
ユトレヒトのドーム教会のオルガンで聴くロ短調ソナタほか
フランツ・リスト:ピアノ作品オルガン編曲集
ディーデリク・ブランケステイン(オルガン)
リストは若い頃からオルガン演奏にも精力的に取り組んでおり、オリジナルのオルガン曲だけでなく、自作や当時の人気曲の編曲も大量におこなって教会でも多くの人にアピールしていました。
このアルバムはリストのピアノ曲をオルガン編曲したもので、ロ短調ソナタをメインに、マリアの婚礼に想を得た「結婚」、道ならぬ恋への理解を示したワイマール大公妃への感謝の印として大公妃の旋律を用いた「慰め」、そして、ワーグナーの死の予感の中で書き上げた「悲しみのゴンドラ」の計4曲を収録。
使用されたオルガンはリストの弟子が弾いたことがあり、リストもその音を聴いていた可能性があるユトレヒトにあるドーム教会のベーツ・オルガンで、ピッチはリスト時代に提唱された「a1=435Hz」が適用されています。
演奏のディーデリク・ブランケステインは、オルガンと神学を修め、ユトレヒトのルーテル教会でカントル兼オルガニストを務める人物。ロ短調ソナタと「悲しみのゴンドラ」の編曲もブランケステインがおこなっています。
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演奏者情報
◆ ディーデリク・ブランケステイン(オルガン)
1996年生まれ。アムステルダムの自由大学とプロテスタント神学大学で神学を修め、アムステルダム音楽院ではオルガンを学んで修士号を取得。その後、ユトレヒトでプロの音楽家のための合唱指揮の応用コースを受講し、ピアノ、通奏低音、即興演奏、クラヴィコードの指導も受けたのち、数々のオルガン・コンクールで受賞。
教会オルガニスト、コンサート・オルガニスト、合唱指揮者、教育者などとして活動。教会音楽家としては、ナイケルクのフローテ教会と、アーメルスフォールトのフォンテイン教会で演奏し、2022年10月には、ユトレヒトのルーテル教会カントル兼オルガニストに就任。
2022年にはリストのピアノ・ソナタ ロ短調のオルガン編曲を出版し、新たな領域に踏み出しています。
CDは、Brilliant Classicsなどから発売。

トラックリスト (収録作品と演奏者)
フランツ・リスト[1811–1886]
ピアノ作品オルガン編曲集
1.
◆ 「巡礼の年」第2年〜「結婚」 S.161/1 (編曲:エドウィン・ヘンリー・ルメア) 8'28
2.
◆ 「慰め」変ニ長調 S.172/4 (編曲:アレクサンダー・ヴィルヘルム・ゴットシャルク) 4'03
3.
◆ ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178 (編曲:ブランケステイン) 35'15
4.
◆ 「悲しみのゴンドラ」 S.200/2 (編曲:ブランケステイン) 9'20
ディーデリク・ブランケステイン(オルガン)
使用楽器:ベーツ・オルガン
録音:2022年11月24、25、29日、オランダ、ユトレヒト、ドーム教会
Track list
Franz Liszt 1811–1886
Piano works, arranged for organ
1. Sposalizio S.161/1 from Années de pèlerinage II 8'28
arr. Edwin Henry Lemare
2. Adagio (Consolation) in D flat S.172/4 4'03
arr. Alexander Wilhelm Gottschalg
3. Sonata in B minor S.178 35'15
arr. Diederik Blankesteijn
4. La lugubre gondola S.200/2 9'20
arr. Diederik Blankesteijn
Diederik Blankesteijn
at the Bätz organ of the Domkerk, Utrecht, The Netherlands
Recording: 24, 25 & 29 November 2022, Domkerk, Utrecht, The Netherlands
