一冊でした。ラストは『コッペリア』という題に相応しいものとなっているが。

  • たぬ

    ☆4 人形って怖いよなあ。これこれこういう理由だからってはっきりとは言えないんだけどなんとなく怖い。人形を処分したい=お焚き上げやお祓いがまずは頭に浮かぶものね。適当に家庭ゴミとして出したら呪われそうな気がするもんね。本作に出てくる人形は不気味ではあるのだけどどこか神々しさもあって、しかし人形よりも人形に取り憑かれた生身の人間たちが薄ら怖かった。加納朋子さん3年ぶりに読んだんだけどこんな硬派な文体だったっけ? 私の記憶ではもっとフレンドリーな作風だった気がする。

  • たっきー

    2003年刊行。新装版として文庫化。日数をかけて読んでいたためあまりハマりきれず。人形に魅せられた了のストーカーっぷりがラストまで怖い。

  • ひろ

    天才的な球体関節人形作家と、その人形のような美貌を有する舞台女優。そして、人形に魅せられた男たち。複数の視点から彼らの関係性が描かれていく。人形や演劇という要素からゴシックで重い物語かと思っていたが、意外にもアクは控えめ。また、ミステリとしてはやや綱渡りで、構造もややこしい。初読では細部を理解しきれず、改めて冒頭から読み返してやっと全体像がつかめた。人形がなんとか自立しているような危うさを感じる。手放しで面白いとは言い切れないものの、読み直して噛み砕くほど、奇妙な魅力がじわじわと出てくる作品だった。

  • ともちん

    人形に魅入られた人達の奇妙な物語。人形に魅了された了。その始まりは奇抜な人形作家如月まゆらという人形師の人形との出会いから始まる。人形のような劇団女優の聖。まゆらの人形に取り憑かれまゆらを人形師として育てた創也。そして人形を作り続けたまゆら。半分ぐらいからページを捲る手が止まらずあっという間に読了。最後は少しさっぱりした感じで物足りなさは感じましたが読み出した際のどう物語が進んで行くのだろうという疑念は見事に払拭されました。それぞれの歪な思いの果ては。普段読んでいる作品とは一味違い楽しめました。

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