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Baroque Piano Collection (12CD)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
BRL97483
Number of Discs
:
12
Format
:
CD
Other
:
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Product Description


ゴルトベルク変奏曲と元ネタのヘンデル:シャコンヌも収録!

バロック・ピアノ・コレクション(12CD)
スウェーリンク、バッハ、ラモー、ヘンデル、ジュスティーニ、スカルラッティ、ガルッピ、エスポナの作品


現在ではバロック時代の鍵盤楽曲は当時主流だったチェンバロで演奏することが多いですが、一方で、バッハもスカルラッティもヘンデルも実際には初期ピアノに接していたのだからピアノでも演奏すべきという見解もあり、どちらにも説得力があります。
  「作曲家=演奏家」の時代には、編曲・転用がごく当たり前でしたし、楽器指定が無いものも多かったりしたので、結局は慣れや好みの問題ということになるものと考えられます。
  たとえば、人気曲「ゴルトベルク変奏曲」のレコーディング数もこれまでにピアノが110種類以上、チェンバロが50種類以上となっており、最近でもピアノの数が優勢です。

チェンバロの全声部型演奏がピアノにも影響
発音機構上、全声部が克明になるチェンバロの演奏スタイルは、ピアノによるバロック演奏にも影響を与えるようになり、現在では、主旋律強調系かつ主情的な演奏はあまり聴かれません。このセットに収められたゴルトベルク変奏曲の演奏も非常に多声的で、この作品が「低音主題による変奏曲」であることを浮き彫りにしています(CD4)。さらにこのセットでは、ゴルトベルク変奏曲の元ネタになったヘンデル若き日のシャコンヌ HWV442(CD7 トラック16)も多声的で情報量の多い演奏で収録していることから、作品の共通要素などもわかりやすく比較できます。

400年前の曲でもピアノが効果的
CD1のスウェーリンク作品集は約400年前の作曲ですが、冒頭の「エオリア旋法によるトッカータ」の後半で次第に高揚して行く様子はピアノならではともいえ、同時代のジョヴァンニ・ガブリエリの華やかさに通じるものも感じさせます。

バロック初期から最後期まで収録
CD12枚に16世紀から18世紀にかけて活躍した8人の作曲家の作品を収録。生まれた世紀別に没年順に並べると以下のようになります。

【16世紀生まれ】
●スウェーリンク [1561-1621 オランダ]:1枚分

【17世紀生まれ】
●ジュスティーニ [1685-1743 イタリア]:1枚分
●バッハ [1685-1750 ドイツ]:3.7枚分
●スカルラッティ [1685-1757 イタリア→ポルトガル→スペイン]:2枚分
●ヘンデル [1685-1759 ドイツ→イタリア→イギリス]:2枚分
●ラモー [1683-1764 フランス]:0.3枚分

【18世紀生まれ】
●エスポナ [1714-1779 スペイン]:1枚分
●ガルッピ [1706-1785 イタリア]:1枚分

ブックレット
12ページ。テキストは英語。作品についての簡潔な解説が掲載されています。

 バロックとピアノ、そしてチェンバロからの影響

作曲家=演奏家
バロック時代の作曲家は、チェンバロやオルガンなど、演奏家としての仕事が主な収入源である場合が多く、自作の曲も自身の演奏用というケースが一般的。会場も宮廷のホール(サロン)や大きめの教会が使用されることから楽器の音量は重要で、チェンバロよりもさらに音の小さなクラヴィコードや初期ピアノには非常に不利な状況でした。

チェンバロの進化
17世紀初頭から18世紀なかばにかけての約150年に及ぶバロック時代は、楽器や奏法の進化と、それに伴う作曲技法の導入が目立った時期でもあります。
  たとえば16世紀初頭に登場して以来、200年以上も主要な鍵盤楽器であり続けてきたチェンバロは、1730年代には2段階の音の強弱表現が可能な2段鍵盤の楽器が普及するようになり、バッハもそれに触発されて上鍵盤と下鍵盤の指定のある「イタリア協奏曲」や「ゴルトベルク変奏曲」を書いたりしています。

最初期のピアノは小音量
その間、バロック全盛期の1700年には、チェンバロ製作者のクリストフォリ[1655-1731]による最初のピアノが登場し、無段階に音の強弱をコントロールできることから一部で注目されます。しかし、肝心の音量がチェンバロよりもさらに小さかったため、大きめの空間での演奏には向かない楽器でした。
  また、1736年頃にゴットフリート・ジルバーマン[1683-1753]のピアノを試奏したバッハは、ジルバーマンに対して、高音域が貧弱でタッチが重く弾きにくいと言っていましたが、1747年に新たに製作された楽器を弾いた際には満足して称賛。最晩年の作曲にはジルバーマンの楽器を使用していることから、ピアノの改良が進んでいる様子が窺えます(バッハは強弱が自由なクラヴィコードの愛好者でもありました)。

鍵盤楽器の主役が交代
その後もピアノの改良は続けられ、18世紀なかば以降には音量も増し、ロココ、ギャラント、古典派と音楽の時代様式が移行する中で出番も増加。18世紀終わりの頃には公演での要求も高まり、発音機構の研究開発もさらに進んで性能が日進月歩で向上。
  さらに、フランス革命とナポレオン戦争によってチェンバロが略奪・転売、あるいは破壊・廃棄されて表舞台から姿を消すと、鍵盤楽器の主役は完全にピアノに代わることになります。

忘れられる運命だったバロック鍵盤楽曲
過去の作品が演奏によって広く普及するには出版されることが前提となりますが、フランス革命とナポレオン戦争の影響によるヨーロッパ宮廷文化の衰退は出版状況の変化にも繋がり、折からのピアノの台頭や、古典派・ロマン派作曲家らによって大量のピアノ・ソナタが発表されたこともあり、19世紀にはバロックの鍵盤楽曲はチェンバロとともにほぼ忘れられてしまいます。

バッハの出版事情
バッハの生前に出版されていた鍵盤楽曲は僅かで、たとえば1726年から1730年まで個別に印刷された「パルティータ」は、1731年にまとめられ、「クラヴィーア練習曲集第1巻」と名付けられて出版されています。
  この不思議な名前は、バッハの前任者クーナウ[1660-1722]の「新クラヴィーア練習曲集」(1692)と似ているので、ライプツィヒ市当局の受けが良かったクーナウにあやかろうとしたのかもしれません。
  1735年には「クラヴィーア練習曲集第2巻」として「フランス風序曲」、「イタリア協奏曲」が出版され、1739年の「クラヴィーア練習曲集第3巻」はオルガン曲集として出版。
  そして1741年の「クラヴィーア練習曲集第4巻」には「2段鍵盤付きクラヴィチェンバロのためのアリアと種々の変奏」が収められていますが、地味なタイトルの長大な作品なので、注目されにくかったようです。なお、この「ゴルトベルク変奏曲」という通称を持つ作品は20世紀に入ってから人気が出てすでに200以上のレコーディングが知られています。名前は大事です。

バッハ没後50年
状況が大きく動いたのは没後50周年を迎えた1800年のことで、未出版曲の宝庫だったバッハの作品について需要ありと判断したホフマイスター[1754-1812]らが出版社を興して事業に取り組み始めます。なにしろ鍵盤楽曲だけでも、「平均律クラヴィーア曲集」、「トッカータ集」、「イギリス組曲集」、「フランス組曲集」、「インヴェンションとシンフォニア集」といった大物が未出版だったため、またとない商機でした。

教育には使われていたバッハ
「平均律クラヴィーア曲集」が1801年に出版されると、パリ音楽院での授業に使用されるようになったほか、ベートーヴェンに師事していたチェルニー少年は、自習の際には、バッハやスカルラッティなどに取り組まされてもいます。チェルニーはその後、36歳のときに「平均律クラヴィーア曲集」を自身の注釈つきで出版(1837)してもいるのでよほど気に入っていたのでしょう。

ピアノの進化とレパートリー拡大
ピアノの改良は進み、鍵盤のおおよその規模も、モーツァルト時代の61鍵からベートーヴェン時代には73鍵に増え、ショパン時代に82鍵、リスト晩年に88鍵と大型化。1820年頃に木製フレームを金属部品によって補強し、1840年には鋳物の鉄骨フレームを実現したのが大きな要因です。これによりソロや室内楽でも大きめの会場で演奏できるようになった為、公演を埋める作品数が必要になり、メンデルスゾーンやシューマン、リスト、ショパン、ブラームスらもバッハをアレンジしたり引用展開素材にしたりして関連作品を発表するようになります。

バッハ没後100年
その間、1850年にはバッハ没後100年を記念して、シューマンやモシェレスらにより「バッハ協会」が設立され、バッハの注目度も大きく上昇。膨大な原典版全集の楽譜刊行は1851年に開始され1899年に完結する大事業でした。

専業演奏家の台頭
19世紀に飛躍的に進歩した建築技術のおかげで近代建築が本格化すると大きめのホールも増え、音楽興行の規模も増大したことで、「専業演奏家」が一般化し、実演でのバッハ作品のピアノ演奏も増えていきます。

20世紀初頭のバッハ受容
19世紀後半からバッハ作品が普及するにつれて、チェンバロやクラヴィコードのために書かれた音楽を現代のピアノで演奏するのであれば、適切なアレンジが必要という考え方も登場し、ロマン派的にアレンジされた演奏が人気を博すようになります。特にブゾーニによる校訂や編曲は長い年月をかけてバッハ作品を研究してからおこなわれたため、現在でも愛好者が多くなっています。

チェンバロの復興
20世紀初頭、オリジナル・チェンバロも演奏する楽器コレクターで、著書「古楽」まで出版してチェンバロ音楽を世に広めようとしていたピアニストのランドフスカが、プレイエル社とともに、チェンバロ公演を大ホールでおこなって収益化できる楽器「ランドフスカ・モデル(グラン・モデル・ドゥ・コンセール)」をピアノを改造して開発。
  実際に興行的にも大きな成功を収めてチェンバロの存在がメジャーなものとなり、以後、半世紀以上に渡って多くのモダン・チェンバロが製作され、さまざまなバロック鍵盤楽曲を世に広めることに貢献しています。
  その後、オリジナル・チェンバロの修復や複製技術の進歩とともに、1980年代からはチェンバロはオリジナル(レプリカ)が主流になり、すでに40年ほど経過していることから、モダン・チェンバロによる時期と合わせると、復興以来100年以上もチェンバロ演奏が実績を積み重ねてきたことになります。

歴史的奏法の影響
チェンバロの全声部が克明な演奏スタイルは、ピアノによるバロック演奏にも影響を与えるようになり、現在では、主旋律強調系で感情移入が濃厚なタイプの演奏はあまり聴かれなくなりました。
  また、最近では歴史的奏法に関する知識や技術も広く浸透していることから、音の粒立ちが鮮やかで各声部情報の明確な演奏が多くなっているのも特徴です。そしてそうした知識や技術を踏まえたうえで、ピアノならではの強弱や遠近法、音色変化を繊細に駆使した表現が、チェンバロとは異なる角度から作品の魅力を浮かび上がらせることにも繋がっています。



 CD1 スウェーリンク:鍵盤楽曲集

CD1 59'45
ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク [1562-1621]

1. ◆ 第9旋法(エオリア旋法)によるトッカータ SwWV 297 4:49
2. ◆ エコー・ファンタジア SwWV 261 3:03
3. ◆ トッカータ SwWV 283 3:28
4. ◆ 「宮廷風に」による変奏曲 SwWV 318 3:33
5. ◆ 第2旋法(ヒポドリア旋法)によるトッカータ SwWV 292 2:34
6. ◆ 「私の青春は終わった」による変奏曲 SwWV 324 5:25
7. ◆ 第9旋法(エオリア旋法)によるトッカータ SwWV 298 1:44
8. ◆ 「緑の菩提樹の下で」による変奏曲 SwWV 325 4:53
9. ◆ 第9旋法(エオリア旋法)によるトッカータ SwWV 296 4:04
10. ◆ 「そうでなくては」による変奏曲 SwWV 330 7:26
11. ◆ 第1旋法(ドリア旋法)によるトッカータ SwWV 286 3:21
12. ◆ 「大公の舞踏会」による変奏曲 SwWV 319 4:27
13. ◆ トッカータ SwWV 285 2:58
14. ◆ エコー・ファンタジア SwWV 253 7:33

アンドレア・ヴィヴァネット(ピアノ)
録音:2023年7月10〜27日、ウィーン、トーンシュトゥーディオ・C-アーツ・クラシカル・アーツ・ヴァルデック&ハイエク

ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク
1562年、ハンザ同盟都市のデーフェンターに誕生。父、祖父、叔父がオルガニストという家系。1564年、父がアムステルダム旧教会のオルガニストになったため、一家は90kmほど西に位置するアムステルダムに転居。スウェーリンクは1577年に15歳でアムステルダム旧教会のオルガニストになり、以後、1621年に59歳で亡くなるまで44年間に渡って在職。
  旧教会は1578年にカトリック教会からカルヴァン派のプロテスタント教会になっていたことや、宗教的に寛容だったネーデルラントの地域性のため、スウェーリンクの宗教作品もプロテスタントとカトリックの両方が遺されています。
  オルガンの名手として知られたスウェーリンクは、鍵盤楽器音楽での手の込んだ対位法や洗練された様式を確立する一方、教育者としても活躍し、ハインリヒ・シャイデマン、ヤーコプ・プレトリウス2世、ザムエル・シャイトといった弟子を育成。その影響は、のちのブクステフーデとバッハにも及んでいます。


アンドレア・ヴィヴァネット
サルデーニャ島のカリアリに誕生。8歳でピアノを弾き始め、13歳のときにカリアリ歌劇場管弦楽団とモーツァルトのピアノ協奏曲第12番を共演。若くしてG.B.ペルゴレージ・ピアノ・コンクールで優勝。地元のパレストリーナ音楽院で学んだのち、フェラーラ音楽院を卒業。さらにブダペストのリスト・フェレンツ音楽大学に進んで修士号を取得。2014年、第15回大阪国際音楽コンクールでリサイタルコース第3位を獲得し、以後、ソロと室内楽の両方で各国で活動しています。

 CD2・CD3 バッハ:パルティータ全集

CD2 72'16
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ [1685-1750]

パルティータ第1番 変ロ調 BWV825
1. プレリュード 1'46
2. アルマンド 3'51
3. クーラント 2'57
4. サラバンド 5'35
5. メヌエット I&II 3'09
6. ジーグ 2'02

パルティータ 第2番 ハ短調 BWV826
7. シンフォニア 4'16
8. アルマンド 4'37
9. クーラント 2'21
10. サラバンド 3'59
11. ロンドー 1'25
12. カプリッチョ 3'34

パルティータ 第4番 ニ調 BWV828
13. 序曲 6'17
14. アルマンド 9'06
15. クーラント 3'40
16. サラバンド 6'08
17. エール 2'13
18. メヌエット 1'26
19. ジーグ 3'35

CD3 72'52
パルティータ 第3番 イ短調 BWV827
1. ファンタジア 2'08
2. アルマンド 2'46
3. クーラント 3'25
4. サラバンド 4'38
5. ブルレスカ 2'17
6. スケルツォ 1'10
7. ジーグ 3'15

パルティータ 第5番 G調 BWV829
8. プレアンブルム 2'38
9. アルマンド 4'20
10. クーラント 1'50
11. サラバンド 5'08
12. テンポ・ディ・メヌエット 1'55
13. パスピエ 1'44
14. ジーグ 3'48

パルティータ 第6番 ホ短調 BWV830
15. トッカータ 6'56
16. アレマンダ 3'06
17. クーラント 4'49
18. サラバンド 6'54
19. エア 1'29
20. テンポ・ディ・ガヴォッタ 2'11
21. ジーグ 6'06

ユアン・シェン(盛原)(ピアノ)
録音:2015年6月2日(CD2)、2015年11月9日(CD3)、北京コンサート・ホール


ヨハン・セバスティアン・バッハ
バッハの6つのパルティータにはイタリア趣味が色濃く反映されています。6曲とも舞曲を中心とした組曲形式ですが、バッハのアイデアはとても豊かで、単なる独奏曲ではなく、室内アンサンブルや協奏曲の対話的な語法にも通じる要素が盛り込まれてもいます。


ユアン・シェン
1972年、北京に誕生。姓がシェン(盛)、名がユアン(原)。5歳から母親の指導でピアノの勉強を始め、北京の中央音楽院で学んだのち、1991年から1997年までニューヨークのマンハッタン音楽学校でソロモン・ミコウスキー[1936- ]に師事して音楽学士号と音楽修士号を取得し、ハロルド・バウアー賞も受賞。
  その間、1994年に北京で開催された中国国際ピアノコンクールで第2位、1997年にスペインのハエン国際ピアノコンクールで第2位、同年、シチリア島で開催されたマルサラ国際ピアノコンクールで第3位を獲得。
  1998年、ロザリン・テューレック[1913-2003]に師事してバッハ演奏の勉強を開始。2003年にはテューレックの著書「バッハ演奏の手引き」を中国語に翻訳して出版。
  2004年、「アルトゥール・ルービンシュタイン記念賞」を受賞。
  2005年、北京の中央音楽院でピアノ科准教授に就任(その後、教授に昇格し現職)。
  ユアン・シェンは1990年代からソロと室内楽の両方で活動し、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど20か国以上で演奏。
  ピアノだけでなく、チェンバロやフォルテピアノなど初期の鍵盤楽器演奏にも通じています。
  CDは、Piano Classics、Brilliant Classics、NCPA Classicsなどから発売。

 CD4 バッハ:ゴルトベルク変奏曲

CD4 77'27
ヨハン・セバスティアン・バッハ [1685-1750]
ゴルトベルク変奏曲 BWV988
1. アリア 4'29
2. 第1変奏 1'46
3. 第2変奏 1'20
4. 第3変奏 同度のカノン 2'00
5. 第4変奏 1'04
6. 第5変奏 1'29
7. 第6変奏 2度のカノン 1'12
8. 第7変奏 1'43
9. 第8変奏 1'50
10. 第9変奏 3度のカノン 1'31
11. 第10変奏 フゲッタ 1'35
12. 第11変奏 2'07
13. 第12変奏 4度の反行カノン 2'25
14. 第13変奏 5'20
15. 第14変奏 2'08
16. 第15変奏 5度の反行カノン 4'10
17. 第16変奏 序曲 2'47
18. 第17変奏 2'01
19. 第18変奏 6度のカノン 1'29
20. 第19変奏 1'46
21. 第20変奏 1'56
22. 第21変奏 7度のカノン 2'44
23. 第22変奏 1'27
24. 第23変奏 2'06
25. 第24変奏 8度のカノン 2'46
26. 第25変奏 7'59
27. 第26変奏 2'03
28. 第27変奏 9度のカノン 1'50
29. 第28変奏 2'19
30. 第29変奏 2'06
31. 第30変奏 クォドリベット 2'04
32. アリア・ダ・カーポ 4'15

クララ・ヴュルツ(ピアノ
録音:2020年5月28,29日、オランダ、スヒーダム、ヴェストフェスト教会


ヨハン・セバスティアン・バッハ


クララ・ヴュルツ
1965年、ブダペストに誕生。5歳からピアノを始め、6歳から14歳まではハンガリー放送児童合唱団に所属してツアー・メンバー兼器楽ソリストとして各国でのコンサートに出演し、歌だけでなくピアノで間奏曲も演奏。10歳の時には72公演の日本ツアーに参加してもいます(日本での名前はハンガリー少年少女合唱団でした)。14歳になるとリスト・フェレンツ音楽大学の才能ある子どもたちのクラスに入学。17歳からはゾルタン・コチシュや、ギョルギ・クルターグから教えを受け、1985年にミラノのエットーレ・ポッツォーリ・ピアノ・コンクールで優勝。1988年にはダブリン国際ピアノ・コンクールに出場し入賞。1989年にリスト・フェレンツ音楽大学を優秀な成績で卒業。
  1991年、コロンビア・アーティスツと契約してアメリカに渡り38の州で100回以上のコンサートを実施。
  ソロのほか室内楽でも活動し、アムステルダム・ピアノ三重奏団も結成。2003年、ハイティンク指揮ボストン響とカーネギー・ホールでモーツァルトを演奏したほか、モーツァルト・イヤーの2006年にはザルツブルク音楽祭でモーツァルトのピアノ・ソナタを演奏。
  演奏活動のほか、ユトレヒト音楽院で教えてもいます。オランダ在住。
  CDは、Brilliant Classics、Piano Classics、Globe、Regis、Arsisなどから発売。

 CD5 バッハ:イタリア協奏曲、トッカータ、ラモー:組曲

CD5 69'42
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ [1685-1750]

イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971 13'18
1. [テンポ指定なし]4'10
2. アンダンテ 5'12
3. プレスト 3'56

ユアン・シェン(盛原)(ピアノ)
録音:2014年2月17日、北京コンサート・ホール


ヨハン・ゼバスティアン・バッハ


ユアン・シェン

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ [1685-1750]

4. ◆ トッカータ ホ短調 BWV914 7'12
5. ◆ トッカータ 嬰ヘ短調 BWV910 11'10
6. ◆ トッカータ ト長調 BWV916 8'59
7. ◆ トッカータ ハ短調 BWV911 10'52

アレッサンドロ・デリアヴァン(ピアノ)
録音:2015年8月13〜14日、イタリア、バッサーノ・デル・グラッパ、「エリック・ジェームス 」音響室


ヨハン・ゼバスティアン・バッハ


アレッサンドロ・デリアヴァン
1987年、イタリア中部アドリア海沿岸のジュリアノーヴァに誕生。2歳になる前にピアノを習い始め、3歳でコンサート・デビュー。4歳からはペスカーラのヴァレンティーナ・キオラらに師事。11歳から16歳までミラノのジュゼッペ・ヴェルディ国立音楽院、16歳から18歳までフェルモのペルゴレージ音楽院で学び、20歳のときにブラーガ音楽大学大学院で学位を取得。早くからソロと室内楽の両方で演奏活動を開始しているほか、ジョルダーノ音楽院でピアノ科教授を務めるなど教育にも取り組んでいます。
  CDは、Brilliant Classics、Piano Classics、Ars Produktion、AERAS、TACTUS、Suonareなどから発売。

ジャン=フィリップ・ラモー [1683-1764]

組曲(第2番) ホ短調 (1724) 18'02
8. アルマンド 3'49
9. クーラント 1'16
10. ロンドー形式の第1ジーグ 1'45
11. ロンドー形式の第2ジーグ 1'47
12. 鳥のさえずり 2'32
13. 第1リゴドン 0'26
14. 第2リゴドン 0'31
15. ドゥーブル(第2リゴドンの変奏) 0'32
16. ロンドー形式のミュゼット 1'36
17. タンブーラン 1'06
18. 村娘 2'42

デニス・プロシャエフ(ピアノ)
録音:2005年12月9日、マインツ、フランクフルター・ホーフ、SWR(ライヴ/拍手あり)

ジャン=フィリップ・ラモー
1724年に作曲された「クラヴサン曲集第2巻」は組曲第2番と第3番で構成されており、ここでは第2番を収録。バロック離れした大胆な手法が盛り込まれた曲集で、標題付き作品の面白さも格別です。これまで数多く演奏・録音されてきた人気曲集で、プロシャエフが2005年10月にセッション録音したデビュー盤もこの組曲第2番を含むものでした。
  ここに収録されたのはその約2ヶ月後におこなわれたライヴ録音で、バーデン=バーデンのハンス・ロスバウト・スタジオで録音されたSONY盤に較べると、マインツでのライヴ録音は少し音価が短めで実演らしい起伏があります。



デニス・プロシャエフ
1978年、ソ連ベラルーシのブレストに生まれたドイツ在住のウクライナ人ピアニスト、指揮者。9歳からピアノのレッスンを始め、ソ連崩壊直後の1992年にキエフの音楽高校で学んだ後、ドイツのハノーファー音楽大学でヴラジーミル・クライネフにピアノ、大植英次とマルティン・ブラウスに指揮を師事。
  2002年、難関のミュンヘンのARD国際音楽コンクールで第1位と観客賞を獲得したほか、クララ・ハスキル国際ピアノコンクールやヨーロッパ・ピアノ・コンクールなど数多くの国際コンクールで入賞。
  以後、ソロと室内楽の両方でヨーロッパ各国やアメリカ、日本などで活動。2006年にラモーの組曲集でSONY ClassicalからCDデビューし、2008年からワイマールのフランツ・リスト音楽院でピアノを教えているほか、2010年にはウクライナのリヴィウ・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者に任命。
  CDは、Piano Classics、SONY Classical、Brilliant Classicsなどから発売。

 CD6・CD7 ヘンデル:組曲集

CD6 56'01
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル [1685-1759]

クラヴサン組曲第2集(1710)
組曲(第1番) 変ロ長調 HWV434 (ロンドン、1710/17年頃) 12'33
1. I. プレリュード 2'18
2. II. ソナタ 2'10
3. III. アリア・コン・ヴァリアツィオーネ 4'16
4. IV. メヌエット 3'49

5. ◆ シャコンヌ(組曲第2番/21の変奏曲) ト長調 HWV435 (ロンドン、1705/17年頃) 11'16

組曲(第3番) ニ短調 HWV436 (ロンドン、1721〜26年頃) 15'02
6. I. アルマンド 3'33
7. II. アレグロ 1'32
8. III. エール 3'01
9. IV. ジーグ 1'53
10. V. メヌエット 5'03

組曲(第4番) ニ短調 HWV437 (ハンブルク、1703/06年頃) 08'20
11. I. アルマンド 2'25
12. II. クーラント 1'24
13. III. サラバンド・コン・ヴァリアツィオーネ 3'38
14. IV. ジーグ 0'53

組曲(第5番) ホ短調 HWV438 (ロンドン、1710/17年頃) 08'39
15. I. アルマンド 2'53
16. II. サラバンド 3'59
17. III. ジーグ 1'47

CD7 56'01
組曲(第6番) ト短調 HWV439 (ハンブルク、1703/06年頃) 14'33
1. I. アルマンド 6'23
2. II. クーラント 3'29
3. III. ジーグ 4'41

組曲(第7番) 変ロ長調 HWV440 (ハンブルク、1703/06年頃) 08'17
4. I. アルマンド 2'21
5. II. クーラント 1'30
6. III. サラバンド 2'56
7. IV. ジーグ 1'30

組曲(第8番) ト長調 HWV441 (ハンブルク、1703/06年頃) 19'57
8. I. アルマンド 2'05
9. II. アレグロ 3'50
10. III. クーラント 3'10
11. IV. アリア 1'40
12. V. メヌエット 3'38
13. VI. ガヴォット 2'49
14. VII. ジーグ 2'45

シャコンヌ(組曲第9番/62の変奏曲) ト長調 HWV442 (前奏曲:ロンドン、1717年頃、シャコンヌ:ハンブルク、1703/06年頃) 15'33
ハンブルク、1703/06 年頃)
15. I. プレリュード 1'13
16. II. チャッコーナ・コン・ヴァリアツィオーニ 14'20

シピオーネ・サンジョヴァンニ(ピアノ)
録音:2019年2月2〜4日、イタリア、ベルナレッジョ、バルトーク・スタジオ


ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
ヘンデルは1712年以降はイギリスで暮らし、1727年には帰化して名前のスペルも変えてジョージ・フリデリック・ヘンデルと改めています。
  この組曲集は1733年に「クラヴサン組曲集」の第2集としてロンドンで出版されたものですが、作曲年代は1703年から1726年の間と考えられているので、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルと表記しておきます。
  クラヴサン組曲第2集は、シャコンヌ HWV442がゴルトベルク変奏曲の元ネタになっているほか、組曲第1番 HWV434がブラームスの変奏曲とフーガの題材となり、組曲第4番 HWV437のサラバンドが映画「バリー・リンドン」のテーマ曲として使われていることでも有名。

シピオーネ・サンジョヴァンニ
1987年、イタリア南部のレッチェに誕生。5歳からピアノを習い始め、18歳でレッチェのティート・スキーパ音楽院ピアノ科を首席で卒業。さらにタウリサーノのメンデルスゾーン・ピアノ・アカデミーで学んだのち、アルド・チッコリーニ、セルジオ・ペルティカローリらのマスタークラスも受講。室内楽をフランチェスコ・リベッタに学んでもいます。  ザグレブのスヴェティスラフ・スタンチッチ国際ピアノコンクールと、モンツァのリナ・サラ・ガロ・コンクールで優勝。カミーロ・トーニ・コンクールでは第2位など多くのコンクールに入賞。
  ソロと室内楽の両方で活動し、ヨーロッパ各地で演奏するほか、レッチェのティート・スキーパ音楽院でピアノを教えてもいます。
  CDは、Piano Classics、Brilliant Classics、Urania、Suonareなどから発売。

 CD8 ジュスティーニ:ソナタ集

CD8 50'18
ロドヴィコ・ジュスティーニ [1685-1743]
チェンバロ・ディ・ピアノ・エ・フォルテ(通称:マルテレッティ)のための12のソナタ集 Op.1より
ソナタ第1番 ト短調 Op.1-1
1. I. バレエ:スピリトーゾ、マ・ノン・プレスト 3'23
2. II. コッレンテ:アレグロ 1'59
3. III. サラバンド:グラーヴェ 2'48
4. IV. ジーグ:プレスト 1'32
5. V. メヌエット アフェットゥオーゾ 0'58

ソナタ第2番 ハ短調 Op.1-2
6. I. グラーヴェ 4'13
7. II. クーラント:アレグロ 1'50
8. III. ジーグ:グラーヴェ 5'30
9. IV. ジーグ:プレスト 2'04
10. V. メヌエット 1'36

ソナタ第3番 ヘ長調 Op.1-3
11. I. シチリアーナ:アフェットゥオーゾ 4'48
12. II. カンツォーネ 2'18
13. III. アンダンテ、マ・ノン・プレスト 2'51
14. IV. ジーグ:プレスト 2'06

ソナタ第4番 ホ短調 Op.1-4
15. I. プレリュード:ラルゴ 5'48
16. II. プレスト 2'37
17. III. サラバンド:ラルゴ 1'44
18. IV. ジーグ:アレグロ 2'10

パオロ・ゼンティリン(ピアノ)
録音:2018年4月13〜15日、イタリア、プラート、ムジカフェリックス=ストゥーディオ・ベネッツリ・モゼル


ロドヴィコ・ジュスティーニ
バッハ、ヘンデル、スカルラッティと同じ1685年、トスカーナ大公国フィレンツェ領ピストイアの教会音楽家一族の家庭に誕生。ジュスティーニも主に教会オルガニスト兼作曲家兼チェンバロ奏者として活動しますが、新しいものにも積極的で、1732年に出版されたフォルテピアノのための12のソナタは史上初のピアノ作品集としても有名で、ここではその第1番から第4番までを収録。楽器の通称として使われた「マルテレッティ」はピアノの小さなハンマーも意味するイタリア語。
  この曲集は、当時フォルテピアノが使われていた数少ない場所のひとつであるポルトガルのアントニオ・デ・ブラガンサ(国王ジョアン5世の弟)[1695-1757]邸での演奏を前提に献呈されたもので、アントニオはスカルラッティから演奏の指導を受けた人物でもあります。
  なお、ジュスティーニの肖像画としては上の画像の絵が知られていますが、1928年にロンドンの国立肖像画美術館が、有名なトーマス・ゲインズバラ[1722-1788]の作品を大量購入した際にこの絵も含まれており、描かれている人物がイギリスのオルガン奏者兼作曲家、ジョセフ・ギブス[1698-1788]であることがわかっています。背景の書物の背に「Corelli(コレッリ)」、「Gem(ジェミニアーニ?)」と書かれていることから対象がイタリアの音楽家と勘違いされてきたようですが、コレッリの作品はイギリスで人気がありましたし、ジェミニアーニはイギリスで活躍していたので背景に名前があっても不思議ではありません。


パオロ・ゼンティリン
1987年、イタリア北東部のウーディネに誕生。トリエステのジュゼッペ・タルティーニ音楽院でピアノと作曲を学んでディプロマを取得し2010年に卒業。同地ではトリエステ大学で哲学も学んでいます。その後、パドヴァのピアノアカデミーでさらに研鑽を積んだのち、プラートのムジカフェリックスアカデミーでも学んでおり、さらに、ヒューイット、ファン・オールト、ペルティカローリ、プロッセーダ、バーラミ、ボルドーニらのマスタークラスも受講。
  その間、2003年9月にトルメッツォのアマデウス国際ピアノコンクールで優勝し、2004年5月にはセストリ・レヴァンテの「J.S.バッハ」全国ピアノコンクールで優勝、2004年12月にカミッロ・トーニ国際コンクール第2位、2005年11月にゴリツィア国際コンクール第3位、2008年7月にパドヴァ国際コンクール第2位、2009年4月にピオヴェ・ディ・サッコ国際コンクール第2位など各種コンクールに入賞。
  ソロと室内楽の両方で活動し、イタリア各地のほか、オーストリアやマケドニアでも演奏。
  CDは、Brilliant Classicsなどから発売。

 CD9 スカルラッティ:ソナタ集(1)

CD9 77'40
ドメニコ・スカルラッティ [1685-1757]

1. ◆ ソナタ ニ短調 K.1 2'31
2. ◆ ソナタ ニ短調 K.32 2'27
3. ◆ ソナタ ニ短調 K.33 3'42
4. ◆ ソナタ ロ短調 K.87 6'30
5. ◆ ソナタ ニ長調 K.29 4'56
6. ◆ ソナタ ロ短調 K.27 3'48
7. ◆ ソナタ ト短調 K.427 2'10
8. ◆ ソナタ ハ長調 K.132 8'36
9. ◆ ソナタ ホ短調 K.98 3'19
10. ◆ ソナタ ホ短調 K.135 5'03
11. ◆ ソナタ ホ短調 K.162 5'25
12. ◆ ソナタ イ長調 K.208 5'58
13. ◆ ソナタ イ長調 K.39 2'42
14. ◆ ソナタ イ長調 K.322 4'10
15. ◆ ソナタ ト長調 K.455 3'22
16. ◆ ソナタ ハ長調 K.95 3'24
17. ◆ ソナタ ヘ短調 K.466 9'28

ヴォルフラム・シュミット=レオナルディ(ピアノ)
録音 2021年3月3-4日、ドイツ、ザールルイ、フェラインスハウス・ファウテルン


ドメニコ・スカルラッティ
1685年、ナポリに誕生。当時のナポリはスペイン領で、ナポリ総督管轄区として植民地支配されて約2世紀が経過していた時代。15歳でナポリの教会オルガニスト兼作曲家の職を得たスカルラッティが20歳でヴェネツィア共和国に移り、24歳でローマ教皇領に移ったのは政情不安の影響でもあります。
  ローマではポーランド王国の亡命女王マリア・カジミエラ[1641-1716]の宮廷で音楽監督として働き、彼女の私設劇場のために多くのオペラも作曲。7年後の1714年、亡命女王がフランスに移ると、スカルラッティはローマのサン・ピエトロ大聖堂の音楽監督として聖歌隊を率います。
  5年後の1719年にはポルトガル国王ジョアン5世[1689-1750]の要請でリスボンに移住。南米植民地資源のおかげで経済発展していたポルトガル宮廷の音楽監督に任命され、宮廷楽団と礼拝堂の合唱団の指揮を任されたほか、王女バルバラ・デ・ブラガンサ[1711-1758]や、王の弟アントニオ・デ・ブラガンサ[1695-1757]など王族への音楽教育も担当することになります。
  10年後の1729年、王女がスペインの王位継承者フェルナンドと結婚したため、44歳のスカルラッティもマドリードに移住。以後、1757年に71歳でなくなるまでの30年近くをスペイン拠点で過ごしています。
  スカルラッティのソナタには、イタリア風の美しい旋律と舞曲や対位法の要素に加え、ギターのかき鳴らしやカスタネット、軍用ラッパ、民謡、そして現地作曲家の音楽などスペインやポルトガルの音素材も反映されているのが特徴。
  シュミット=レオナルディが選んだ17曲のソナタでは、そうした特質を感じ取ることができますが、現代のグランド・ピアノの性能をフルに生かした幅広いダイナミクスと名技、音色のコントロールは見事で、K.208のような遅い曲での思索的な雰囲気も実にピアニスティックです。


ヴォルフラム・シュミット=レオナルディ
1967年、ザールブリュッケン近郊のザールルイに誕生。1987年、ザールブリュッケン・ヴァルター・ギーゼキング・コンクール第2位および特別賞受賞、1988年、カルロ・ソリーヴァ国際ピアノコンクール優勝、1991年、トリノ・ヨーロッパ音楽コンクール第3位、1993年、セルゲイ・ラフマニノフ国際ピアニスト・コンクール第2位、1998年、ピエトラ・リグレ国際ピアノコンクール優勝。ソロと室内楽で国際的に活動するほか、2007年からパリ・エコールノルマル音楽院で教え、2010年から2017年まではミュンヘン音楽・演劇大学、2018年からブレーシャ国際ピアノアカデミーなどで教えてもいます。
  CDは、Brilliant Classics、Piano Classics、ebsなどから発売。

 CD10 スカルラッティ:ソナタ集(2)

CD10 75'08
ドメニコ・スカルラッティ [1685-1757]

1. ◆ ソナタ イ長調 K.24 4'46
2. ◆ ソナタ イ短調 K.532 3'13
3. ◆ ソナタ 変ロ短調 K.266 5'08
4. ◆ ソナタ 変ロ短調 K.131 3'38
5. ◆ ソナタ ロ短調 K.262 4'47
6. ◆ ソナタ ロ短調 K.173 4'16
7. ◆ ソナタ ハ長調 K.421 3'38
8. ◆ ソナタ ハ短調 K.126 7'04
9. ◆ ソナタ ニ短調 K.33 3'47
10. ◆ ソナタ ニ短調 K.138 3'20
11. ◆ ソナタ ホ短調 K.20 3'08
12. ◆ ソナタ ホ短調 K.232 5'23
13. ◆ ソナタ ヘ長調 K.17 4'00
14. ◆ ソナタ ヘ短調 K.184 4'30
15. ◆ ソナタ 嬰ヘ長調 K.319 3'53
16. ◆ ソナタ 嬰ヘ短調 K.67 1'29
17. ◆ ソナタ ト短調 K.425 2'57
18. ◆ ソナタ ト短調 K.546 6'01

アンドレア・モルテーニ(ピアノ)
録音:2021年5月14-15日、イタリア、クローベンスタイン、リッテン、レノン、ペピーター・マイール・ザール


ドメニコ・スカルラッティ
スカルラッティが膨大なソナタを作曲した時期ははっきりしていませんが、スカルラッティ的なレパートリーとして人気があるものは多くがスペイン時代に書かれたと推測されています。
  スペイン時代のスカルラッティの立場は、バルバラ・デ・ブラガンサの音楽教師というもので、待遇も自由時間も恵まれており、43歳で結婚した最初の妻カタリナとのあいだにスペインで5人の子が生まれ、カタリナとの死別後のアナスタシアとの再婚からは4人の子が生まれてもいます。1738年、53歳のときにはジョアン5世よりサンティアゴ騎士団の騎士に叙せられ、のちにはバルバラ・デ・ブラガンサ王妃が遺言で巨額の金銭と記念の指輪をスカルラッティに遺贈すると記すなど、王室からの信頼は絶大でした(スカルラッティは王妃の亡くなる1年前に世を去っていたので受け取れませんでしたが遺族は厚遇となりました)。
  そうした特別な環境の中で生み出されたソナタの数々には、自由で多彩な楽想が投入され、結果的に類を見ない作品群が形成されることになります。


アンドレア・モルテーニ
モルテーニは、2021年にペトラッシとダッラピッコラのピアノ曲全集でCDデビューしたピアニスト。20世紀の曲でほとんど知られていないため、その実力はよくわかりませんでしたが、翌年のスカルラッティ・アルバムでは冒頭のK.24から驚きの演奏を聴かせていました。K.24といえば若き日のプレトニョフによる鮮烈な演奏が有名ですが、モルテーニの演奏はさらに音がよく粒だち、高速演奏の中で作品情報を漏れなく表出するさまが驚異的ですらあります。
  また、K.33についてはCD9にも含まれているので比較すると、シュミット=レオナルディの方にもピアニスティック演奏とだぶっているので

  アンドレア・モルテーニは、1998年、北イタリアのコーモに誕生。6歳からピアノを弾き始め、コーモのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院を優秀な成績で卒業した後、ミラノでヴィンチェンツォ・バルツァーニに師事。その後、ウィリアム・グラント・ナボレの指導のもと、2020年にルガーノのスイス・イタリア音楽院での高度な演奏研究により修士号を取得。
  モルテーニの活動範囲は、ヨーロッパ各地のほか、イギリス、アメリカ、ロシア、中国、シンガポールなど国際的。
  CDは、Piano Classics、Piano Island Recordsなどから発売。


 CD11 ガルッピ:ピアノ・ソナタ集

CD11 67'45
バルダッサーレ・ガルッピ [1706-1785]

ピアノ・ソナタ第2番 ハ短調 09'34
1. ラルゲット 2'22
2. アレグロ 4'02
3. アレグロ・アッサイ 3'10

ピアノ・ソナタ第3番 イ長調 07'49
4. アンダンテ 3'00
5. アレグロ 3'27
6. アレグロ 1'22

ピアノ・ソナタ第6番 変ホ長調 09'19
7. スピリトーゾ 3'33
8. アレグロ 3'19
9. メヌエット 2'27

ピアノ・ソナタ第7番 ト短調 09:55
10. ラルゴ 4'02
11. プレスト 1'53
12. アレグレット 4'00

ピアノ・ソナタ第9番 ホ長調 12'19
13. アンダンテ 6'04
14. アレグロ 3'45
15. グラツィオーゾ 2'30

ピアノ・ソナタ第10番 ヘ長調 18'39
16. アンダンティーノ 11'42
17. アレグロ 4'02
18. ジーグ. プレスト 2'55

フェルナンダ・ダミアーノ(ピアノ)
録音 2020年6月26〜28日、イタリア、ベルナレッジョ、バルトーク・スタジオ

バルダッサーレ・ガルッピ
1706年、にヴェネツィア共和国のブラーノに誕生。1785年に78歳で亡くなるまで、ヴェネツィア共和国を拠点としたガルッピの主な職場は以下の3か所。すべてヴェネツィアです。
●メンディカンティ慈善院:1740〜1751(約11年間)
●サン・マルコ大聖堂:1748〜1785(約37年間)
●インクラビリ慈善院:1762〜1776(約14年間)

海外での長期滞在は以下の3回(短期滞在は多数)。
●フィレンツェ(トスカーナ大公国)/劇場のチェンバロ奏者:1726〜1728(約2年間)
●ロンドン(グレートブリテン王国)/キングス劇場のイタリア・オペラ監督等:1741〜1743(約2年間)
●サンクトペテルブルク(ロシア帝国)/宮廷作曲家兼指揮者:1765〜1768(約3年間)

ガルッピは100曲以上のオペラを作曲し、ゴルドーニやメタスタージオとも数多く仕事をしていた劇場人なので、主な職場が宗教音楽の演奏や作曲をおこなう環境だったのは意外ですが、自由時間が多く長期休暇が取りやすかったことも関係していそうです。
  鍵盤楽器奏者としての腕前も確かだったようで、ロンドン長期滞在の際にはリサイタルが好評を博していますし、1750年代には6曲のソナタ集 Op.1とOp.2の2巻が出版。1782年には「チェンバロの気晴らし」という副題のついた6曲のソナタのコレクションを作曲し、ピョートル1世がヴェネツィアを訪問した際に献呈してもいます。
  ガルッピは楽想豊富な作曲家だったため、鍵盤楽器作品については上記3つの曲集のほかにも未出版作品が数多く遺されており、1920年にはそれらの中から3楽章形式のソナタを集めた12曲のソナタ集が出版されています。
  このアルバムでは、それら12曲の中から6曲を選んで演奏しています。


フェルナンダ・ダミアーノ
1995年、南イタリアのターラントに誕生。17歳でバーリのピッチンニ音楽院を優秀な成績で卒業し、パヴィアのヴィッタディーニ高等音楽研究所で学位を取得。内外の多くのコンクールで優秀な成績を収め、2017年からは母校のヴィッタディーニ高等音楽研究所で教えながら、演奏活動もおこなっています。


 CD12 エスポナ:ピアノ・ソナタ集

CD12 68'44
マヌエル・エスポナ [1714-1779]

1. ◆ ソナタ第1番 ニ短調 4'40
2. ◆ ソナタ 第2番 ニ短調 2'27
3. ◆ ソナタ 第17番 イ短調 3'36
4. ◆ ソナタ 第3番 変ロ短調 5'42
5. ◆ ソナタ 第4番 変ロ長調 5'05
6. ◆ ソナタ 第5番 ト短調 4'57
7. ◆ ソナタ 第6番 ト短調 3'51
8. ◆ ソナタ 第16番 ト短調 5'44
9. ◆ ソナタ 第11番 変ホ長調 5'58
10. ◆ ソナタ第12番 変ホ長調 4'17
11. ◆ ソナタ 第7番 ハ短調 6'02
12. ◆ ソナタ 第13番 ト短調 5'27
13. ◆ ソナタ第24番 ト短調 5'21
14. ◆ ソナタ 第9番 ホ長調 5'04

メラニ・メストレ(ピアノ)
録音:2013年9月21日、バルセロナ、サンタ・コロマ・デ・グラメネト、オーディトリ・カン・ロイグ・イ・トーレス

マヌエル・エスポナ
1714年、カタルーニャ君主国のトレリョに誕生。1724年、10歳のときにバルセロナ近郊のモンセラートにあるサンタ・マリア修道院の聖歌隊に所属。モンセラートにはサンタ・セシーリア修道院もありますが、通常はモンセラート修道院といえばサンタ・マリアの方を指します。
  「モンセラートの朱い本」でも有名なモンセラート修道院では、グレゴリオ聖歌から同時代の世俗音楽まで教えており、エスポナは作曲やチェンバロ演奏をヴィセンス・プレシアク神父に師事。
  1733年、エスポナは19歳で叙階されてベネディクト会の修道士となりますが、モンセラート修道院の音楽の指導者、指揮者、作曲家、演奏家としても長く活動し、1779年1月9日にモンセラート修道院で死去。弟子には有名なアントニオ・ソレル[1729-1783]などがいます。
  エスポナの鍵盤楽器のための単1楽章ソナタの楽譜は27曲現存しており、このアルバムではそれらの中から14作品を選曲。
  エスポナが使用していた楽器はチェンバロでしたが、作品の表現方法は現代のピアノによく合い、ダイナミクス、アーティキュレーション、装飾音のすべてを、さらに鮮明に聴くことができると演奏者のメラニ・メストレは語ります。


メラニ・メストレ
1976年、バルセロナに誕生。バルセロナ高等音楽院で学んだのち、ロンドンでロシアの教育者スラミタ・アロノフスキー(ピアノ)とサー・コリン・デイヴィス(オーケストラ指揮)に師事。アラウ国際ピアノコンクール(アメリカ)で優勝するなど各地のコンクールに入賞。ソロと室内楽のほか、指揮者、教育者としても活動。   CDは、Brilliant Classics、Hyperion、Columna Musica、La Mà De Guidoなどから発売。
 Track list

Baroque Piano Collection

CD1
Jan Pieterszoon Sweelinck 1562-1621
Keyboard Works

1. Toccata Noni Toni SwWV297 4'49
2. Echo Fantasia (à 4: Écho) SwWV261 3'03
3. Toccata SwWV283 3'28
4. Variations on “More Palatino" SwWV318 3'33
5. Toccata Secondi Toni SwWV292 2'34
6. Variations on “Mein junges Leben hat ein End" SwWV324 5‘25
7. Toccata à 4 SwWV298 1'44
8. Variations on “Onder een linde groen" SwWV325 4'53
9. Toccata 9 Toni SwWV296 4'04
10. Variations on “Soll es sein" SwWV330 7'26
11. Toccata Primi Toni SwWV286 3'21
12. Variations on “Ballo del granduca" SwWV319 4'27
13. Toccata SwWV285 2'58
14. Echo Fantasia SwWV253 7'33

Andrea Vivanet piano


Total time: 59'45
Recording: 10-27 July 2023, Recording studio C-Arts Classical Arts Waldegg & Hajek, Wien, Austria


CD2
Johann Sebastian Bach 1685-1750
Partitas Nos. 1, 2 & 4

Partita No.1 in B flat BWV825
1. Praeludium 1'46
2. Allemande 3'51
3. Corrente 2'57
4. Sarabande 5'35
5. Menuet I&II 3'09
6. Giga 2'02

Partita No.2 in C minor BWV826
7. Sinfonia 4'16
8. Allemande 4'37
9. Courante 2'21
10. Sarabande 3'59
11. Rondeaux 1'25
12. Capriccio 3'34

Partita No.4 in D BWV828
13. Ouverture 6'17
14. Allemande 9'06
15. Courante 3'40
16. Sarabande 6'08
17. Aria 2'13
18. Menuet 1'26
19. Gigue 3'35

Yuan Sheng piano


Total time: 72'16
Recording: 2 June 2015, Beijing Concert Hall, China


CD3
Johann Sebastian Bach 1685-1750
Partitas Nos. 3, 5 & 6

Partita No.3 in A minor BWV827
1. Fantasia 2'08
2. Allemande 2'46
3. Corrente 3'25
4. Sarabande 4'38
5. Burlesca 2'17
6. Scherzo 1'10
7. Gigue 3'15

Partita No.5 in G BWV829
8. Praeambulum 2'38
9. Allemande 4'20
10. Corrente 1'50
11. Sarabande 5'08
12. Tempo di Menuetta 1'55
13. Passepied 1'44
14. Gigue 3'48

Partita No.6 in E minor BWV830
15. Toccata 6'56
16. Allemanda 3'06
17. Corrente 4'49
18. Sarabande 6'54
19. Air 1'29
20. Tempo di Gavotta 2'11
21. Gigue 6'06

Yuan Sheng piano


Total time: 72'52
Recording: 9 November 2015, Beijing Concert Hall, China


CD4
Johann Sebastian Bach 1685-1750
Goldberg Variations BWV988
1. Aria 4'29
2. Variatio 1 1'44
3. Variatio 2 1'18
4. Variatio 3 Canone all Unisuono 1'59
5. Variatio 4 1'04
6. Variatio 5 1'29
7. Variatio 6 Canone alla Seconda 1'13
8. Variatio 7 Al tempo di Giga 1'43
9. Variatio 8 1'49
10. Variatio 9 Canone alla Terza 1'31
11. Variatio 10 Fugetta 1'35
12. Variatio 11 2'06
13. Variatio 12 Canone alla Quarta 2'23
14. Variatio 13 5'19
15. Variatio 14 2'06
16. Variatio 15 Canone alla Quinta Andante 4'09
17. Variatio 16 Ouverture 2'47
18. Variatio 17 2'00
19. Variatio 18 Canone alla Sexta 1'30
20. Variatio 19 1'45
21. Variatio 20 1'54
22. Variatio 21 Canone alla Settima 2'42
23. Variatio 22 Allabreve 1'26
24. Variatio 23 2'04
25. Variatio 24 Canone all'Ottava 2'45
26. Variatio 25 Adagio 7'59
27. Variatio 26 2'02
28. Variatio 27 Canone alla Nona 1'50
29. Variatio 28 2'19
30. Variatio 29 2'04
31. Variatio 30 Quodlibet 2'02
32. Aria da Capo 4'15

Klára Würtz piano


Total time: 77'27
Recording: 28-29 May 2020, Westvest Church, Schiedam, The Netherlands


CD5
Johann Sebastian Bach
Italian Concerto · Toccatas
Jean-Philippe Rameau
Suite in E minor


Johann Sebastian Bach 1685-1750

Concerto in F in Italian Style BWV971
1. [no tempo indication] 4'10
2. Andante 5'12
3. Presto 3'56

Yuan Sheng piano

4. Toccata in E minor BWV914 7'12
5. Toccata in F sharp minor BWV910 11'10
6. Toccata in G major BWV916 8'59
7. Toccata in C minor BWV911 10'52

Alessandro Deljavan piano


Jean-Philippe Rameau 1683–1764

Suite in E minor
8. Allemande 3'49
9. Courante 1'16
10. Gigue en rondeau I 1'45
11. Gigue en rondeau II 1'47
12. Le Rappel des Oiseaux 2'32
13. Rigaudon I 0'26
14. Rigaudon II 0'31
15. Double 2ème Rigaudon 0'32
16. Musette en rondeau 1'36
17. Tambourin 1'06
18. La Villageoise 2'42

Denys Proshayev piano


Total time: 69'42
Tracks 1-3 Recording: 17 February 2014, Beijing Concert Hall, China
Tracks 4-7 Recording: 13-14 August 2015, saletta Acustica “Eric James" Bassano del Grappa, Italy
Tracks 8-18 Live recording: 9 December 2005, Mainz, Frankfurter Hof, SWR


CD6
George Frideric Handel 1685-1759
9 Suites Part I

Suite in B flat HWV434
1. I. Praeludium 2'18
2. II. Sonata 2'10
3. III. Aria con variazione 4'16
4. IV. Minuetto 3'49

5. Ciaccona in G HWV435 11'16

Suite in D minor HWV436
6. I. Allemande 3'33
7. II. Allegro 1'32
8. III. Air 3'01
9. IV. Gigue 1'53
10. V. Minuetto 5'03

Suite in D minor HWV437
11. I. Allemande 2'25
12. II. Courante 1'24
13. III. Sarabande con variazione 3'38
14. IV. Gigue 0'53

Suite in E minor HWV438
15. I. Allemande 2'53
16. II. Sarabande 3'59
17. III. Gigue 1'47

Scipione Sangiovanni piano


Total time: 56'01
Recording: 2-4 February 2019, Bartok Studio, Bernareggio, Italy


CD7
George Frideric Handel 1685-1759
9 Suites Part II

Suite in G minor HWV439
1. I. Allemande 6'23
2. II. Courante 3'29
3. III. Gigue 4'41

Suite in B flat HWV440
4. I. Allemande 2'21
5. II. Courante 1'30
6. III. Sarabande 2'56
7. IV. Gigue 1'30

Suite in G HWV441
8. I. Allemande 2'05
9. II. Allegro 3'50
10. III. Courante 3'10
11. IV. Aria 1'40
12. V. Minuetto 3'38
13. VI. Gavotto 2'49
14. VII. Gigue 2'45

Ciaccona in G HWV442
15. I. Praeludium 1'13
16. II. Ciaccona con variazioni 14'20

Scipione Sangiovanni piano


Total time: 56'01
Recording: 2-4 February 2019, Bartok Studio, Bernareggio, Italy


CD8

Lodovico Giustini 1685-1743
Sonatas Op.1 Nos. 1-4

Sonata No.1 in G minor
1. I. Balletto: Spiritoso, ma non presto 3'23
2. II. Corrente: Allegro 1'59
3. III. Sarabanda: Grave 2'48
4. IV. Giga: Presto 1'32
5. V. Minuet: Affettuoso 0'58

Sonata No.2 in C minor
6. I. Grave 4'13
7. II. Corrente: Allegro 1'50
8. III. Giga: Grave 5'30
9. IV. Giga: Presto 2'04
10. V. Minuet 1'36

Sonata No.3 in F
11. I. Siciliana: Affettuoso 4'48
12. II. Canzone 2'18
13. III. Andante, ma non presto 2'51
14. IV. Giga: Presto 2'06

Sonata No.4 in E minor
15. I. Preludia: Largo 5'48
16. II. Presto 2'37
17. III. Sarabanda: Largo 1'44
18. IV. Giga: Allegro 2'10

Paolo Zentilin piano


Total time: 50'18
Recording: 13-15 April 2018, Musicafelix – Studio Benelli Mosell, Prato, Italy


CD9
Domenico Scarlatti 1685-1757
Sonatas

1. K1 in D minor – Allegro 2'31
2. K32 in D minor – Aria 2'27
3. K33 in D 3'42
4. K87 in B minor 6'30
5. K29 in D - Presto 4'56
6. K27 in B minor – Allegro 3'48
7. K427 in G – Presto quanto sia possibile 2'10
8. K132 in C – Cantabile 8'36
9. K98 in E minor – Allegrissimo 3'19
10. K135 in E – Allegro 5'03
11. K162 in E – Andante-allegro 5'25
12. K208 in A – Adagio e cantabile 5'58
13. K39 in A – Presto 2'42
14. K322 in A – Allegro 4'10
15. K455 in G – Allegro 3'22
16. K95 in C 3'24
17. K466 in F minor – Andante moderato 9'28

Wolfram Schmitt-Leonardy piano


Total time: 77'40
Recording: 3-4 March 2021, Vereinshaus Fraulautern, Saarlouis, Germany


CD10
Domenico Scarlatti 1685-1757
Sonatas

1. K.24 in A 4'46
2. K.532 in A minor 3'13
3. K.266 in B flat 5'08
4. K.131 in B flat minor 3'38
5. K.262 in B 4'47
6. K.173 in B minor 4'16
7. K.421 in C 3'38
8. K.126 in C minor 7'04
9. K.33 in D 3'47
10. K.138 in D minor 3'20
11. K.20 in E 3'08
12. K.232 in E minor 5'23
13. K.17 in F 4'00
14. K.184 in F minor 4'30
15. K.319 in F sharp 3'53
16. K.67 in F sharp minor 1'29
17. K.425 in G 2'57
18. K.546 in G minor 6'01

Andrea Molteni piano


Total time: 75'08
Recording: 14-15 May 2021, Peter Mayr Saal, Klobenstein (Ritten, Renon), Italy


CD11
Baldassare Galuppi 1706-1785
Piano Sonatas

Piano Sonata No.2 in C minor
1. Larghetto 2'22
2. Allegro (però non troppo) 4'02
3. Allegro Assai 3'10

Piano Sonata No.3 in A
4. Andante 3'00
5. Allegro 3'27
6. Allegro 1'22

Piano Sonata No.6 in E flat
7. Spiritoso 3'33
8. Allegro 3'19
9. Minué 2'27

Piano Sonata No.7 in G minor
10. Largo 4'02
11. Presto (Allegro vivacissimo) 1'53
12. Allegretto 4'00

Piano Sonata No.9 in E
13. Andante 6'04
14. Allegro 3'45
15. Grazioso 2'30

Piano Sonata No.10 in F
16. Andantino 11'42
17. Allegro 4'02
18. Giga. Presto 2'55

Fernanda Damiano piano


Total time: 67'45
Recording: 26-28 June 2020, Bartók Studio, Bernareggio (MB), Italy


CD12
Manuel Espona 1714-1779
Piano Sonatas

Sonatas para Tecla
1. Sonata No.1 in D minor 4'40
2. Sonata No.2 in D minor 2'27
3. Sonata No.17 in A minor 3'36
4. Sonata No.3 in B flat 5'42
5. Sonata No.4 in B flat 5'05
6. Sonata No.5 in G minor 4'57
7. Sonata No.6 in G minor 3'51
8. Sonata No.16 in G minor 5'44
9. Sonata No.11 in E flat 5'58
10. Sonata No.12 in E flat 4'17
11. Sonata No.7 in C minor 6'02
12. Sonata No.13 in G 5'27
13. Sonata No.24 in G 5'21
14. Sonata No.9 in E 5'04

Melani Mestre piano


Total time: 68'44
Recording: 21 September 2013, Auditori Can Roig i Torres – Santa Coloma de Gramanet, Barcelona, Spain

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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