傍聴者 文春文庫

折原一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167921309
ISBN 10 : 4167921308
フォーマット
出版社
発行年月
2023年11月
日本
追加情報
:
384p;16

内容詳細

結婚が決まっていた親友の死に疑問を抱き、ライターの池尻淳之介は真相を探り始めた。“婚約者”牧村花音は、複数の交際相手を騙し、練炭自殺に見せかけて殺害したとして起訴される。そして迎えた初公判の日、傍聴席で被告を真剣に見つめる四人の女―。貴方もきっと翻弄される、先読み不能の傑作ミステリ。

【著者紹介】
折原一 : 早稲田大学卒業後、編集者を経て88年に『五つの棺』(後に改作して『七つの棺』)でデビュー。以後、大胆な叙述トリックを駆使した本格ミステリーからトラベルミステリー、サスペンス、ホラーと幅広い作風で活躍。95年には『沈黙の教室』で第48回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。2018年には『異人たちの館』が本屋大賞発掘部門「超発掘本!」に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • のんちゃん さん

    ライター池尻は親友の自殺に疑問を抱き、調べ始める。すると花音という女性が浮かび上がり、彼女は他の余罪も含め逮捕起訴される。その初公判傍聴に偶然集った4人の女性は、そこでこの裁判を見届ける活動を始める。読み返し必至のミステリー。うーん、面白かったんだけど、池尻のレポートと女性4人の会話が並列で進む展開が私には読みづらく、内容も仕掛け過ぎの感がした。でも初読みの作家さんだし、もう何冊かこの方の作品、読んでみようた思う。しかし、着想といい、よく出来たお話だとは思った。最後に彼女達、傍聴者が題名の意味がわかる。

  • NAOAMI さん

    いわゆる毒婦事件。結婚する相手が悉く練炭自殺かのように殺される。犯人として逮捕された女の赤裸々な発言が続く法廷を傍聴する4人の女性。親友の自死に疑問を持ったフリーライターが女を追い詰めるルポが併行して進む。自殺に追い込んだかもしれませんが殺していませんと強調する被告人の発言の真偽に何かが隠れていそうで、よくわからないまま後半へ。傍聴者4女性の正体が割れ、一部に登場しなかった真犯人まで現れ混沌。4女性の正体が入り組み複雑ながら結局は一族連携犯罪。確かに先読み不能だが、フリだけで後出し長男巨悪はわからん過ぎ。

  • ベローチェのひととき さん

    妻から廻ってきた本。ライターの池尻淳之介は結婚が決まっていた親友の練炭自殺に疑問を持ち、独自に真相を探り始める。親友の婚約者であった牧原花音は、複数の交際相手を練炭自殺に見せかけて殺害したとして起訴される。池尻淳之介の調べている過程と、花音の裁判を傍聴した後に喫茶店に集まった4人の女性の会話が並行して物語が進められていく。最後にその様なラストが待っているとは…

  • ★メルティ★ さん

    昔読み漁った折原さん、久々でした。やっぱり叙述トリック騙されましたー。色々と登場人物が多いのがミソだね。大きなどんでん返しはないものの、あの人があの人だったのねというかんじ。

  • はんく さん

    いやはや何とも言葉が出ない。感嘆のあまりではなく呆れてだから始末が悪い。現実にあった事件をモチーフに虚実入り雑じったミステリでお馴染みの「〜者」シリーズだがこの作品もその例に洩れない。ストーリーはフリーライターの手記、裁判を傍聴するのが趣味の女性4人組の会話。そして被告人の裁判3つが入れ代わり進行する。それなりのミステリ読みならタイトルから重要なのは何かは当たりがつくはず。ただあまりにアンフェアすぎる。作者はフィクションを装ったノンフィクションで逃げているがそれで片付けられたらあまりに卑怯なやり口だ。

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折原一

早稲田大学卒業後、編集者を経て88年に『五つの棺』(後に改作して『七つの棺』)でデビュー。以後、大胆な叙述トリックを駆使した本格ミステリーからトラベルミステリー、サスペンス、ホラーと幅広い作風で活躍。95年には『沈黙の教室』で第48回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。2018年には『異人たちの館

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