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ISBN 10 : 4334104231
Content Description
地平線の先までずっと続くモンゴルの大草原。そこに生きる“悠々自適”な遊牧民。大自然に囲まれた彼らの暮らしを想像して、一度は憧れたことがある人もいるだろう。しかし、彼らの暮らしは本当に“悠々自適”なものなのだろうか。一度で150kmにも及ぶ遊牧、マイナス40℃を下回る極寒の冬、家畜という懐事情をご近所に曝け出した生活―。本書では、そんな遊牧暮らしのリアルを、長年、彼の地でフィールドワークを続けてきた著者が赤裸々に綴る。ときに草原を馬で駆け、ときに大自然に牙を剥かれ、ときに遊牧民たちにどつかれる日々の中で気づいた、草原世界で生き抜くための「掟」とは―?
目次 : 第1章 遊牧民に出会う(「荒くれ者のモンゴル人」は本当か?/ 自分勝手なモンゴル遊牧民の苦難/ 遊牧民の心模様/ そして草原世界への船出(馬出?))/ 第2章 草原世界を生き抜く知恵(遊牧民のふるまいと流儀/ 遊動と遊牧民の深い関係/ 遊牧暮らしのイロハ/ アルタイ山脈最奥地での試練/ 厳冬期に知る草原暮らしの真髄)/ 第3章 遊牧民にとっての家畜(遊牧民と家畜の持ちつ持たれつ/ 世話の焼ける家畜の管理/ 肉ばかりの食事風景/ 乳まみれの暮らし)/ 第4章 野生動物とヒトの理(イヌとオオカミの傍らで生きる/ 「死」を運ぶネコとユキヒョウの昔語り/ 豊富なモンゴルの馬色を探し求めて/ 野生の知らせを感じ取る)/ 第5章 ゴビ沙漠の暮らしを追う(沙漠の暮らしを求めて/ ゴビのラクダ遊牧民を訪ねる)
【著者紹介】
相馬拓也 : 1977年、東京都生まれ。ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)修士課程修了、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。カッセル大学エコロジー農学部博士課程修了。博士(農学)。カッセル大学エコロジー農学部客員研究員、早稲田大学高等研究所助教、筑波大学人文社会系助教などを経て、京都大学白眉センター特定准教授。専門は人文地理学、生態人類学など。過酷な世界で“いきもの”として生存してきた人類と動物の適応戦略を、中央ユーラシアを舞台に研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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特盛
読了日:2025/01/16
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読了日:2025/04/14
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