キリル・ゲルシュタイン、ツェムリンスキー四重奏団、ベルフィアト五重奏団も参加!
独唱、合唱と室内オーケストラ(器楽アンサンブル)という特殊な編成の3篇!
民俗音楽の影響を受け、自らの創作に取り入れた20世紀を代表する作曲家ヤナーチェク、バルトーク、ストラヴィンスキー。ヤナーチェクとバルトークは民俗学に傾倒し、村々で民謡を収集。またストラヴィンスキーは民俗儀式に魅了されました。
ロシアの婚礼風俗を扱ったストラヴィンスキーの『結婚』。1914〜17年に作曲後、楽器編成を大幅に修正し、1923年にディアギレフ率いるバレエ・リュスがブロニスラヴァ・ニジンスカの振付でパリで世界初演したのが当録音の最終稿です。管弦楽の代わりに4台のピアノを用い打楽器的な効果を発揮。当演奏ではキリル・ゲルシュタインが第1ピアノを担当しております!
ヤナーチェクは71歳のときに歌劇『マクロプロス事件』を完成させた直後、童謡の作曲も構想しました。民謡を基にした『わらべ歌』(序奏と18曲とエピローグ)は1924年に作曲、最晩年の1927年に改訂。この改訂版では独唱と10の木管楽器、コントラバス、太鼓、ピアノという特殊な編成となっております。
バルトークの女声と室内オーケストラのための『3つの村の情景』は、現在のスロヴァキア中央部のズヴォレンで収集した民謡を基にした編曲した作品で、独奏曲『村の情景』の第3、4、5曲より改編しております。
ルカーシュ・ヴァシレク率いるプラハ・フィルハーモニー合唱団の精鋭メンバーとともにお届けする注目の1枚の登場です!(輸入元情報)
【収録情報】
1. ストラヴィンスキー:バレエ音楽『結婚』(1917 rev.1923)〜独唱、混声合唱、打楽器、4台のピアノのための
プラハ・フィルハーモニー合唱団のメンバー
カテジナ・クニェジーコヴァー(ソプラノ)、ヤナ・フロホヴァー(メゾ・ソプラノ)
ボリス・ステパノフ(テノール)、イジー・ブルックレル(バリトン
ルカーシュ・フィネク=クレメル(バス)
キリル・ゲルシュタイン(第1ピアノ)、ゾルターン・フェイェールヴァーリ(第2ピアノ)
カティア・スカナヴィ(第3ピアノ)、アレクサンドラ・スティフキナ(第4ピアノ)
アマディンダ・パーカッション・グループ
ゾルターン・ラーズ、ゾルターン・ヴァージ、アウレール・ホッロー、カーロリー・ボイトス
ダコダ・トリオ
ダヴィド・ブルツィク、コルネール・ヘンツ、ダーニエル・ラーポスィ
2. ヤナーチェク:わらべ歌 JW V/17(1927)〜独唱、混声合唱、器楽アンサンブルのための
プラハ・フィルハーモニー合唱団のメンバー
ブロニスラフ・パロウスキ(テノール)、ルティン・スラヴィーク(テノール)
バルボラ・ハアソヴァー(第1フルート)、ペトゥラ・ホデァンコヴァー(第2フルート)
ダヴィド・シメチェク(第1クラリネット)、イジー・ヤヴーレク(第2クラリネット)
オンドゥジェイ・シンデラージュ(第1ファゴット)、オンドゥジェイ・スヴィタヴスキー(第2ファゴット)
ペトゥラ・リエス(コントラバス)、ラデク・ドレジャル(太鼓)、マトウシュ・ズカル(ピアノ)
3. バルトーク:3つの村の情景 BB87b(1926)〜女声と室内オーケストラのための
プラハ・フィルハーモニー合唱団のメンバー
ヤナ・フロホヴァー(メゾ・ソプラノ)、マリアナ・アムブロジョヴァー(ソプラノ)
ツェムリンスキー四重奏団
フランティシェク・ソウチェク(第1ヴァイオリン)、ペトゥル・ストゥジージェク(第2ヴァイオリン)
ペトゥル・ホルマン(ヴィオラ)、ヤン・ゼメン(チェロ)
イジー・フデツ(コントラバス)
ベルフィアト五重奏団
イジー・ヤヴーレク(クラリネット)、オト・レイプリハ(フルート)
ヤン・ソウチェク(オーボエ)、ヤン・フデチェク(ファゴット)
カテジナ・ヤヴールコヴァー(ホルン)
ヤン・パジーク(クラリネット、サクソフォン)
イヴァナ・ドフナロヴァー・シュヴェストゥコヴァー(ハープ)
ワルター・ホフバウエル(トランペット)
ルカーシュ・モテュカ(トロンボーン)
マトウシュ・ズカル(ピアノ)
ラディスラフ・ビラン(打楽器)
プラハ・フィルハーモニー合唱団
ルカーシュ・ヴァシレク(指揮)
録音時期:2021年12月23,26,27日(1)、2022年9月4-6日(2)、10月28,29日(3)
録音場所:プラハ、VZLET文化センター
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
レコーディング・ディレクター:ミラン・プクリツキー
バランス・エンジニア、マスタリング:ヤクブ・ハドゥラバ
レコーディング・エンジニア:ヤナ・イェリーンコヴァー、ユライ・ミシェイカ、パヴェル・デイメク
エディティング:ルカーシュ・ヴァシレク、ヤクブ・ハドゥラバ
ピアノ調律:ゲルハルドゥ・フェルドゥマン
プロダクション:マルティナ・ヴィールコヴァー
エグゼクティヴ・プロデューサー:マトウシュ・ヴルチンスキー